たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

北海道旅行記(4):北斗12号で新函館北斗へ

北海道からの帰路は、ほかの人たちは新千歳14:30発のNH66便を予約しているのだが、自分と息子は昨年開業した北海道新幹線の初乗りを兼ねて、鉄路で帰京しようと思う。

鉄路で帰京するのであれば登別駅から乗れば良いのだが、レンタカーを返却しないといけないので、一旦新千歳空港近くの営業所まで付き合う。

営業所から、ほかの人たちが新千歳空港行の送迎バスに乗る中、我々2人はワゴン車に乗って南千歳駅へ…。 東京まで8時間強の旅のスタートです!

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南千歳駅から乗車するのは初めてであるが、乗換駅という印象に比して意外に人がいっぱいいて、中には北海道新幹線に乗り継ぐっぽい「乗継」の指定券を持つ人もちらほら。東京まで行くのかはわからなかったけど。

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南千歳12:45発の特急北斗12号に乗車し、新函館北斗まで向かう。

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この区間スーパー北斗に乗る方が多く、183系の北斗に乗るのは久しぶり。 車内は綺麗にリニューアルされているが、造りは往年の国鉄仕様で懐かしい。

GW中なだけあって混雑はしていたが、満席ではなかった。

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どんよりとした天気の中、北海道らしい景色を横目に快走。

朝いた登別を13:27に通過し、昨日いた洞爺を14:08に出発すると、昨日登った有珠山、そして昭和新山を臨むことができた。ここまで1時間20分、そして、新函館北斗まではあと1時間40分…。北海道は広い。

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今やこの北斗系統の一部しか営業していない車内販売。少しでも足しになればとコーヒーセットを注文。 セットで390円とそれほど高くなくてオトクだった。

今やJR北海道は良い話題をとんと聞かないが、自分が北海道をよく旅していた頃は、最新の列車が次々と登場し、スピードも大きく短縮するなど勢いのある時代だった。この頃は今4時間弱かかっている札幌~函館間は最速のスーパー北斗で3時間切ってたし、今乗っている北斗ももっと速かった。 車内販売に協力するくらいじゃ微々たるものだろうけど、JR北海道には再びあの頃に戻ってほしいなと切に思う。

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14:36発の長万部を過ぎると、内浦湾に沿って進む。この区間はスピードも速く軽快に走るも、南千歳を出発して2時間、さすがにくたびれてきた…。

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森を15:19に出発すると、駒ケ岳の雄大な姿が間近に迫り、北海道の旅が終わりに近づいたことを知らせてくれる。 飛行機に乗ってしまうとこのあたりまでわずか10分くらいで来てしまうが、列車の旅もいいものだ。

大沼公園を15:42に出発すると、新函館北斗まではもう少し。 函館平野の展望が開けると、15:51定刻に新函館北斗に到着である。

3時間の列車の旅、景色はめまぐるしく変わり、見飽きることはなかったものの、鉄路で東京に帰る立場として考えると、新幹線の駅まで3時間以上かかるというのはさすがに連絡手段としては長すぎ、空路のバックアップ手段としてはまだまだ使えないなぁというのが実感で正直くたびれた。

札幌まで開業する2030年度にようやく真価が問われるのだろうが、そこまでJR北海道がちゃんと企業として存続しているのかの方が心配である…。

さて、ここからは北海道新幹線に乗りますよ。

(つづく)