たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

長野旅行記(2):ろくもん1号に乗車

7月18日(土)。新宿線本八幡へ行き、京成八幡から京成に乗って親と合流し、まず向かったのは上野駅

150718_001.JPG

150718_002.JPG

上野9:06発のあさま655号に乗り、軽井沢へ向かう。

このあさま655号は珍しい上野始発の臨時列車であるが、そのおかげで今回この列車だけ指定席が確保できたありがたい存在である。 入線がギリギリで慌ただしい東京駅と違って早めに入ってくることもあり、我が家は別に上野でもそんなに不便ではないし、上野始発も悪くない。

150718_003.JPG

上野出発時点ではそれほど混んでいなかったが、大宮で一気に満席となる。さすが3連休だけあるな。

大宮からは軽井沢までノンストップで10:01に到着。新幹線は早いね。

150718_004.JPG

ろくもん号の出発までは40分ほどあるのだが、あいにく雨がしとしと降っていたので外の散策はあきらめ、しなの鉄道のホームへ向かいましょう。

150718_005.JPG

やってきましたろくもん号! 茶色1色、ロゴで埋め尽くされた外観はザ・ミトーカ仕様でもはや見飽きた感があるが、ぱっと見た感じはやはり目を惹くし、何より115系なのが嬉しいね(笑)

150718_009.JPG

ろくもん号のロゴは真田家の家紋をアレンジしたものらしいが、逆にしたらどう見てもミッキーに見えるのは自分だけだろうか…。

150718_010.JPG

方向幕は登場当初は普通列車と共用で国鉄方向幕だったそうだが、今は専用の方向幕に変更された。 それはそれでちと残念。

さて早速乗車しましょうか。

150718_006.JPG

食事なしプランの1号車は、ボックス席中心。窓配置やAU75の送風口が並ぶ天井を見れば種車の面影を色濃く残すが、それ以外はよくまあここまで徹底的に改造したものだと感心する。

150718_007.JPG

我々の席は4人掛けボックス席であるが、広いテーブルが置かれ115系のボックス席とは雲泥の差である。 今回、息子分は膝の上扱いなので3人しか確保してなかったが、幸い4人目は来なかった。

全車満席とアナウンスがあったけど、1号車は常に空席があった。

150718_008.JPG

これもミトーカ列車標準仕様の木のプール。4歳の息子にはちょうどぴったりで楽しく遊んでいた。 こういう設備があると子連れ旅はとっても楽でありがたい。

150718_011.JPG

1号車には売店があり、食事やお土産を販売している。こういうフリースペースが充実しているのも嬉しい。

ろくもん1号は定刻10:40、軽井沢を出発。長野まで2時間半の旅である。

この1号車、クモハ115-1529はラッキーなことにモーターがついている(っていうか、食事なし号車がクモハだったからろくもん号を選んだのだが(苦笑))。 ろくもん号は比較的ゆっくり走るものの、MT54のモーター音を聞きながら特別列車に乗るというのは実に格別だ。

150718_012.JPG

中軽井沢を発車してしばらくすると、右手に浅間山が見えるはずのスポットが近づき、ろくもん号は徐行運転をしてくれるのだが…あいにくの雨なのが残念だ。 このあたりが最高点で、後は長野まで下っていくそうだ。

この区間は1992年に急行能登で通っただけなので、昼の景色は新鮮で楽しい。

150718_013.JPG

ろくもん1号は各停車駅ごとに10分ほど止まったりする。 途中の田中駅では後続の普通列車に抜かされる始末だが、急ぐ旅ではないので全く問題ない。 むしろ駅ごとにホームに降りられる余裕があるのは最近の列車では味わえない楽しみだ。

ただ、自分はホームに降りるたびに115系が気になって気になって仕方がなく、実に忙しかった(苦笑)

150718_014.JPG

150718_015.JPG

軽井沢名物のミカドコーヒーと、車内販売の鶏そぼろ&照り焼き弁当で昼食。 車内販売は当初は3種類ほど弁当を売っていたようだが、今は1種類だけのようである。 ただなかなかボリュームがあって美味しかった。

150718_016.JPG

150718_017.JPG

11:59着の上田駅ではまんじゅうの販売に写真撮影タイムと盛りだくさん。 我々も記念撮影してもらった。

150718_018.JPG

150718_019.JPG

車両基地のあるしなの鉄道の要衝、戸倉駅(12:29着)では、温泉茶のサービスもある。 各駅ごとに規模は小さいながらも楽しめるイベントが用意されていて、いい気分転換になる。

150718_020.JPG

幸い雨もやみ、千曲川を渡るともうすぐ終点の長野である。

定刻13:05、長野駅に到着した。

150718_021.JPG

軽井沢から長野までは普通列車でも1時間半で着くところ、2時間半もかかったが、全く退屈しなくて、楽しく過ごすことができた。 これが指定券1000円だとしたらお買い得だと思う。

個人的には食事つきコースもいいけど、1万2千円もかかるのでこのくらいのカジュアルなプランで十分な気がした。 逆に言うと最近、高額な料金設定しかないクルーズトレインが増えている中、気軽に乗れるプランが楽しめるこのろくもん号はとても貴重な存在だと思う。

個人的には115系ということが非常にポイントが高く、近いこともありまた乗ってみたい列車だ。 今度は全車食事なしプランのろくもん3号に乗って違うインテリアの2号車や3号車にも乗ってみようかな。