たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ホーチミン弾丸1泊2日旅行(8):ホテルマジェスティックサイゴン

今回の旅行では1泊しかしないので、ホテルはそれなりに良いところにしたかった。

しかしシェラトンなどの外資系ホテルは比較的安いとはいえ1泊2万円くらいするし、ニッコーサイゴンは設備が良いが市の中心部からはかなり離れていて弾丸旅行には使いづらかい。

なのでホーチミンに残るクラシカルなホテルの代表格、ホテルマジェスティックサイゴンに泊まることにした。

140811_119.JPG

サイゴン川のほとりに建つこのホテルは、1925年築と歴史あるホテルで、コロニアル風の建物とその豪華な造りから外資系ホテルと並ぶ高級ホテルの一角を占めている。しかし値段はそれほど高くなく、今回予約した部屋は1泊1万4千円ほど。

またこのホテルはホスピタリティも高く、口コミでは高評価が多かったので楽しみだ。

140811_120.JPG

140811_121.JPG

140811_122.JPG

ドアマンが控える正面玄関を入ると、朝の日差しを存分に浴びたロビーが出迎えてくれる。非常に高級感あふれるロビーであるが、WiFiも入るなど設備はしっかりしている。

朝チェックインした時、部屋に入れるのは14時からと言われていたのだが、市内を散策してツアーに乗るためにロビーに戻ってきたらリクエストもしてないのに11時には入れるように調整した、とわざわざ伝えてくれた。

結局この日はツアーそして市内観光をしてから戻ってきたのでその努力をフイにしてしまったけど、顧客本位の対応に感心した。

140811_123.JPG

古風な螺旋階段も歴史を感じる。

さて市内観光を終え夕方ホテルに戻り、いよいよ部屋に入ります。

今回、値段重視と道路沿いだと騒々しいのでは、と言う理由でシティビューの部屋を予約していたのだが、リバービューの部屋にアップグレードしたとのこと。それはそれで大変有り難い。

140811_125.JPG

140811_126.JPG

広さは30平方メートルと言ったところか。広くはないが狭くもなく1人旅にはぴったり。部屋の設備は比較的シンプルではあったが、内装は落ち着いており歴史を感じる。

ただし設備は最新であり、液晶テレビNHK(ただし日本語放送ではない)も入るし、WiFiもしっかり入った。

140811_127.JPG

ベッドはほど良い固さで寝心地も良かった。

140811_128.JPG

南国らしくウェルカムフルーツも充実。ちょっと食べてみたが美味しかったです。無料の水も2本ついていたのは大変有り難い。

140811_129.JPG

140811_130.JPG

水回りはしっかりしていて、驚くべきことにウォシュレットがついていた。海外では珍しい。シャワーブースこそなかったが、バスタブは底が深く湯船にお湯をしっかり張って疲れを癒すことが出来た。

さてリバービューと言うことでサイゴン川の景色を見てみることにしましょうか。

140811_131.JPG

140811_132.JPG

いや~とにかく「素晴らしい!」の一言ですね。道路の喧騒と、優雅に流れる川の流れ、そしてまだ開発の進んでいない対岸の緑と、ホーチミンの「今」を存分に堪能した。ホント最高でした。

朝食会場でも見れることは見れるのだが、マジェスティックホテルに泊まるならリバービューは絶対に外せないと思う。

140811_133.JPG
(クリックで拡大)

iPhoneのパノラマ機能で思わず撮ってみました。

ちなみに部屋は二重窓で、閉めてしまうと道路の騒音はほとんど聞こえず、全く問題なかったです。

ただ一点、残念なことはこの部屋は新館であったことである。普通は新しい方が人気なのだが、このホテルは歴史ある旧館の部屋の方が人気なのだ。

140811_124.JPG

奥、青い光に照らされた廊下が旧館で、自分の部屋がある手前側が新館である。ただ、どちらの廊下にも重厚な絨毯がひかれ、自分の部屋も最初新館だとは全く気付かないほど、調度品など旧館の雰囲気をうまく表現していたので、自分としては新館か旧館かよりむしろリバービューの眺望を楽しめた方が良さそうに感じた。

140811_134.JPG

ホテルの中庭にはプールがあり、市内の喧騒から隔離されたシティリゾートを満喫できるので人気がある。なのでシティビューの中でも特にプールビューが人気なのだが、プールビューは普通の予約サイトでは指定できない。

シティビューは建物の古さゆえ下手すると廊下に面した窓しかない部屋に当たる可能性もあるようで、それを考えてもリバービューを選んだほうが良いように思うし、今回思いがけずリバービューの部屋になったのは大変ラッキーであった。

140811_135.JPG

140811_136.JPG

夕方のロビーはシャンデリアの柔らかいライトに照らされ、一層華やかであった。

そしてライトアップされた夜のホテルも素晴らしかった。

140811_137.JPG

140811_138.JPG

この落ち着いた雰囲気は歴史あるホテルだからこそですね。

140811_139.JPG

140811_140.JPG

部屋に入ると、ターンダウンがされていてチョコが置かれていた。最近高級ホテルでも言わないとやってくれないターンダウンをしてくれるなんて素晴らしい。

140811_141.JPG

140811_142.JPG

そして何ともロマンティックなこの夜景!こんな絶景を手軽に楽しめるなんて…マジェスティックホテル最高です。

と言う感じで、このホテル予想をはるかに上回る素晴らしいホテルでした。ホーチミンに何度も来ることはないけど、次回もリピート確定なくらい素晴らしいです。

クラシカルなだけでなく設備も良いし、立地、ホスピタリティに至るまで文句のつけようがなかったです。

ただ、このホテルは現在裏手の空き地にタワーを建設中で、近い将来タワーホテルを併設するそうだ。新しいタワーも内装は従来の雰囲気を維持するみたいだけど、今の新館は旧館と一体になっているので目立たないが、タワーはさすがに新しすぎてちょっとなぁという気がする。

タワーはタワーで良いところもあると思うので、旧館の雰囲気を活かしながら、新たな1ページを開いて行ってほしいと切に願うところです。