たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

トワイライトエクスプレス乗車記(3):車内散策

トワイライトエクスプレスの最初の見どころは何と言っても入線シーンのクルーの挨拶。 11時少し前にホームへ行くと、早くもカメラ待機列が出来ていた。

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定刻の11:11に入線!

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テレビや雑誌などで何度も見た光景であるが、実際の眼で見るとやっぱり感動しますね~。

本日のクルーの中にはこの前のリアルスコープで出てきたコックさんなどもいて、思わず挨拶。よろしくお願いします。

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札幌行の方向幕、トワイライトのエンブレムが高揚感をさらに高めてくれる。

入線が発車時刻の約40分前と早いので、写真を撮ったり買い物したりする時間が十分あるのが嬉しい。 最近の列車は東京駅の新幹線を筆頭に慌しく入線し発車する場合がほとんどだが、長距離列車は本来こうあるべきで、JR西日本の心遣いが嬉しい。

さっそく車内に入りましょうか。

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デッキにはトワイライトのエンブレムが入ったカーペットが敷かれている。 北斗星と同じ24系だがこれだけでも全く雰囲気が変わるのはさすが。

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まず一部屋だけ取れたツイン。 それほど広くはないが、天井まで届かんばかりの大きな窓が開放感がある。 残念ながら今回は義母と娘の部屋なのでほとんど滞在できず…この部屋を中心拠点にしようかと思ったが、さすがにツインの部屋に5人全員集まるのは無理があった。

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ということで車両を移動。 今回、ツイン1部屋とシングルツイン1部屋は5号車だが、残りのシングルツイン1部屋は6号車なのである。5号車は禁煙車なので嫁と息子が使うことにして、自分は6号車の部屋を使うことにした。

シングルツインは両側に部屋があるので、通路は中心にある。シックな色遣いの廊下はまるでホテルの廊下のようだ。

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さてシングルツインの部屋であるが、畳1畳分くらいしかないので正直狭い。 2人分のソファはあるが、大人2人だと正直息苦しいかなぁと思う。

ただ1人旅であれば、ソロよりははるかに気楽だし、窓の景色を見ながら移動できるのもよい。 何より木目調の落ち着いた内装が本当に素晴らしい。

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B個室なのでテレビなどの設備はなく、音楽が聞けるだけ。ただし、コンセントがついているので22時間の長丁場でも電源を気にする必要がないのが有り難い。

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シングルツインなので予め上段は用意されている。 窓がないので圧迫感があるが、屋根裏部屋のような上段で寝るのも楽しそうだ。

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B寝台は昔ながらの設備ではあるが、内装は綺麗になっているのでそれほど古臭さは感じなかった。 2両連結しているが、禁煙車の8号車はそこそこ乗っていたが9号車はガラガラであった。

続いて外を見てみよう。

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最後尾の展望スイート。 果たしてどんな人が乗っているんでしょうかねぇ。

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牽引機はEF81 44。今日の編成は第1編成のようだ。

ツイン、そしてサロンカー「サロン・デュノール」と大きな窓が目を引く。 感心したのは、濃緑色の上品さ。登場時にこの塗装を見た時「常磐線かよ!」と真面目に思ったのだが、ブルートレインの青色とはまた違った深みのある落ち着いた色合いがとても気に行った。

そして、北斗星とは全く違い、外板は年季こそ感じたがベコベコしたり塗装がはげたりすることは一切なく、如何にJR西日本がこの客車を大事に扱っているかがよくわかる。 北斗星ももうちょっとちゃんとメンテナンスしてくれればいいのに。

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そんなわけで40分はあっという間に過ぎ時間が足らないくらい…。

定刻11:50。長距離列車にふさわしく、札幌に向けてゆっくりと動き出した。

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サロンカーの大きな窓から、過ぎ去っていく大阪の街並みを味わう。 そして「いい日旅立ち」が流れます。

「皆さまの夢を乗せて、トワイライトエクスプレス大阪駅を出発いたしました」 皆さまの夢ってのはベタな気がするが、確かにこの1ヵ月間夢見てたなぁ。

特に今日はこの列車に乗るまでが大変だった分、余計に嬉しい。 最高だね!