富士登山の練習に大山へ行くことにした。
大山は標高1252m。途中まではケーブルカーもあり、比較的初心者向けではあるが、大山ケーブルバス停からケーブルカーに乗らずに登ると高低差は940m以上とそこそこあり、練習にはうってつけである。
が、難点は東京東部からだと遠いこと。だが千葉や茨城にはこのクラスの山がないので仕方がない。
6月30日(日)。早起きして6時前に家を出て、新宿6:51発の小田急の急行に乗る。
この時間でも小田急は混んでいて、登山者もちらほら。
今回は小田急の丹沢・大山フリーパスを利用。往復+バスがセットになっておりお得な切符だ。
1時間ほど乗って7:53に伊勢原に着く。が…
8:05発の大山ケーブル行バスは長蛇の列…orz
もちろん座れず、積み残しも出る始末。
結構道は細く、20分以上揺られるのでしんどかったが、なんとか大山ケーブルバス停に到着。
ここから土産物屋などを眺めながらケーブル駅に向かうのだが、ずっと登り坂の石段を登っていくので意外にしんどく、息を切らしてしまう。大山恐るべし。
今日は普通の休日なのでまだケーブルカーも動いていないので、ケーブルカーに乗らずに登山。
いい感じですなー。
中腹の阿夫利神社下社まではきつい男坂とらくらく女坂に分かれるが、自分は勿論!女坂を行く(笑)
一応理由はあって、途中の大山寺に寄るには女坂を通らないといけないのだ。
せっかくなので道中の無事を祈って参拝。
近くにはケーブルカーが走っていて、ちょうど動き出したケーブルカーが見えたのでパチリ。
ケーブルカーの駅から30分ちょっとで阿夫利神社下社へ到着。ここまではまだまだ楽勝モード。境内は広々としていて、ケーブルカーで来た一般客も多く、まだ登山という感じでもない。
眼下には相模湾や江ノ島も遠望できたが、上空の雲があやしい…。
今日はまだ晴れだと思ったのだが、山の天気は動きが激しい。これでは山頂の景色は期待薄だなぁ。
さて少し休憩を取って山頂へ向かいましょう。
…と、脇の鳥居を通ったらいきなりの階段で気分が萎える…。
これは結構きついな。
岩場も多く、これは本格的な登山だ。
ケーブルカーから山頂へ向かおうとする普通の人も結構いたけど、こりゃ大変じゃないのかな。
8丁目の夫婦杉。途中から分かれてるような気がするけど…。
大山は登山道にX丁目とどこまで登ったがわかるようになっているのだが、山頂は確か28丁目…遠い。。。
段々ガスってきて、霧雨が降ってきた。
幸い雨にはならなく、むしろ涼しいくらいなのが助かったが、山の天気は当てにならんなぁ。
黙々と登ります…。
もうすぐ山頂!
11時前に山頂に到着。下社からは標高差500m超を1時間20分ほど、全行程でも2時間ちょっととまずまずといったところか。
残念ながら山頂からの景色は眺望ゼロ…。
晴れていれば都内も見え、反対側は富士山も見えるらしいのだが…。
20分ほど休憩して下山します。
復路は見晴台ルートにしたが、階段が多くイマイチスピードが乗らない。階段の下山はしんどいね。
途中ぐっと視界が開け、伊勢原市街を一望できたが、このあたりは仕事でちょこちょこ来ているので、イマイチ感動なし(苦笑)
ちょうどお昼に見晴台に到着。ここは広場になっていて昼食を取るにはもってこいの場所だが、見晴台というほど景色は開けてなかったような。
調理道具持参でカップラーメン食べている人が多く、無茶苦茶美味しそうに見えた(笑)
ここからは足場は悪く鎖場があったりするが、高低差はほとんどなく木立の下を歩くルート。
丹沢大山フリーパスのパンフでミニ散策ルートで紹介されているからか再び一般客が増える。
でもここをヒールや小さい子と一緒に歩くのはしんどいと思うけど…。
二重滝を過ぎるとゴールはもう少し。水の量は少なかったが、音が涼しげだ。
12:15頃に下社へ到着。1時間かからなかったのでまあまずまずと言ったところか。
茶屋で休憩した後、12:40発のケーブルカーで下山します。
体力的には十分下山可能だったのだが、ひそかな目的にケーブルカー乗車ってのがあったので(笑)
ケーブルカーだとあっという間!6分でケーブル駅に降りてきました。
さて時間はまだ13時前なので、お風呂に入ろうと思う。あいにくの天気で比較的涼しかったとはいえ、汗もかいたので。
ここは大山温泉という温泉があるらしいのだが、立ち寄り湯はないようなので、バス通りを少し歩き、東学坊という旅館に行く。
ここは温泉ではないが露天風呂があり、結構風情のあるところなのだが、残念ながら男性は今日は露天ではないとのこと…。
風呂は誰もおらず、のんびりと過ごせたが、たしか800円だかの値段を考えると、ちょっと高いかな。スイーツ込みのプランもあるようなのでそっちのほうがいいのかも。
そんなわけで、バスに乗って小田急で帰宅。
帰りにカップラーメンを買って自宅で遅い昼食としました(笑)。
美味しかったが、自宅で食べてもねぇ。次は山頂で食べよう!
比較的短時間の登山ではあったものの、往復の標高差は1500mくらいはあったはずで、なかなか充実した練習であった。
山頂からの景色が見れなかったので次は眺望の利く時に行きたいな。