たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

20年ぶりのミュンヘン市内観光 / 2024.02 ドイツ1泊4日弾丸旅行(5)

の続き。

ミュンヘンの街歩きは2004年以来20年ぶり。まずは市の中心部マリエン広場へ向かうとしよう。

ペーター教会からミュンヘン旧市街の絶景を愉しむ

マリエン広場に出ると、堂々たる新市庁舎が出迎えてくれる。ミュンヘンと言えばこの新市庁舎。変わらぬ姿が懐かしい。

マリエン広場もイベントが開かれていて多くの人で賑わっていた。日曜なのでシーンとしてるのかと思ったが、賑わっていて楽しい。

さて今回最初にめざしたのはこのマリエン広場の南側に位置するペーター教会である。

Turmbesteigung „Alter Peter" - Stadtpfarrei St. Peter, Alter Peter, München

ミュンヘン最古の教会と言われるペーター教会であるが、高さ91mの塔の上から、新市庁舎やフラウエン教会といったミュンヘンのシンボル的な建物を一望できるスポットで、ガイドブックなどでは必ず紹介されている。

自分は2004年にフラウエン教会の上に登って市庁舎を眺めたことがあるのだが、なぜかこのペーター教会が未訪だったので、今回是非訪れたいと思っていた。

4travel.jp

5ユーロを払い塔内に入る。塔の上に行くには階段を登らないといけないのだが、これが結構きつい。特にアウグスブルクで歩き回った後なのでかなり辛かった。フラウエン教会はエレベーターで昇れるので、だから20年前そっちに行ったのかもしれないが、眺めも全くないのでとにかくきつかったな…。

なんとか14階の塔の上へ。お疲れ様でした…。さて、ここからの眺めは…。

おお、これですよこれ。ミュンヘンらしい景色を一望できて大満足である。願わくば天気が晴れてればなお良かったのだけど、まあこればっかりは仕方がない。

ミュンヘンの市内を360度大パノラマで堪能できる。さすがにバイエルンアルプスの山々までは見えなかったが、満足です。

市庁舎やフラウエン教会の方角をパノラマで撮ってみました。いやあ、良いですね。ここはなかなか体力を使うけど、超おすすめです。

せっかくなのでペーター教会の中も見学。賑やかな広場から一点、厳粛な空間が広がっていた。

マリエン広場へ戻り、ノイハウザー通りをぶらぶら。カールス広場でもイベントが開かれていて、出店やアトラクションも多く出ていて大賑わいだった。そういえばこの週末、ドイツはカーニバルが開かれているはずで、この賑わいはその関連イベントなのかもしれない。これはこれで良い時期に来たな。

せっかくなのでフラウエン教会も再訪。入口にある悪魔の足跡も改めて眺めるが、うーん。これ、きっと誰か作業者の足跡としか思えんな…。

レジデンツに初訪問

続いては、レジデンツへ向かう。

Bavarian Palace Administration | Munich Residence | Overview

ミュンヘンの観光地としてまずあげられるレジデンツだが、自分は以前ミュンヘンに来たときはドイツ博物館に行ったので、実はレジデンツにはまだ行ったことがなかった。まるでお上りさん状態だが、ドイツ13回目にして、初のレジデンツ訪問である。

新市庁舎の奥の立派な建物から中に入る。ここはさすがに日本人があちこちいたな。

レジデンツといえばまずはアンティークヴァリウムだろう。大きくて広い!

ルネサンス様式の丸天井に様々な彫像が飾られた様は本当に見事。月並みだけど来て良かったです。

あとは適当に見て回ればよいかと思っていたのだが、このレジデンツ、とにかく部屋が多くて一つ一つじっくり見てたら時間が何時間あっても足らない。ショートカットコース通ってヴィッテルスバッハ家の肖像画が並ぶ祖先画ギャラリーを見て外に出るがそれでも1時間弱はいたと思う。機会があれば、今回訪れていない部屋や、クヴィリエ劇場も改めて見てみたいところだ。

夜と朝のミュンヘン街歩き

夕方、もう少し観光スポット巡りができないかなと思い、マリエン広場から南西方向のゼンドリンガー通りを歩く。

このあたりはセンスのよさげな店が立ち並ぶが、あいにく日曜なのでどこも開いておらず、ウィンドウショッピングを楽しむ。

訪れたのはアザム教会。ゼンドリンガー通りに面する小さな教会で、しかも外は工事中だったが、中のバロック様式の装飾が見事だという。残念ながら夕方のミサ中で中は入れなかったのだが、外の窓からちょっと覗き込む。そこからでも十分わかるくらい、豪華絢爛で重厚な装飾には目を見張った。

マリエン広場に戻る頃には日も暮れてきたが、新市庁舎のライトアップがまた綺麗だった。今日は良い日だった。が、明日の朝にはもう帰っちゃうんだよなぁ。哀しい。

翌朝。空港に行く前に再びマリエン広場へ。

昨日の賑やかな雰囲気から一転。静かな広場であった。まさにこれから夜が明けようとする凛とする空気感、自分は大好きである。

ゼンドリンガー通りを歩き、旧市街との境目に建つゼンドリンガー門を眺める。中世の雰囲気を今に残す立派な門であった。このような門が市街地のど真ん中に残るミュンヘンは良い街だね。

ミュンヘン市内観光のまとめ

20年ぶりのミュンヘン街歩き、楽しかったです。ここ最近、ドイツ南部に行くことがなかったので、バイエルンの中心地らしくどことなく陽気な雰囲気が魅力のミュンヘンを久々に味わえたのは良かった。そしてようやくレジデンツにも訪問できたのも良かったです。

ただミュンヘンそのものは観光スポットがそれほど多くはないので、次回来ることがあれば、周辺観光地とセットで改めて訪れてみたい。今回はシーズンオフだったので行けなかったのだが、個人的には、ルードビィヒ2世が謎の死を遂げたシュタルンベルク湖ミュンヘンからSバーンで30分ほどという近い場所にあり、船旅も楽しめるようなので次はGWにでも行ってみたいところだ。それまでにマイル貯めないとだけど…。