たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

台南発祥の地、夕暮れの安平へ / 2024.01 台南旅行(5)

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の続き。

台南駅に着いた時点でもう16時。急いで観光しないとである。

路線バスで台南発祥の地、安平へ

まずは駅前ロータリーの北站バス乗り場から、16:05発の2系統のバスに乗って安平へ向かう。安平は市街地から5キロ離れているのだが、台南発祥の地として重要な場所なので、ぜひとも行ってみたかった。

バスは悠遊カードをタッチするだけ。しかも悠遊カード利用だと通常18元の運賃が半額になっていた。台湾の旅に悠遊カードは欠かせない。さらに台南のバスは日本語アプリもあって今どこを走っているのかも一目瞭然なのでとても便利である。

Card

ただこの2系統、どういうわけか市内中心部をぐるっと回るルートで、しかも台南の市内は渋滞が激しく、なかなか安平に到着しない。Googleによると目的地は営業時間が17時までと出ているのだが、間に合うのか…。

やきもきしているうちに郊外に出て少しはバスもスピードが上がり、安平には16:50過ぎに到着。

写真を1枚だけ撮って目的地へ急ぎましょう。

安平のシンボル、安平古堡

向かった先は安平のシンボル、安平古堡

安平古堡

17世紀にオランダ人が築いた城塞で、のちに鄭成功が拠点とした台南発祥の地である。

なんとか切符売り場にたどり着いて入場。営業時間が17時半までで17:10には切符売り場がクローズするようだったので結構ギリギリだった。

オランダ時代の史跡は城壁の一部が残っている程度だが、なんというか歴史の息吹をそこはかとなく感じる雰囲気が良かった。

日本統治時代に建てられた燈台を活用した展望台に登る。それほど高くはなかったのだが、安平の市街地を一望する。海岸線は埋め立てによって遠く離れてしまっていたが、安平のごちゃごちゃした街並み、そして台南のビル群も一望でき、なかなかの景色であった。

安平の観光スポットとしてもう一つ有名なのが、かつての倉庫がガジュマルに覆われた神秘的な光景が眺められる安平樹屋である。が、切符売り場にたどり着いた途端、バタンと窓口が閉まってしまった(泣)ここも17:10クローズだったらしい。走っていけば良かった。残念。

安平の昔ながらの街並みを歩く

気を取り直して、安平の旧市街をぶらぶらすることにする。

土曜の夕方ということもあって、屋台が道の両側に並び、多くの人で賑わっていた。台南最古の街だけあって、台北などの夜市とはまた違ったのんびりした雰囲気がとても居心地が良かった。

安平と言えば海鮮料理。ガイドブックにもよく出ている陳家蚵捲という店に入り、蚵仔煎を食べる。蚵仔煎は台湾に来たら必ず食べる好物なのだが、ぷりぷりとした大きな牡蠣がとても美味しかった。本当は牡蠣の巻き揚げとかもっと食べたいものがあったのだが、まだ夕食の時間じゃないし、一人じゃ食べきれないだろうと思って断念した。1人旅の辛いところだね…。

大きな楼門が印象的な天后宮に参拝し、安平港へ。ちょうど夕暮れのタイミングで、夕空がとっても綺麗だった。この安平の雰囲気、良かったけど、もう夕方とは早すぎる。台南市内の観光は夜になってしまいそうだ。

短時間ながら充実した安平観光を終え、18時過ぎのバスに乗って台南市内へ戻りましょうか。

(つづく)