松山は伊予鉄道という私鉄が市内電車、郊外電車を走らせていて、このクラスの都市規模にしては非常に充実した路線網になっている。
時間もあったので今日は郊外電車に全部乗ってみることにした。
さて嫁と別れたのでデジカメがない。夏休みの一人旅用に実家のデジカメをずっと借りていたのだがさすがにまずいと思ってこの前車を取りに行ったときに今日の行程をよく考えずに返してしまった…。
なのでやむを得ずマイFOMAのしょぼい画像になってしまいますた…。
14:50にJR駅を出発。まず市内電車で古町へ行き、高浜線に乗る。列車は元京王の700系2両編成。座席がほぼ埋まるくらいでこの時間にしては乗車率がよい。
こまめに駅に止まって客を降ろし、20分ちょっとで終点高浜に着いた。ここは高浜港や松山観光港の最寄りで、すぐ近くは海である。
ちょっと意外であったが結構離島航路の地元乗り継ぎが多いようであった。
まあ他には特に見るものもなかったのでそのまま戻る。
今度は反対方向の横河原へ向かう。こちらは平野部を淡々と進む。
線路条件が悪いのか思いのほかのんびりと走るので、朝早かったこともありちとまどろむ。
終点横河原までは約1時間かかった。古びた駅舎であったが、こういう駅舎は最近なかなか見ないので貴重な存在である。
ただここも特に何もなさそうであったのでそのまま乗ってきた電車で戻る。
元来た道を再び戻って、松山市駅に着いたのは17時。松山市駅を中心に放射状に3方向分かれるのでどうしても戻りが多いのはやむをえないところだ。
郡中線は同じく元京王であるが車種が異なり800系の2両編成。夕方になってきたので客も多くなった。
さすがに11月になると西日本でも17時を過ぎると暗くなる。終点郡中港に着く頃には日もだいぶ翳っていた。ともあれ、郊外電車は完乗である。
帰りはJRにしようと思っていたのだが、17:17発が出たばかりで、次は…と思ったら18:04発であった。17:46発が土日運休だったというのもあるが、やる気ないなあ>JR四国。これじゃ誰も乗らんぞ。
仕方がないので近くの五色浜海浜公園をぶらぶらするが、日は完全に落ちてしまい、港の夜景を眺めるのがせいぜいであった。
18:04発の松山行普通列車はキハ185系の特急格下げ車2両であった。
最初に四国に行った13年前は特急のエースだったんだが…。
まあリクライニングシートは快適ではあったけど、松山近郊でこんな感じでホント大丈夫かなあ>JR四国。
松山には定刻18:21に到着した。