たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

上海・蘇州旅行記(6):中国版新幹線CRHで蘇州へ

上海2日目は水郷の街、そして世界遺産でもある蘇州へ行くことにした。

蘇州は上海から80kmほど、中国版新幹線CRHに乗れば片道30分ほどと十分日帰り可能である。

上海駅切符売り場で切符を引き換え

12月1日(日)。まずはCRHの切符を買いに上海駅に向かう。

CRHは当日だと希望する列車の切符が買えなかったり、そもそも切符を買うのに大行列だったりすると聞いていたので、今回Trip.comのサイトでCRHの切符を予め予約しておいた。

Trip.comは香港のローズデールホテルの予約で使って以来だが、もともと中国の予約サイトCTRIPの海外版だったこともあり、中国旅行には不可欠な存在だ。

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ただTrip.comで予約をしておいても、窓口へ行って切符を引き換えないとならない。窓口が混んでいると嫌だったので、早起きして6時半くらいに切符売り場へ向かった。

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上海火車站の售票处は駅構内にはなく東側のビルにある。 24時間営業と書いているガイドブックもあるが、2019年12月現在の営業時間は朝5:00~夜0:15である。

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朝早かったからか、全く人もおらず、Trip.comのアプリを見せるとすぐに切符を発券してくれた。

切符にはパスポート番号の一部が記載されている。ID社会の中国らしい。 座席番号が載ってなくて一瞬焦ったが、どうも今は一緒に渡されるレシートの方に記載されるようだ。

一昔前だと切符を買うだけで一苦労と言われていた中国の鉄道であるが、最後のチケット購入という手間はあるもののネットで予め予約できるなんて素晴らしい世の中になったな。

ICEもどきのCRHで蘇州へ

一旦ホテルに戻ってチェックアウトをしたのち、7時半前に上海火車站へ。

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入口で荷物検査を受け、構内に入る。

中国の鉄道駅は規模がものすごく大きいとよく言われ、確かに大きいのだが、上海駅は昔からある駅を改装したこともありそこまで大きいとは感じなかった。むしろ東京駅のほうがはるかに大きいと思う。

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15分前まではホームに行くことができず、2階の待合室で待つ。このあたりの仕組みは飛行機と同じだ。

自動改札を通るには身分証明書が必要で、外国人はパスポートを見せる必要があるので一番右の有人改札を通る必要があるのだが、中国語では有人改札を「人工通道」というらしい。日本語だと「人工」のほうが自動改札っぽいので最初迷ってしまった。

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無事改札を抜け、ホームへ降りる。

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隣のホームにはE2系もどきのCRH2型が止まっていた。 車内もE2系そっくりらしい。ああ、これ乗りたかったな…。

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自分が乗る8:00発G7004南京行はICE3もどきのCRH3型であった。まさか中国でICEに乗るとは思わなかったな。

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乗車すると、デッキや売店の内装はICEそっくりであったが、普通車は2+3の横5列で、激狭とはいえないまでもかなり狭苦しかった。 たぶんシートピッチは910mmくらいしかないのではないかなと。

まあ蘇州まではわずか25分なので問題ないが、これで何時間も乗るとしんどいかも。

定刻8:00に上海を出発。しばらく在来線を走るが、新線に入るとぐんぐん加速した。

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街並みも水郷地帯の景色も全体的にゆったりしているのでものすごく飛ばしている感じはしなかったが、80kmを25分で走るのだから250km/hくらいは出しているのではないかと思う。

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定刻8:25に蘇州着。あっという間のCRH体験であったが、とても洗練されていて日本の新幹線に乗るのとほとんど差を感じなかった。 やはり百聞は一見に如かずですな。

とにかく今回の中国旅行は中国の成長に驚くばかりの旅であった。

キャッシュレス旅行断念か…?

上海駅もそうであったが、蘇州駅も入口と出口は分離されており、地下1階から出る。

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蘇州駅の場合は地下1階が南北自由通路になっているので便利だ。 そしてここから地下鉄に乗り換えられるので早速乗ろうと思ったのだが…

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券売機を見たのだが、クレジットカードもQRコード払いもできない…。

交通カード券売機だけはQRコード払いできるようだが、半日もいない蘇州の交通カードを買っても使い切れる気がしない。 上海のMetro大都会が使えればよいのに…。 現金は最低限持っていたものの、100元札1枚しかないので切符が買えない…。

うーん、中国はキャッシュレス社会というので1泊だし1元も現金使わないで行けるかなと思ったのだが、日本もそうだけどやっぱ鉄道の切符がガンなのよね…。 うーん、困った。

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とりあえず南口を出て、巨大な駅舎を眺めるが、蘇州駅前には現金をくずす適当な店が見つからなかったので、もう現金をくずせそうな場所まで歩いて観光することにした。

ということで、次は蘇州テクテク街歩きの巻です。