10月25日(土)。
普段朝寝坊な息子もしゃきっと起きて7時過ぎに家を出発し、東京駅へ。
東京8:28発なすの253号でまずは郡山へ向かいます。なすの253号はE5系+E3系0番代の16両編成。
E3系0番代はこの3月でこまちから引退したものの、E5系の増結用として引き続き東北新幹線の運行を細々と続けている。しかしいついなくなるかわからない絶滅危惧種であることから、今回この列車を指名した次第である。
息子は「ふつーのこまち!(=とE3系を呼んでる)」と大喜び。
今日は絶好の秋晴れで、東北新幹線もやまびこやはやぶさは指定券が満席の列車も多かったようだが、なすのしかも増結車両のE3系はすいていて、大宮でちょっと乗ってきたが3割くらいとガラガラであった。こんな乗車率でも車内販売は回ってきたが、E3系のみの担当じゃ商売あがったりだろうな。
E3系は新幹線とはいえ在来線規格の車両なので、横4列、シートピッチも980mmとN700系やE5系より狭く、新幹線区間だけで乗車すると狭さが目に付くね。
長丁場の旅行に備えて絵本やiPadを用意したが、早くも絵本はここで出してしまった…この先大丈夫かな?
那須の山々を左に見ながら、定刻10:03に郡山到着。東北新幹線を各駅で北上するのは初めてでなすのだけでうんざりするかと思ったが、さすが新幹線だけあって走行中は速いことから、そんなに退屈することはなかった。
次の列車は10:07発のやまびこ43号。わずか4分乗り継ぎだが同一ホームなので問題なし。
さあ、E6系がやってきましたよ!E6系のフォルムは格好良いかは別にして目を引くよね。
やまびこ43号は東京駅で見た時は指定席は満席であり、座れるか心配であったが、途中駅での下車が多かったのか自由席は空席がちらほらあり無事に席を確保。
10:21着の福島で後続のはやぶさ9号・こまち9号の通過待ちがあるので息子と記念写真。
やまびこやなすのに乗ると頻繁に通過待ちを受けるが、ホームに降りて気分転換したり、320km/hでぶっ飛ばすはやぶさ・こまちを眺めることが出来たりとそれはそれで楽しい。
広瀬川を渡り、10:47仙台着。仙台からは福島で抜かされたはやぶさ乗り継ぎの乗客でも乗ってくるかと思いきやそうでもなく、車内は閑散となってきた。3歳児との旅行なのですいているのはありがたいところだ。
古川を出ると一面の田園風景が広がる。さすが米どころ宮城だね。
一ノ関で東京9:36発のはやぶさ11号の通過待ちを受け、各駅に停車し乗客を降ろしながら盛岡へ向かう。最後の駅、新花巻を11:55に出発してふと後ろを向くと、先頭の17号車は自分たちだけになっていた。
郡山から2時間、東京からでは3時間半かかったが、全然退屈しなかった。新幹線ののんびり旅もいいものだね。
次の列車は12:37発のはやぶさ13号で、30分待ち時間があるが、今回新青森までの特急券を買っているので途中下車はできない。なのでホームや改札内の待合室で時間を潰すことになるのだが、息子はE5系とE6系の連結部分に興味津々(笑)で、30分なんかあっという間に過ぎそうであった。
ちなみにやまびこ43号のうち、E5系10両は13:07発のやまびこ48号として折り返すのだが、車掌さんに聞いたところ切り離し時刻は12:50頃とのことで見れず。残念。
さて12:37発のはやぶさ13号であるが、白石蔵王駅付近で上り列車の窓ガラス破損の影響で停車したらしく、15分遅れるとのこと。この先、新青森の中途半端な乗り継ぎ時間を利用して青森まで往復しようかと思ったのだが、ちと難しいかな…。
15分遅れてはやぶさ13号・こまち13号が到着。こまち13号が切り離され先に発車するところを見学する。
が、発車した途端に発車ベルが鳴り始め、10号車グランクラス、9号車グリーン車に乗るわけにはいかないので盛岡駅を息子を抱っこして50m走…疲れたわ(苦笑)
はやぶさ13号も東京駅の時点で指定席は満席であったが、盛岡を過ぎた段階では半分以下の乗車率で、3人掛けを独占できた。ミニ新幹線規格のE3系・E6系を乗り継いだ後のE5系は普通車であっても広々として快適だ。
盛岡駅で買った駅弁でちょっと遅い昼食。ただ息子は全体的に駅弁を食べなかった。駅弁の味付けは子供向けではないので仕方がないが、子連れの食事はちょっと考えないといけないな…。
七戸十和田駅を通過し、もう少しで新青森というところで「う○ち…」と言って慌ててトイレに向かうアクシデント?もあったが、何とか間に合って定刻より10分ちょっと遅れて新青森駅に到着。
息子は3歳ではあるがちゃんとトイレを言ってくれるのがありがたいし、この先の白鳥は古い485系なので、綺麗なE5系でトイレを済ましたのでそれはそれで良かった。
最速2時間59分で着く新青森駅に5時間ちょっとかかったわけだが、自分がぐるり北海道フリーきっぷで列車で行った頃は盛岡乗り継ぎで青森まで5時間近くかかっていたわけで、そんなに遅いわけでもないかなと思う。
むしろその頃を思い出してちょっと懐かしくなったし、適度な気分転換が出来て昨年新青森から最速のはやぶさで帰った時よりも楽しかった。
ただ今回はあえていろんな車種を乗り継いだのだが、全体的に見るといつの間にか東北新幹線はE5系・E6系が最大勢力になっていて、あれほど沢山いたE2系がすっかり影が薄くなっていた。息子なんかはE2系=はやて、E5系=はやぶさ、E6系=スーパーこまちと覚えているので、その通り運用してほしいものだ(!?)
さて次はいよいよ北海道ですよ。