たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

サンライズ出雲・ノビノビ座席下段で大阪出張 / 2025.03 大阪出張(1)

2月に引き続き大阪へ出張へ行くことになった。

往復サンライズで大阪出張

今回は月~火の出張なので、これ幸いと?前泊で行くことにした。最初は、日曜の朝出て、中国地方を乗り歩いて大阪に入ろうと思ったのだが、ふと土曜の夜のサンライズ出雲・瀬戸に乗って行くことを思いついた。

また、火曜は夕方まで仕事なのだが、伊丹発の最終便にはちょっと間に合わなそうで、新幹線で普通に帰るのも芸がないなぁ?と思ってたところ、深夜のサンライズで帰ることを思いついた。

ということでなんと往復サンライズでの出張であります。今時寝台列車での出張なんて楽しみですな。サンライズに乗るのは一昨年7月以来約2年ぶり、8度目だ。

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もちろん、仕事はちゃんとやってますよ(笑)

サンライズ出雲ノビノビ座席に乗車

ということで3月8日(土)。夜に自宅を出て東京駅へ。この日は関東地方は雪予報が出てて、悪天候に弱いサンライズが運休にならないかちょっと心配してたのだが、東海道方面は雨だったこともあり予定通り運行してくれるようだ。

常磐線が踏切支障で遅れていて上野東京ラインが乱れていたので普段より10分くらい遅れて入線。

サンライズ出雲・瀬戸がデビューしてから今年でもう27年経つが、相変わらず285系は綺麗に整備されていて、そして今や国内唯一となった寝台列車の風格を感じる。今や夜行列車を愉しめるの、このサンライズだけになってしまった。何度乗ってもこの乗車前の高揚感は楽しい。

入線が遅かったので東京駅在線時間はあと10分ほど。早速乗車することにしよう。

今回乗車したのはノビノビ座席。もう若くはないのに雑魚寝であるが、前泊での移動なのでお金がかからないノビノビ座席にした。今回往復割引も効いたので片道あたりの値段は飛行機で伊丹へ特割で行くのとそんなに変わらなかったりします。でもこの往復割引も来年なくなっちゃうんだよな。なんだかなぁ。

ノビノビ座席は今回が3度目だが、過去2階は上段の2階席だった。

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今回は下段の1階席である。下段は上段に比べて景色は今一つだが、2階への階段があるので逆に個室感はこちらのほうがある。加えて通路の人の目線は2階側に行ってしまうので、覗き込まれることも少ない。ノビノビ座席は2階のほうが一般的に人気あるのだが、個人的には1階のほうが良いのではと感じた。

ただ、ノビノビ座席ですら今や席を選べるほどガラガラじゃないんだけどね。今回も10日前くらいに思いついたときは土曜発下りということもあり当たり前のようにサンライズ出雲も瀬戸も全車満席で、e5489でキャンセル待ちの空席を拾ったのがたまたま下段だけなので。サンライズ出雲・瀬戸の人気は相変わらずである。

特に今日乗ったのはサンライズ出雲ノビノビ座席であるが、車内は若いグループ客や家族連れもおり、よくありがちな男性一人客もいるにはいるが逆に少数派だった。サンライズ出雲は瀬戸に比べても車内は華やかで、過去の夜行列車の客層とは全く異なる。このあたりもサンライズが今なお存続している理由なんだろうな。

定刻21:50に東京駅を出発。雨の中一路西へ向かいます。

横浜駅発車後のアナウンスを収録。このアナウンスの長さが夜行列車だね。

ネックピロー利用でぐっすり就寝

いつもの通り会社境界の熱海駅までは起きてて、1番線に滞泊する伊豆急8000系を眺めたらそろそろ寝るとしましょうか。

ノビノビ座席下段のカーテンを閉めるとこんな感じ。上段に比べて結構暗くなるので寝やすさも下段のほうが良いな。

ノビノビ座席は掛布団と枕布しかないので、今回ダイソーでネックピローを買って持ち込んでみた。これがあるとないとは大違い。人間枕があると全然寝心地違うんだなというのを実感する。あと今回車両の中心部だったこともあり、前回のソロではほとんど寝れなかったのだが今回は姫路までぐっすり寝ることができた。ぐっすり寝れるならノビノビ座席コスパ良くて最高ですな。

そんなノビノビ座席の唯一の欠点は電源がないこと。通路に業務用が3つほどあるのだが、姫路で起きて外出てみたら全部使われてた。うーむ。

仕方がないので洗面所へ行ってカミソリ用の電源でしばし充電。ここに置きっぱなしにできないので30分くらいここにいた。早朝なので誰も来なかったけど、面倒くさいな。もし奇跡的に次世代車両に更新されたときにノビノビ座席が残る可能性は低い気がするけど、もし残るなら各席にコンセントは欲しいな。

サンライズを眺めながら倉敷で下車

6時を過ぎると空が明るくなってきた。昨日の夜とは打って変わって今日の西日本エリアは晴れそうだ。夜行列車で味わうこの幻想的な夜明けの雰囲気は本当に素晴らしい。かつては日本各地の夜行列車で楽しめたのだが、今やここだけだ。

定刻6:27に岡山着。ここで一大イベントの切り離し作業を眺める。相変わらず大人気だよね。自分も何度も見てながらまた来てしまった。

せっかくサンライズ出雲に乗ったので終点の出雲市まで行って出雲大社にでも行きたいところだが、今回は大阪出張なので6:46着の倉敷で下車。サンライズは8回乗ってるとはいえ、瀬戸は終点の高松や琴平までは乗ったけど出雲で終点まで行ったことがない。というか、実はいまだ伯備線には備中神代上菅間という非常に中途半端な区間が未乗のままである。いつか通しで乗ってみたい。ただ出雲市までノビノビ座席はさすがにしんどいかもな。できればシングルデラックスで行ってみたいところだ。

この後は中国地方の未乗区間水島臨海鉄道井原鉄道、岡山電気鉄道、そして赤穂線を乗車。赤穂線は乗車記録上は乗ったことになってたのだが本当かどうか非常に怪しかったのでもう改めて乗りとおした。岡山エリアは227系も入ってきているが半分以上はまだ113系115系なので久々にMT54モーター音を堪能できて満足である。しかし、もう国鉄がなくなって38年。国鉄があった時代よりもJRになってからのほうが長くなってしまった今、MT54モーター音もあと何度聞けることだろうか。

サンライズ出雲ノビノビ座席のまとめ

年甲斐もなく久々に雑魚寝旅を味わったが、実によかった。特に今回は気持ちよく寝れたのでその点でもよかった。サンライズも今の285系の運行はそんなに長くはないだろうから、今後も機会を狙って乗りたいものだ。