マカオに泊まるとしたら、是非泊まりたいホテルがあった。
モンハの丘にあるポウサダ・デ・モンハ(望廈賓館)は、旅遊學院という学校の実地研修のための宿泊施設なのだが、こじんまりした建物はポルトガルの雰囲気があふれるとても落ち着いた雰囲気だという。そして研修施設なので料金がとてもリーズナブルな上に、食事もかなりレベルが高いという。
今回、旅程を決めてまず最初に予約をしたのがこのホテルであった。
ところが…
Dear Mr. Tamazo,
Thank you for your email and in particular, your keen interest in our Pousada. As we strive to perfect our services and image, construction work will be carried out at the Pousada from time to time aiming to maintain and upgrade our facilities. Thus, refurbishment work will take place at our Pousada from 23rd of May to 7th September 2009. During this time, all guestrooms and facilities will be closed to the public.
Once again thank you for your kind attention and we apologize for any inconvenience caused. We all look forward to presenting you our new look in September! Meanwhile, should you have any enquiries, please do not hesitate to contact us.
Best regards,
うーむ、なんとした事か改装で9月まで休業だそうだ…。
9月ならまあ夏休み期間だし日程変更も考えたのだが、その頃休めるかわからなかったので今回は諦めることにした。
今回の旅行は総合的にはかなりよく出来たスケジュールだと自負しているが、マカオのホテルだけは残念でならなかったなあ…。
さて、ポウサダ・デ・モンハがダメだとするとどこに宿泊すべきか。
最近のマカオはホテル建設ラッシュで大規模なホテルが林立しているが、何故かチェーンホテルがなかなか出来ない。そして、想像を絶する規模で全室スイートのヴェネチアンマカオとかは、マカオ半島からはちょっと遠いし、どうも中国人ばかりで日本人にはかなり厳しい?環境らしい。
とかいうことを勘案してここに泊まることにした。
ホリディイン・マカオである。
Macauのホテル | Holiday Inn Macau ホテル
マカオでほぼ唯一と言っていいチェーンホテルであり、中心部に近く値段もそれほど高くなかったので選択した。
28階建てのビルである。
ロビーはそれほど広くないが、ホリディインらしく必要十分な設備と豪華さを備えていた。
早速チェックインすると、嬉しいことにデラックスルームへアップグレードしますとのこと。さすがにエグゼクティブルームではなかったが、ラッキーである。
26階のデラックスルームに入る。部屋はそれほど広くはないが、改装間もないからかとても綺麗な部屋であった。窓に面したソファがいい感じ。
大きな机と椅子がとても使いやすかった。テレビは液晶でNHKも映る。
インターネットは無線だが有料。2時間で80MOP、24時間で160MOPだった。
窓に面したソファからの全景。バスルームに窓があるので全体的に明るい雰囲気。
ま、バスルームからベッドを見ても仕方ないんだけど…。
水周りはちょっと古ぼけた感じは否めなかったが、必要十分で機能的であり特に問題なし。
このホテルのスタンダードルームのバスタブは15cmくらいしか深さがなく実質シャワー専用だというネット記事があって、そんな浅いバスタブは一体どんなんだろうと気になっていたのだが、デラックスルームは浅いものの体を休めるくらいの深さはあった。
歩きつかれた体にバスルームがあるかないかは大きな違いなので有難かった。
正面は古ぼけた雑居ビルなので景色はイマイチであるが、高層階だったのでまだちょっと救われた感じであった。
マカオの大体のホテルはカジノを併設している。このホリディインも入口は別なのであまり目立たないがカジノがあって、夜はケバケバシイネオンが輝いていた。
ま、マカオの中ではおとなしい方であるけれども。
バンコクで朝食を取れなかったので、今回は朝食つきプランにしたので翌日はホテルで朝食を取った。
1階のレストランは7時から。美味しい店が沢山あるからか、ガラガラであった。
店内は広かったがかなり冷房が効いていて寒かった。
メニューは世界のホリディイン標準といった感じで可もなく不可もなくというレベルであったが、中国料理もいくつかあって種類は多かった。
ゆっくりとホテル飯を堪能した。
全体的にデラックスルルームへアップされたこと、そして立地条件も良かったので、かなり充実した滞在をすることができたと思う。
てか、ホテルチェーン重視だとここしか選択肢がないのはどうしてなんだろう?来年にはヒルトンとかコンラッドもできるみたいだけど、早く出来ないかな。
ただ次回こそはポウサダ・デ・モンハにリベンジしたいが、そもそも次回はいつになることやら…!?