今年のGW10連休はインドネシアへ行ってきた。
ジャカルタ弾丸からジョグジャカルタの世界遺産遠征へ
ここ最近、海外へは行ったことのある国ばかり行っていたので、次回はまだ行ったことのない国へ行こうと思い、航空路線図を眺めた結果、インドネシアへ行くことを思いついた。
インドネシア、特に首都ジャカルタは、ASEANの中心地でありビジネス需要が多くJALもANAも最新鋭の機材を積極的に入れており本数も多い。
そしてジャカルタと言えば、鉄な人にとっては日本で活躍した通勤電車が大量に譲渡されて現地で奮闘しているアツい(?)スポットであり、一度訪れたいと思っていたところであった。
ビジネス需要が多いということは逆にホリデーシーズンでも特典航空券が取りやすいだろうという点でも好都合であり、中1日もあれば十分なので弾丸で行って帰ってこれるだろう(苦笑)…と最初は思った。
ただ、調べてみるとよく言われる話だがジャカルタは他の国の首都に比べても観光スポットが非常に少なく、電車に乗りに行くためにジャカルタに行くというのもちょっと気が乗らなかった。
では付近に何かないかと思って調べると、ジョグジャカルタまで行けば近郊にボロブドゥール寺院、プランバナン寺院という世界遺産があることを知る。 特にボロブドゥール寺院は、1000年もの間密林の奥地に眠っていたというミステリアスさが興味深く、ぜひ今回行ってみたいと思った。
しかし、ジョグジャカルタはジャカルタから500キロも離れており、東京から大阪まで行くのと差がないくらい離れている。
ジャカルタからボロブドゥールとプランバナンを1日で観光するというハードな1日ツアーもあるようだが、ジャカルタ5時過ぎ発の飛行機に乗るとかいうしんどい行程だし、値段も特に1人旅だとむちゃくちゃ高かった。
また、ボロブドゥールでは寺院から日の出を眺めるサンライズツアーが実に感動的だという。ぜひ参加したいと思ったのだが、そうすると日帰りではとても行くことができず、ボロブドゥールへの宿泊が必須となってしまい、弾丸で行くことが難しくなってしまう(泣)。
いろいろ考えたが、どう工夫しても現地に2日滞在しないと全行程こなすことができない。 がんばれば、金曜の深夜便に乗って月曜の深夜便で帰国すれば土日で行けるのだが、もう歳だし(泣)そこまでしてがんばりたくもない。
そうなると、長期休暇が取れそうなタイミングででかけるしかなく、この10連休はまさに絶好なタイミングだったのである(苦笑)
4月に入っても手配できたジャカルタ往復
とはいえ、3月に香港に行ってきたばかりであり、実は10連休のうち最初の2日は昨年同様仕事が入っていて、それに加えて延べ3日ほど家を空けるのも気が引けるので、4月1日にサーチャージが安くなった後に手配をかけて行けそうだったら行く、ことに(勝手に?)した。
さて、運命の4月1日午前0時にANAのサイトを調べたら…なんと手配できてしまった(苦笑)。 今年のGWは予約は取れないは値段が爆上げだはいろいろ言われていたはずだが、どこまでジャカルタは不人気だったのか…。
結局、以下の旅程で手配。
4月29日(月)羽田22:55→ジャカルタ 4:30+1 NH871便
5月 2日(木)ジャカルタ 6:15→成田15:50 NH836便
ジャカルタと言えば長年JALしか飛んでおらず今もJALの路線というイメージが強いが、今や羽田の発着権を強奪したANAが1日3便も飛ばしており、特に羽田発深夜便のあるANAのほうが圧倒的に強い。 強いので特典航空券も取りやすく、今回もやむなくANAでの移動である。
今回は行きが深夜便、帰りは早朝便なので、63000マイルを投じて往復ビジネスクラスで行くことにした。もっとも、ANAのジャカルタ線のビジネスクラスはほっといてもビジネス客が乗ると思っているのか、東南アジア線の中では長距離なのに今回乗る便はフルフラットにならないANA BUSINESS CRADLEで、それがちょっと残念なのだが、まあクレードルもフラットにならない以外はそんな悪い座席でもないので良しとしよう。
本当は5月1日ジャカルタ21:25発のNH856便がフルフラットになるANA BUSINESS STAGGAREDであり、取れればもう半日早く帰ってこれたのだが、これは最後まで取れなかった。さすがにそう簡単にはマイル乞食には開放させてくれないらしい(苦笑)
なので、今回は弾丸と言えば弾丸とも言えなくはないけど、自分としては相当余裕を持った日程での旅となった。
しかし、JALの方が特典航空券が取りやすいと言われていたのも昔の話、今やANAのほうがホント取りやすい。JALはマイル積めば取れるようにはなったけど、なんだかなぁって気がする。
インドネシア国内線で初エアアジアを利用
ジャカルタから先、ジョグジャカルタまでは国内線を別途手配する必要がある。 この区間はフラッグキャリアのガルーダインドネシアからLCCまでいろんな航空会社が飛んでいるが、往路はジャカルタからまっすぐ乗り継ぐので、同じ第3ターミナルを出発するガルーダインドネシアで手堅く行くことにして、復路は多少遅れてもジャカルタで1泊するので安さとスケジュールを優先してエアアジアを初めて使ってみることにした。
結局以下の旅程で確定。
4月29日(月)羽田22:55→ジャカルタ 4:30+1 NH871便
4月30日(火)ジャカルタ 7:55→ジョグジャカルタ 9:20 GA204便
5月 1日(水)ジョグジャカルタ13:00→ジャカルタ14:10 QZ7557便
5月 2日(木)ジャカルタ 6:15→成田15:50 NH836便
手配したときは昨年のドイツのように仕事から直行だけはヤダということしか頭になく、ちゃんと考えていなかったのだが、この日程だとボロブドゥールのサンライズは5月1日である。
令和初日をボロブドゥールで過ごすのが良いのかどうかはよくわからないが、ご来光をボロブドゥールで迎えるというのはよい記念になりそうだ。
あとは天候が晴れることを祈るばかりであったが、無事素晴らしいサンライズを見ることができた。