ハノイがホーチミンと違うところの一つに、駅が市内の中心部に位置しているところがある。 なのでせっかくなので列車が走るところを見てみたいな、と思っていたのだが…。
ラッキーなことに、ちょうど踏切が降りて列車が来るようだった。
家々が密集する路地をゆるゆると列車が通り、踏切では大量のバイクが待つ様子は、まさに東南アジア! これが南北を貫く幹線というのは信じがたい光景でもあるが、この雑多な雰囲気にちょっと興奮。
ハノイ駅もちょっと見学。
改札があってなかなか入れないと聞いていたが、どういうわけか誰もおらず、1番線をちょっと見学。
ホームには19時半発のサイゴン行列車が停車していた。 サイゴンまでは最速でも30時間と、とんでもない時間のかかる列車の旅であるが、今や日本では味わうことのできなくなった寝台列車の旅は楽しそうだ。いつかはこんな弾丸ではない旅で訪れてみたい。
ハノイ駅を後に、再び旧市街へ戻り、夕食と行きましょうか。
ベトナム北部の名物料理、ブンチャーを食べることにしよう。
どのガイドブックにも載っている超有名店、「ダッグキム」へ来た。
店は混んでいて、店の前に置かれた椅子に座れと言われる。 粗末な扱いだが、それだけ人気な証拠ともいえよう。
ブンチャー専門店なので、何も言わずにブンチャーが出てくる。 ブンと呼ばれる麺と炭火で焼いたハンバーグのような肉(チャー)、そして野菜を甘辛い味付けのタレをつけて食べる料理で、これが実にあっさりしていて日本人向けな味付けで美味しい。
ただブンもチャーもかなりなボリュームで、これだけでお腹いっぱいになる。 ベトナムはどの料理も外れがなくて良いね。
食後はハノイ大教会の近くにある「アジサイ」という雑貨店へ。日本人オーナーの店なので日本人向けの安心した雑貨を買うことができる。
ハノイは旧市街に雑貨の店が多く集まっているものの、かなり玄人向けという印象で普通の旅行者が買い物をするにはちょっとハードルが高そうであり、こういう店は非常にありがたい。
今回は会社に出かけると言ってこなかったので(笑)家族向けなどにちょこちょこと購入した。
ちょっと時間があったので、ホーチミンでも行ったハイランズコーヒーでベトナムコーヒーを味わう。 暑い東南アジアではコンデンスミルクたっぷりの濃厚なコーヒーが疲れた体にしみて美味しい!
最後はホアンキエム湖、そしてバイクの大群を眺めながらホテルへ。
日曜の夜、ハノイの街はとてもアグレッシブであった。 ハノイは、2年前のホーチミンが過ごしやすい街に感じるほど、まだまだ田舎町という感じがしたが、慣れてくると、この街もとても居心地がよく感じた。
今回はメジャーなところをささっと見るにすぎなかったので、次回は寒い冬辺りに路地裏をじっくり見て回るなどしてみたいところだ。
さて、空港送迎の車に乗り、日本に帰りますよ(泣)