帰国便はハノイ0:05発のJL752便である。
この出発時刻が24時を過ぎているのがポイントで、なので滞在2日以上という制限のある格安エコノミー客でも週末弾丸ができるのである。
ちょうど出発のピーク時間帯なのか出発ロビーは結構混んでいたが、新装なったノイバイ国際空港はまだまだキャパには余裕があり、発展途上といった感じであった。
JALのカウンターは端っこにあるが、エコノミーのカウンターにプレミアムエコノミーへのアップグレード案内が掲示されていたので、迷わずアップグレードする。
東南アジア線だとわずか100USDなので、結構お得なのではないかと思う。 憂鬱な深夜便も多少なりとも楽になるというものだ。
さて、チェックインはすぐ終わったものの、時刻はまだ22時過ぎ。出発時刻まであと2時間ある。 ラウンジには入れないので、たいして店もないこの空港で時間をつぶすのは大変だった。
店を回ったり、バーガーキングで休憩したりして時間をつぶして出国。
普段は31番あたりのゲートなのだが、今日はゲート変更があって24番ゲートだった。
今日の機材はB787‐8・JA836J号機。SS8仕様でプレミアムエコノミーもちゃんと搭載されている。
それは良いのだが、搭乗時刻になっても案内がなかった。 もともと、今日のJL751便は出発が遅れたため到着が20分ほど遅れていたのだが、そうは言っても出発まで2時間くらいあるだろうから遅れは取り戻せるだろうと思っていた。が、どうやら出発も遅れそうだ。 うーん、会社行かないといけない自分としてはこの出発遅れは結構致命的だな…。
結局機内へ案内されたのはほぼ出発時刻の0時すぎであった。
ようやくありつけたプレミアムエコノミー席である。
JALのプレミアムエコノミーに乗るのは3年前にサンフランシスコから帰るときアップグレードして以来であるが、今回の座席はあの世代よりもさらにグレードアップしている。
その筆頭とも言えるのがシートピッチで、なんと107cmある。 普通のプレミアムエコノミーは97cmなのでそれよりも10㎝長く、東海道新幹線の普通席、104cmよりも長い。グリーン車が普通116cmなので、グリーン車並みとも言える。
そして横幅も広く、初期のビジネスクラス並みという宣伝文句も決して誇張ではない。
パーティションが個室感覚を醸し出しているし、ノイズキャンセラー付きヘッドフォンに、ビジネスクラスと同じGood Sleep Service用アメニティもついていて設備も豪華。
ただ、往路は見た感じガラガラだったのに、復路は意外にも客が多く、なんと自分の隣に人が…orz がっくり来ていると、2つ前の席は2人席が空いているらしく、そちらに移ることができた。 全体的には7割方埋まっていたかな。エコノミーも9割方埋まっていたから、もしかしたら何人かは上級会員のインボラアップグレードがあったかもしれない。
さて、無事に席に着いたはいいが、最終の出発準備に時間がかかってまだ出発できないと…。 うーん、何やってるんだよ~。
結局、出発したのは定刻より20分以上遅れた0:32だった。 ハノイ便はここ数日の運航状況を見ている限り、定刻よりも早着気味で、なのでこのくらいの遅れだと定刻よりちょっと遅れくらいで到着してくれる可能性はあるが、自分としては早着なのを期待して10時に出社しようと思っていたところ、これだと10時には間に合わなさそうだ。
そして、今の時間は日本時間では2時半。1日歩き回った自分には眠いですよ…。
ほどなく離陸、とともに寝ることにしましょう…Zzz。
機内の灯りがついたころ起床。もうすぐ日本国内というところで、時刻は6時前であった。
所詮座席であり、あまり熟睡というわけではなかったが、フルリクライニングをするとそこそこ快適で、3時間以上は寝られたようだ。何気に2月の香港の帰りに乗ったANAのB767ビジネスクラスよりもよく寝れたかも。 リクライニングの角度はそんなに差はなさそうだしね。
冬場ならちょうど日の出の時間であるが、もうとっくに夜は空けていた。
すぐに朝食が配られる。
・プレーンオムレツ ラタトゥイユソース添え
・リゾーニパスタとソーセージ
・フレッシュサラダ
・トマトのコンポート
・ヨーグルト アップルシナモン添え
・パン&バター
正直、食欲がなかったのとオムレツが美味しくなくて半分くらいしか食べられなかった。 オムレツは、機内食では当たり外れが大きいからあんまり好きじゃないんだよね…。
プレミアムエコノミーは、うどんですかいも食べられるのだが、そんなのを食べる気力もなく、食事を取ってなお睡眠モードに…。
気づいたらもうすぐ着陸である。
プレミアムエコノミーは翼の上なのでなかなか景色は臨めないのだが、着陸前に左旋回する中で九十九里浜を左手に見ることができた。もうすぐ着陸だ。
結局、成田空港に到着したのは定刻7:30よりも15分以上遅れた7:47。 どんなに遅れても空港第2ビル発7:50の京成電車には乗れるだろうと思っていたのだが、無念。
サテライトでの到着だったので、シャトル亡き後の連絡通路をひたすら歩く。 出発と違い、到着の場合は途中で休憩する場所もなく、かなり殺風景だった。
この時間、到着便はほとんどないようで入国審査はガラガラ。預け荷物もないので税関もスルーで、8時前には到着ロビーに出ることができた。
空港第2ビル8:15発の快速特急で八幡へ移動し、一旦自宅へ。 快速特急は大佐倉とか止まらないので意外に速かった。昔の特急はみんなそうだったのにな。
大急ぎでシャワーを浴びて会社に向かうも、到着は10時半とだいぶ始業時刻をオーバーしてしまった。 まあ、今日はそこまで急ぎの仕事があったわけではなかったのでいいけれど。
で、5時間弱仕事をしまして、再び出発であります(苦笑)