2020年3月になると段々とコロナの影響も大きくなり、自分の仕事も在宅勤務が基本となってきていたが、そんな中京都に仕事で行くことになった。
まだ一律出張禁止ではなかったので行くことにしたのだが、いろいろ調べてみるとJALダイナミックパッケージを使えば普通に往復するより安い値段で1泊できることがわかったので、仕事が終わった後大阪で1泊してテレワークすることにした。
しかも仕事は金曜だったので翌日は休みと、なんだかゆるゆるな感じの出張になったが、仕事自体は必要だったものなのでいざ出発。
羽田空港ダイヤモンドプレミアラウンジ
3月13日(金)。往路はいつもの羽田6:30発JL101便で行くことにして、いつものように都営新宿線の始発に乗って一之江からバスで羽田空港へ。
既に航空利用客も減ってきており、いつもは満席のリムジンバスも空席が多かった。
羽田空港も人は少なめ。
ただ、人が少ないということは良いこともある。今日のJL101便はまだ乗ったことがない国内線のB787だったので、せっかくなので国内線ファーストクラスにアップグレードしてみようと思い立った。
東阪線ごときで8000円は正直高いが、今回ダイナミックパッケージなので8000円足してもそこまで懐が痛まないし、ツアーなので50%加算のマイルやFOPも1.5倍になるし。
その結果、自動チェックイン機で余裕でアップグレードできた。B787の国内線ファーストクラスは6席しかないので、普段だったら考えられないな。
そんなわけで普段は入れないダイヤモンドプレミアラウンジへ。 朝早いうえに客自体が少ないのですいていた。
サクララウンジにはないダイヤモンドプレミアラウンジの楽しみといえば軽食の提供であるが、この時パンの提供は休止されていたのでおにぎりのみ。パンがあったであろう場所には消毒液が置かれていた。
メゾンカイザーのパン好きだったのだが、やむなくおにぎりを食べる。 まあ、この時パワーラウンジのクロワッサンサービスも休止になり、ダイヤモンドプレミアラウンジが唯一食べ物を提供していたラウンジだったので、何か提供してくれるだけありがたいっちゃありがたい。
B787の国内線ファーストクラス
JL101便が待つ16番搭乗口へ。
今日の機材はB787-8・JA846J号機である。
さて入ってすぐの国内線ファーストクラス席へ。 大きめの座席はゆったりとしているが、なんというか、B777のF席に比べるとゴージャス感がなくなっちゃったような。
ただこれまでなかったコンセントが各席に付くようになったのは便利。 あとシートTVは、到着地の写真がきれいだったけど、結局この画面のまま大阪まで触らず。
Wi-Fi経由でFlightrader24が見れれば、自分としてはシートTVはいらんなという気がする。
自分がアップグレードしたときはまだ空席があったのだが、結局6席のF席は満席となった。密だわね…。
今回は右側席が取れたので富士山が綺麗に見えてきたところで、朝食である。
ANAは3月6日から普通席のドリンク提供を一時中止するなどサービスを縮小していたが、JALはこの段階では普通席も含めてフルサービスで提供していた。
ANAのサービス中止は正直コスト削減感がプンプンしてたな。結局JALが追従しなかったので4月になってから再開した当たり、2010年のドリンク有料化の経緯そっくりだし。
さて、メニューはこんな感じ。
■メインプレート
・フォカッチャサンド スモークサーモン、マリナラソース、オリーブ、ケッパー、レッドオニオン、ロメインレタス、チーズ
・クロワッサン
・スパニッシュオムレツ トマトケチャップ、シュガーピース
■サラダ
・ホタテのサラダ レタス、グリーンカール、レッドオニオン、イエローピーマン、レッドピーマン、フレンチドレッシング
■スープ
・オニオンコンソメスープ 万能葱
■フレッシュフルーツ
個人的に朝から和食を食べたくはなかったので洋食なのは良かったが、フォッカチャサンドが食べづらかった。 こんな手の込んだよくわかんない料理を出すくらいならシンプルな一品で良いのに。
食後のコーヒーを飲んで一息着くと、もう生駒山地が見えてきて着陸態勢に入る。
定刻7:40に伊丹空港着。朝から贅沢をしてしまったが、ここからが仕事である。
いつもの通りモノレール~阪急を乗り継いで京都へ向かうが、阪急も普段よりすいていて楽々座れた。 京都も観光客が激減して大変なようだ。
JL101便は、この後3月15日より欠航が始まり、夏ダイヤになってからは6月まで全く飛ばなくなっていた。
7月になってようやく時々飛ぶようになったが、お盆期間になってまた欠航が増えてきている。 朝一に仕事があるとJL101便がないと間に合わないので、早く毎日ちゃんと飛ぶ日常になってほしいものだ。
まあ、素直に新幹線使えば良いだけなんだけど…。
B787国内線ファーストクラスのまとめ
まあ事前の情報で大体わかってたけど、なーんかイマイチだったかな。 以前のF席はこれぞ上位クラスという感じがしたが、今回の席はプレミアムクラス席と大差なくなっちゃった気がする。
特に、一番いまいちだったところ。
この隣席とを仕切るディバイダーが、なんと離陸時に動いてしまい、隣席の人の寝顔がコンニチハしてしまうのだ。 なんだかなぁこれはないわ。ちゃんとロックできるようにしてくれよ。
どうも、同型の椅子を使っているA350も同じ症状のようだし、可及的速やかに直してもらいたいところだが、7月のTwitterでも同じこと書いてる人を見つけたので、どうも直ってないようだ。ひょっとして離着陸時は収納するのが正しい使い方なんだろうか。
ただ、B777やB767のF席は立派な仕切りがあって、隣席の様子は全くうかがえないことを考えるとイマイチ感が半端ない。 めったに乗らない自分でもこんな酷評したくなっちゃうくらいなので、東阪線がメインのB787においてヘビーユーザーがどう思うのかは気になった。 これだったら自分が次回8000円払うならB777便をチョイスするかなぁと思います。席も15席といっぱいあるし。