たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

さらば首都圏の103系

いよいよ3月17日である。

まず早起きして常磐線に向かうことにした。

朝7時に家を出て、電車を乗り継ぎ松戸駅へ。松戸7:58発の快速が103系で走っているので、これに上野まで乗車することにした。

松戸駅の参戦者は少なかった。というか上野を除いては各駅とも数えるほど。やはり東京東部で朝だと沿線住民しか行きづらいのだろう。私も八高線とかだったら朝行けないし。

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さて強風の影響も心配したが予定通り、7:58発の快速上野行がホームに入ってきた。最後尾にヲタらしき人物がちらほらいたがそれ以外は普通の通勤風景であった。

だが7:58という時間にしてはすごくすいていた。つくばエクスプレス開業により常磐線の客が減っているというのは聞いていたが段々と実感できるレベルに達しているのがよくわかる。事実、今日でこの103系は引退であるが、代わりの編成は補充されずに、本数が減便されるという。

103系に乗るのはかなり久しぶりであるが、新型車両に慣れきってしまったので、ものすごく古色蒼然とした印象を受けた。特に最後尾の車両は昭和43年製と38年も経っており、昭和の薫りがぷんぷんとした。

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すでに書いたが、総武線はこの103系よりもさらに古い101系が闊歩していたことから、103系が入ったのは昭和54年と遅く、従って同じ系列でも新しい車両が多かったので、自分にとっては常磐線のこれはあまり馴染みがないのであるが、それでも最終日とあって感慨深い。

以前書いた総武線に多かったモーターの車両は、おとといまでは走っていたのだが交換されてしまい、好きではない音の車両だけになってしまったが、新しい車両と違って轟音を経ててかっ飛ばすのはやはり爽快である。

北千住からは各駅停車となり、定刻に上野駅に到着。

さすがに年代ものの最後尾は人でいっぱいだったので、逆側をもう1枚とって、折り返し8:26発取手行となった電車の発車を見送った。

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ということで私は予定通り静かに見送ったが、この後強風による遅れに人身事故が重なり、見送った電車は松戸駅で抑止。ダイヤ乱れのため昨日の記事どおりのダイヤにならず、昼過ぎまで走っていたという。

午前で引退させないための神の思し召しだったのか。

これで、首都圏というかJR東からは103系は完全に消え去ってしまった。昭和62年にJRになったときは2000両以上がJR東に承継され、永久に置き換えなどできるものかと思っていたのだが、さすがに19年も経つと置き換えられるものだ。月日の経つのは速い。