そもそも何故韓国に行ったかというと、
・JALの残マイルがちょうど韓国に行けば切り良くさようならできること
・嫁が一緒に行くとマイルが使える最低ラインである1万マイルに達して期限切れマイルを有効利用できること
という、まあマイラーらしく(笑)マイル優先で行くことにした、というのが大きな理由ではあるのだが、
最近、何かと話題の韓国という国家がどういうものか、見てみたかったというのがあった。
中国や台湾は、実際に行ったことがあり多少なりとも現地の事情というものはわかるのだが、韓国は隣の国でもあるのに行ったことがない。
そんな状況なのに、近年(特に2chとかで)騒がれている嫌韓論を語ったり判断することは危険だなあ…と思った次第である。
そんなわけで、日韓関係が冷え切っている今は実は真の姿が見れるのではないかなあ、と思っていた。
さて結果であるが、
一言でいうと、日本に良く似た国だなあ、という感じである。
ハングルの洪水はあるが、それ以外は何から何まで日本そっくりである。
海外旅行に来た気がこれほどしなかったことはない。
良くも悪くも、とても日本を意識しているんだなあということを強く感じた。
言い方はあれかもしれないが、切磋琢磨する兄弟だなあ、と。
のんびりマイペースの優等生タイプの兄日本、負けん気が強く勝気な弟韓国…。
日本語の通用度は想像以上であった。
これまでで最も通じた台湾にひけをとらないような気がする。
観光客目当てであっても、これは素直に良いことだと思う。
日韓関係がぎくしゃくしている中、ひとつくらい悪いことでも起きるかと思っていたが、決してそんなことはなく、人々は概して親切であった。
これは(日本との関係に関わらないが)実に過ごしにくい中国とはエライ違いである。
さすがに民主国家なだけのことはあるなあと思った。
そんなわけで、好きになったわけではないが、別に大嫌いになるほどの国ではないかなあ、というのが、3日間という短い間であるが旅した感想である。
少なくとも2chの嫌韓派はちょっとしつこいかなあ、というふうには思うようになった。
まあ旅行中に日韓国交樹立時の文書公開の記事を新聞で読んだ自分としては、言っていることの半分は正論だ、と今でも思いますが。