バイバイ、ジャンボ 日航で最終便
http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY201103010188.html
新たな決意の塗装あれば、去る機材あり。
しかし、最後に
鶴丸塗装にしてあげたかったなあ。
できれば新
鶴丸塗装で。
しかし、本文中に書いてある
「今は小型機で頻繁に飛ぶことが求められる。一度にたくさんというジャンボに合った環境ではなくなってしまった」
というのは個人的には違和感あるなあ。
確かに近距離アジア線とかはそうだろうし、国内線も平均搭乗率6割だとするといくら繁忙期が満席でも結構効率悪いのはわかる。
でも長距離便を
A380も入れずに
B777にしたり、あれほど
B747が飛んでいたホノルル線が
B767になってしまうとか、そういうのは要するに儲からない客を切り捨てて効率重視にしたのだろうけど、それが却って日本の内向き志向の助長、ひいては国力低下を導いているんではないですかね。
大げさでなくそう思うわけですよ。
最近の若い人(自分もそういう年になってきたな…)はホント長期休暇でも海外行かないしね。
行くのは
ハンガリー弾丸とかしたアラサーな自分だけだったり。

↑2004年3月6日、ドイツ出張帰りに成田空港で撮った一枚。この時は
B747(しかも新
鶴丸塗装)がうじゃうじゃいたものです。それが今やゼロ。信じられん…。
さて
JALのダウンサイジングの象徴である
B747は去って行ったが、あまり話題になっていないがこの後影の大物、
A300-600Rも今月末で退役となる。
これ、実は
B747以上に相当影響が大きい。てか、
B747はまだわかるのだがA3Rはいくら旧
JAS機で
JAL唯一の
エアバス機だからって正直やり過ぎだと思う。
この機材がいなくなってしまうと、
JALの
ワイドボディ機は
B777と
B767しかいなくなる。
ということは、国内線でA3Rが引き受けていた路線は
ナローボディ機の
MD90にダウンサイジングされ、MD90だった路線は小型機の
エンブラエルE170になってしまうわけだ。
これはワイドボディ好きな自分には耐えられない。幹線級にあんな息苦しい
ナローボディ機が入るってのは海外だから我慢していたのであって国内なんか耐えられんわ。
てことで、できるだけ
JALを支援したいのはやまやまだが、クラスJが取れない限りは
ANAの
ワイドボディ機を選んじゃいそうな気がする。
さらに、日本人はこれまで
B747が国内線で飛ぶことが当たり前であり、
B767ですら小さいと思い込んでいる人が多いので、同じような選択をする人が多いんではないかなと。
それを吹き飛ばすほど効率的な
ロードファクターをたたき出してくれればいいのだけど。