2013年11月09日

竜飛海底駅訪問記(1):旅程確定までの長い道のり(泣)

始まりはこのニュースでした。

唯一乗降できる海底駅、14年春にも廃止 青函トンネル
http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY201308020082.html

北海道と青森県を結ぶ青函トンネル内にあり、国内で唯一乗り降りできる海底駅「竜飛海底駅」(青森県外ケ浜町)が、来春にも廃止されることが2日、わかった。2015年度に開業する北海道新幹線の工事のためで、同駅の見学も今年11月に終了する。

竜飛海底駅は現在日本人が普通に行けるもっとも低い場所、しかも海面下という希有な場所であるわけで、いざ廃止となると、これは何としても行かねばならぬと思った。
特に自分は、1997年だったか、大学生の頃に竜飛海底駅見学をするつもりで北海道からの復路に訪問する旅程を組んでいたのにもかかわらず、津軽海峡線のダイヤ乱れで降りれなかった(青春18帰りだったので、遅れるとムーンライトで帰れなくなる…)という経験があり、いつかリベンジしたいと思っていたのでなおさらである。
北海道新幹線の工事は着々と進んでいたわけで、もっと早く気づけばよかったのだが…。

しかしその時点では、北海道に行くのも金がかかるしマイルで往復するか、でもそうすると土日に行くとしたら2か月前に取らないといけないから10月くらいに行くか〜と気楽に考えていた。
思えばその時すぐに計画を立てておけばよかったのだが。

そうして1か月が過ぎ、9月に入りそろそろ旅程を決めるか…と思って調べると、いつの間にか竜飛海底駅に降りるための乗車整理券がプラチナチケット化していて、マイルで行ける旅程を探すなんて悠長なことは言えず、まずどうやってこのチケットを手に入れるかという状況に…orz
しかもこの乗車整理券、自分も知らなかったのだが指定券のように1か月前の「朝10時」発売開始ではなく、その日であれば買うことができるので、開店が早くて5:30と遅い首都圏の駅ではもはや買えない状況に…。
調べ始めた時は5:00の勝田や、4:40の沼津でも買えていたので、早朝ドライブで行くか…と思ったが、次第に競争は激化し、直に沼津でも買えなかった報告が連発する始末。

仕方がないので、最終手段だったヤフオクを使うことにした。
テンバイヤーに金を払うのはむかつくが、沼津やもっと遠いところまで往復する時間と金を考えたら金で解決したほうがいいやと思うことにした。
ところが全く知らなかったのだが、ヤフオクは新規ユーザお断りというのが極めて多く、初心者は非常に不利なのね。
なので仕方がないのでバスコレの京成バスとか買って経験値を上げましたわ(笑)
ま、バスコレはいずれ欲しかったので良かったのですが。

こうして新規ユーザからは卒業したのであるが、争奪戦はますます激化し、ちょうど10月出発の頃は平日でも軒並み10000円前後での取引が連発。5000円くらいなら…と、平日休めそうな日にちょっと参戦したのであるがあっさり敗退。うーん、こりゃ難しいぞ…。

と思っていたら、嫁が11月2日に仙台にコンサートへ行くことにしたとのこと。
これは好都合(仙台までは家族経費になる(笑))ということで、これを活かして仙台から遠征することにした。

いろいろ熟慮の末、こうすることに。

11月2日
東京⇒(午前のはやぶさ)⇒仙台で家族を降ろす⇒(そのままはやぶさ)⇒新青森
新青森⇒(竜飛海底駅)⇒函館⇒(北斗星・車中泊)
11月3日
⇒仙台で家族と合流⇒(市内観光)⇒仙台⇒(新幹線)⇒東京


これなら嫁のコンサート〜翌朝までちょっと竜飛海底へ(笑)となるし、北海道新幹線開業でどうなるかわからない北斗星にも久々に乗ることが出来る。
この行程で義母も来てくれることになったので、子供の面倒も万全!

ということでこの行程で東京から竜飛海底まで単純往復した費用と見比べて、文化の日の3連休ということで3万くらいまでだったら整理券を大人買いしよう!と決意。
あとは10月2日を待つばかり!…と思ったら!

…10月2日は朝から晩まで研修でしたorz
10時にこっそり会社を抜けて(苦笑)北斗星の個室を10時打ちしようと思ったのにできないではないか。

仕方がないのでJR北海道のネット予約を研修を受けているふりしてタブレットで予約するか(笑)と思ったら!

11月2日が娘の音楽会で土曜授業でした…orz
何としたことか、自分も嫁も全く気付きませんでしたわ。
もう、今回はどうしてこう障壁が多いのだろうか…。

仕方がないので旅程を以下の通り組み直した。

11月2日
【嫁・息子・義母】東京⇒(午前のはやぶさ)⇒仙台⇒(嫁コンサート、息子と義母は市内観光)
【自分と娘】学校が終わり次第出発⇒東京⇒(午後のはやて)⇒仙台⇒(娘はコンサートへ)
【全員で合流し、自分は個人行動】仙台⇒(北斗星・車中泊)
11月3日
【自分】⇒函館⇒(竜飛海底駅)⇒新青森⇒(はやぶさ)⇒東京
【自分以外】仙台観光⇒仙台⇒(新幹線)⇒東京


全員そろうのが2日の夕方だけという、もはや3世代家族旅行の体をなしてないが仕方がない。

ただこの日程だと、引きとりが北海道限定なJR北海道のネット予約が使えない。
仕方がないので、10月2日は10時打ちを事前受付してくれる駅を探して申し込むことにした。
ネットを調べていくつか山手線内でやってくれそうな駅をピックアップし、朝早起きして、まず大手町に近い神田駅へ。ところがNGとのこと…orz
次に有楽町駅へ行ったらここもNG。新橋駅まで行ってようやく受け付けてくれた。
しかし時間は既に8:20。順番は5番目とのことでこれでは個室は絶望的…。
果たして結果はやっぱり駄目で、B寝台しかも上段しか取れなかった。
まあ3連休の夜行だし、取れただけでもOKとしよう。

さてあとは11/3の整理券の手配である。
この頃、実は整理券は日付が変わってすぐ買う「0時打ち」ができる!という情報が駆け巡り、今まで有利だった駅が4時台オープンの駅から営業終了が0時過ぎの駅へ一気に変わった頃で果たしてヤフオクに出品されるのか不安になったが、4日朝に即決出品したチケットを一気に大人買いして無事落札しました〜!
金額は万単位でかかりましたが、まあ仕方がない。
11/3は0時打ち情報のせいか出品が少なく、10000円を切った取引がなかったので損する取引ではなかったと思う。

ちなみに送られてきた整理券、どこ駅購入か詳細は言いませんが「3−タ」でした。なるほどね。

その後、0時打ちだと自社管内が不利になるJR北海道から通達が出て4日からはみどりの窓口オープン時間からに制限がかかり、日本一早く4時オープンする東室蘭が聖地化したのだが、同時にテンバイヤーが集結し、最終日は列先頭のテンバイヤー2名で終了になったとか。
JR北海道も少しはテンバイヤー対策すりゃよいのに。

そんなわけで、ようやくチケットが全部揃いました。
今回ほど旅程確定まで大変だったことはなかった…。

さてこの旅行には義兄一家も行くことになり、いざ部屋を取るかと思ったら!
仙台のホテルは軒並み満室…orz
ただでさえ3連休なのにちょうど日本シリーズの頃なので、どこも満室。これはまずいっ!
あちこち調べて、近ツリのWebで松島のホテルが空いていたので何とか予約できた。
近ツリは軽井沢の時も引き当てたし、穴場だね。

そんなわけで長い長い前振りは終わりまして、ひと月が過ぎ、出発の日です!

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竜飛海底駅訪問記(2):はやて81号で仙台へ

11月2日。
家族で娘の音楽会を見た後、嫁と息子は先に仙台へ出発。
自分は娘の学校からの帰宅を待って、12時半に出発。
コンサートは15時からなので時間がなく、丸ノ内線東京駅から新幹線への乗り継ぎがわずか8分しかなかったのでちゃんと乗り継げるか心配であったが、さすがに小学生だと楽で、3分前にホームに着くことが出来た。

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東京13:28発のはやて81号に乗車…の前に写真撮影(笑)
併結するこまち81号はめっきり影が薄くなったE3系。来年には全廃になってしまうが、E3系を見て「ふつうのこまち!」と叫んでいる息子には何て教えるべきか…(苦笑)
息子に買った電車の本には今年の春にE4系は東北新幹線から撤退した「MAXやまびこ」と「つばさ」の連結写真があって、息子に「見たい」と言われるのだが、こういう子どもの教育に影響のある?転属をしないでほしいんですが…(泣)

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3連休とはいえ季節列車かつ午後の列車だけあって、乗車率は7割程度とそんなに混んでなかった。

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売店で適当に買った駅弁で遅い昼ごはん。
列車の旅には欠かせませんね。

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仙台は1時間40分とあっという間。
15:08に仙台駅に到着した。新幹線はなんだかんだ言って便利だね。
仙台に来るのは去年の2月以来だ。

コンサート会場は仙台サンプラザなので、仙石線榴ヶ岡駅下車すぐである。
仙石線の地下ホームへ急ぐと…

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日本シリーズ観戦客で大混雑!
ただ乗れないほどの混雑ではなく、1駅なのですぐに榴ヶ岡駅へ。
しかし仙石線は仙台であろうと終日半自動ドアなのね。ドアが開かなくてびっくりしたよ〜。

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15:22に榴ヶ岡駅へ着き、娘を嫁に引き渡してミッションは完了。
ちなみに何のコンサートだったかはググってください…自分には全く興味がないですが。。。

義母、義兄一家に預けられた息子は、八木山動物公園に行っているようなので、仙台駅に戻ってくるまでの間つかの間のフリータイムと行きましょうか。

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2013年11月16日

竜飛海底駅訪問記(3):仙台から松島へ

日本シリーズが開催されているクリネックススタジアム宮城は榴ヶ岡駅から歩いて10分ほど。
チケットは当然持っていないが、せっかくなので寄ってみた。

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賑わってますね!
もっともこの日は負けちゃいましたがね…。

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宮城野原駅から仙石線であおば通駅へ戻る。
青葉通はすっかり秋めいてた。
ぶらぶらしていると息子を預かってくれていた義母、義兄一家が動物園から戻ってきたので、ポケモンセンタートウホクで合流。
嫁と娘のコンサート終了まで少し時間があったので、アエル31階の展望テラスへ。

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太平洋方向。ひときわ輝いているのが先ほど立ち寄ったKスタ宮城である。

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繁華街方向。こう見ると仙台はやっぱり都会だね。

コンサートが終わったということで、あおば通駅まで戻ってもらい合流。
今日の自分以外の宿泊先の松島へ移動する。

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18:03の快速で松島海岸へ。
仙石線の205系は前面はLEDであるが側面は今や貴重品になった国鉄フォントの方向幕である。
しかし仙石線は高城町−陸前小野間で不通であり、この方向幕は未だ震災の爪痕が大きいことを実感させてくれる。

停車駅の少ないA快速なので30分ちょっとで松島へ到着。
自分は1993年に観光で来て以来20年ぶりだ。

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10分ちょっと海岸沿いを歩き、今夜の宿「松島センチュリーホテル」に到着。
比較的新し目のホテルで、部屋にはバルコニーがあって松島を一望できるほか、夕食はブッフェに加えステーキや牛タンは別オーダーでき、もちろん温泉付きである。
しかし、今日はチェックインを見守ったところで退散…orz
みなさん楽しいご宿泊を…ということで、ここからは一人旅である。

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2013年11月17日

竜飛海底駅訪問記(4):円通院紅葉ライトアップ

松島海岸駅に戻る前にちょっと寄り道…。

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11月24日まで開かれている円通院紅葉ライトアップへ。
篝火が幻想的な雰囲気を醸し出し、期待が高まる。
20年前の松島訪問は瑞巌寺を見て遊覧船に乗ったくらいだったので初訪問である。

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拝観料500円を払って境内へ。人も多く賑わっていた。
東北とはいえ11月2日だとまだ紅葉には早すぎ、所々色づいた木がある程度であるが、石庭に浮かび上がる木々がとても厳かな雰囲気でとても心が癒される。

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参道を照らす光が実に効果的にライトアップされる様はとても神秘的で素晴らしい…。

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ハイライトは本堂前の池に浮かび上がる木々の姿だろう。
写真だと分かりづらいのだが、木々が鏡に映るかのようにくっきりと池に浮かび上がるのだ。
その美しさは言葉には言い表せないほどだ。思わず息をのむとはこのことを言うのかと思った。
素晴らしかったです。

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境内は予想以上に広く、本当はもう少しじっくり見たいところであったが、電車の時刻も迫っていたのでやむなく退散。
それにしてもここは見事だった。予想をはるかに上回る美しさは感動モノでした。来て良かったです。
松島にこの時期来たら必見の場所だと思う。
今週はちょうど見ごろなんだろうな。混んでいると思うけど。

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満足して19:40発の快速あおば通行で仙台へ戻る。20:05仙台着。

今日はこの後北斗星に乗る予定であるが、発車は23:30発とまだ時間があるので、一旦南下する。
乗り放題の3連休パスならではの乗り方だね。

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20:13発のやまびこ158号に乗る。自由席はガラガラだった。

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途中福島でつばさ158号と連結するので、息子に見習って(?)連結を見学。
こんな時間だが見学者は数人いた。
せっかくなので福島からはつばさ号に移動。自由席は混んでいたがラッキーなことに席を見つけて着席。
E3系はコンセントがついていたので短時間ではあるがiPhoneを充電しておく。
最近はコンセント付の列車が増えてきたのは嬉しい限り。電車なんだし電源の確保は簡単なはずなのでもっと増えて欲しい。

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20:59着の郡山で下車。ここから再び北上です!

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竜飛海底駅訪問記(5):北斗星で北海道へ

郡山駅21:53発の北斗星でいよいよ北海道へ向かう。
北斗星には何度も乗ったことがあるが、2001年以来すっかりご無沙汰な上に、これまでの乗車もその全てが札幌18時過ぎに出発し上野に10時過ぎに到着した上り北斗星4号であり、下りは1回も乗ったことがなかった。
今回は途中駅からの乗車であるが、楽しみだ。

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先頭の機関車はEF510型に更新されど、客車は伝統の24系ブルートレインである。
北斗星のエンブレムが豪華さを演出しているが、1988年の登場から四半世紀。ブルーの外板はベコベコで正直結構痛々しかった。

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B個室は通路もしっかり作られており、高級感もあるが、今回は素通り…orz

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2号車の開放B寝台が今回の寝床である。
3連休だけあって上段含めてほぼ満席だった。
まあ、古き良き汽車旅感が漂うB寝台の旅もまた良き経験である。

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今回、できれば21:30〜営業のパブタイムで夕食を取ろうかと思っていた。
しかし…3連休なだけあって満席な上に、ロビー室で待ち客も多数いたので断念。
繁忙期は郡山からだとダメだね。今回、松島に行かずに宇都宮まで戻れば行けたかもしれなかったが、まあ仕方がない。

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ということで保険のために予約しておいたグランシャリオ弁当を引きとり、ロビーカーで遅い夕食。
小ぶりではあるが、海の幸が凝縮された弁当でなかなか美味しかった。
5日前までに電話すれば予約可能で、包装紙の裏が乗車証明書にもなっているのが嬉しい。

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ロビー室はパブタイム待ちの人で満席であったが、22:30のラストオーダーを過ぎ、何組かは結局入れなかったようだ。
23:00を過ぎるとさすがにロビー室もガラガラになるが、今残っている北斗星は半車ロビー室の編成しか残っていないので、ロビーカーが連結されていた北斗星4号しか乗ったことのない自分には少し息苦しい。
北斗星4号は個室数は少なかったが、ロビーカーがついて広々していたし、出発も到着も中途半端な時間なのか北斗星3往復の中で一番すいていた列車だったので寝台も確保しやすく重宝していたのである。
今思えば北斗星で帰京ってのは贅沢の極みだったなぁ…。

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最後尾のオハネフ25は、貫通路まで客が入れるので、通り過ぎるホームを眺める。
まさに夜汽車。旅情を感じますね。

23:30発の仙台を過ぎ、そろそろ眠くなったので寝ましょうかね。

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B寝台もカーテンを閉めればプライベートスペースとしては十分で、自分は全く気にならない。
横になれば快適だ。
ということでおやすみなさい…。

長時間停車で目を覚ます。恐らく機関車の付け替えを行う青森駅だろう。
屋根に雨が叩きつけられる音が結構激しい。今日は午前中は雨交じりの予報であったが予想以上に強いようだ。

もうひと眠りするが、5時半を過ぎ、スラブ軌道のコーッっという音が響くともう寝れなくなった。
身支度をしてロビー室へ行く。
ちょうど青函トンネルの最深点の緑色の蛍光灯が通り過ぎたところだった。
吉岡海底駅を過ぎ、地上へ。雨が強かったのが残念だが、北海道だ。

列車は海沿いを走っていく。
徐々に明るくなっていく中、前方に函館山が見えてきた。
その姿は次第に大きくなり、旅人を優しく見守ってくれる。

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自分は江差線から見る函館山の景色が好きだった。
約30分にわたり、徐々に近づいてくる函館山を見るとまさに「はるばる来たぜ函館〜」という気分だった。
逆に帰りは、楽しい思い出を名残り惜しむかのようにずっと寄り沿う函館山が印象的だった。
特に夏場は漁火の灯りが海を照らす中、どっしりと佇む函館山がとても感動的だった。
2002年にここを通ってから、すっかりご無沙汰であったが、再びこの景色を見られて満足である。
木古内から函館までのこの区間は、第3セクターとして残る見通しではあるが、東京からはるばる列車で北上しここを通る機会はもうないかもしれない。そんな思いで、最後かもしれない函館山の景色を堪能した。

上磯を過ぎると、6:30となり食堂車営業となる。昨晩行けなかったので朝食と行きましょう。

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昨晩パブタイムに行けなかったリベンジ客とかで早々に満席になるかと思いきや、朝早いからかすぐには満席にはならなかった。
まだ完全に朝になっておらず、席を照らすライトが温かいが、朝、食堂車を見るとあちこちにガタがきているのがどうしても目についてしまう。この車両を使うのももうそろそろ限界だろうな。

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食堂車に限らず自分は朝は洋食派なので、洋食セット(1600円)を注文。
10年以上前の洋食よりもちょっとコストダウンが目立つなぁという気がしたが、食堂車はそこで食事をすることに意義があり、十分である。デニッシュパンは暖かくて美味しかった。

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食事をとっていると、定刻6:35より少し遅れて函館駅に到着。
今日の目的地は函館であるが、実はパブタイムに行けず、朝食を食堂車で取る可能性を考え寝台券は次の森まで予め買っておいたので、そのまま乗車。

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森まではわずか40分ちょっとであるが、大沼公園や駒ケ岳など高原のような景色が堪能できる。
もっとも今日はあいにくの雨模様であったが、北海道だけあって赤づいた紅葉を楽しむことが出来、贅沢な気分だ。

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定刻7:27より少し遅れ、雨模様の森駅着。
短い時間であったが楽しませてくれた北斗星ともお別れである。
しかし外板の痛みはホント激しい。頼むからちゃんと補修してあげなよ。

さて、ご存知の通りこの直後、北斗星が北海道新幹線函館開業を前に2014年度末に廃止されることが報道された。
豪華寝台特急として憧れの的であった北斗星も、設備的にはかなり厳しく、自分はまだまだ満足で憧れの存在であるが、致し方がないところであろう。
しかしトワイライトエクスプレスやカシオペアも、存続という報道もあるが、新幹線との併存というのが青函間を走る機関車をどうするのかなど、今更投資するのか甚だ疑問なことを考えると厳しく、このまま行くと北海道行夜行列車が消滅になる可能性が高いというのは、やはり寂しさを感じ得ない。
12年もご無沙汰だった自分がえらそうなことは言えないのだが、今回が最後かな…とも思ったのだが、できればもう何度かは乗ってみたいなと思う。
今回はB寝台だったので、次は10時打ちして最低でもB個室、できれば大人買いでA個室を狙いますかね…。

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竜飛海底駅訪問記(6):砂原線経由で函館へ

森駅前は休日の朝ということで閑散としていた。

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気温は10度と肌寒い。
いかめしの販売も9時からなので買えず、残念。

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いかにも北海道らしいゆったりとした配線の構内にキハ40の1両編成がやってきた。
これから乗る8:07発の函館行きである。
この列車は駒ケ岳を海岸沿いに迂回する通称「砂原線」経由で函館へ行く。
遠回りなので時間がかかるが、自分は砂原線は今は亡き快速ミッドナイトで通った経験しかなく、日中通るのは初めてなので少し楽しみである。

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左手には噴火湾、右手には駒ケ岳を望みながら進むはずであるが、今日はあいにくの天気で駒ケ岳はほとんど見れなかった。
日差しは注ぐのであるが雨がなかなかやまず、結局雨がやんだのは函館到着直前であった。
しかし赤や黄色に染まった木々の美しさは飽きがこず、こんな鈍行列車の旅も久々で楽しかった。

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渡島大野駅に到着すると、突如大規模な工事現場に遭遇する。ここが新函館駅(仮称)となる。
ここは函館市ではなく、地元の北斗市が駅名についてかみついているのでどうなるのかわからないが、ここから函館までは列車で20分近くかかり、江差線の景色もなくなり寝台特急も廃止、そして海底駅も廃止となると、果たして新幹線の函館延長は本当に良いことなのだろうかという気は少しする。
しかし北斗市も所詮上磯町と大野町がくっついた新参者にすぎないのだからくだらんこと言うなって感じですけどね。函館都市圏の地盤沈下具合を見たら内輪もめしている余裕はないはずなのだが。

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七飯からは立ち客も出て、再び函館山を望むと定刻9:38より少し遅れて函館駅へ到着。
昨年7月に来て以来の函館である。

次の列車まで2時間半ほど。あまり時間はないがプチ観光と行きましょうか。

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2013年11月18日

竜飛海底駅訪問記(7):函館プチ観光

まずは市電へ乗って十字街へ行こう。

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元町エリアは昨年7月にも来たし、というかほぼ毎回訪れているのであるが、やっぱり函館に来たからにはこのエリアを散策しておきたい。
函館山は赤や黄色の木々に覆われ、夏や冬とはまた違った美しさだった。秋に函館に来たのは初めてだが、良い時期に来たと思う。

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元町カトリック教会横の大三坂は見事なまでの紅葉。何ともロマンチックだ。
時間のない一人旅なのが勿体ない。

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前回見損なった函館のシンボル、ハリストス正教会へ。
ひときわ見事な白い建物がバックの赤い函館山の木々と好対照で良く映えていた。
ちょうど10時になり、ガンガン寺の愛称の名にふさわしく力強い鐘の演奏を堪能する。

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何度来ても函館は飽きませんね…。

十字街へ戻り、市電へ谷地頭へ。
少し遅いが朝風呂とする予定だが、その前に…。

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谷地頭電停からほど近いところにある住吉漁港へ。
ここから東側の海岸線を眺める。
西側の観光地とは違い、地元の人しか来ないだろう静かな景色を独り占め。
函館のもう一つの顔である。
天気は急回復して暑いくらい。晴れ男の面目躍如だね。

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さて温泉である。
谷地頭温泉はかつては快速ミッドナイトを待つ間によく訪れていたが、久々の再訪である。
が、出て写真を見直してから知ったのだが、今年の8月から市営でなくなったようだ。よく見ると「市営」の文字が確かにない。
入湯料は400円と以前より安くなった記憶があるのだが、これにはからくりがあって温泉には石鹸もシャンプーもなかったのである。挙句の果てにドライヤーも20円と有料。
まあ常連の人は洗面用具持参だからこっちのほうがいいような気がするが、観光客はいちいちセットを購入しないといけないので逆に値上げという印象である。
もっとも鉄分たっぷりの茶褐色の温泉は変わらず、昔はなかった露天風呂もあり、短い時間であるがゆったりと旅の疲れを癒すことが出来た。

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今日の昼食は函館ラーメンでも食べようかと思っていたのだが、駅前で探すのもおっくうになり食堂で食べることにした。
450円と安かったが、量も多く味も美味しかった。民営になってから食堂を始めたようで、こういうサービスアップは嬉しいところ。

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そんなわけで、秋の天気にも恵まれた函館プチ観光も終わり、市電で函館駅に戻る。

前置きが長くなりましたが、ようやくこの旅の本題、竜飛海底駅へ向かいます。

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2013年12月01日

竜飛海底駅訪問記(8):到着〜上りホーム

函館12:04発スーパー白鳥30号で、いよいよ竜飛海底駅へ向かいます。

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座席前のテーブルには青函トンネルの通過時刻の案内があり、竜飛海底駅の記載もあったが、来春以降はどうするのだろう。(クリックで拡大)

連休中日の昼と言うこともありそんなに混んでおらず、自由席しかも海側を無事確保できた。

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早朝の泣きそうな天気とは打って変わって、気持ち良い秋空が広がる。
そして海の向こうには函館山が名残り惜しそうにずっと寄りそう。
30分にもわたってどっしりとした姿を眺めることのできるこの区間は本当に素晴らしい。

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木古内を過ぎるとスピードを上げ、青函トンネルへ突入。
何度も通った区間だが、青函トンネルの案内放送を聞くと気持ちが高まる。

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トンネルを140km/hで疾走すること約20分で竜飛海底駅へ到着する。
扉の開く2号車付近には激闘を戦い抜いた精鋭(笑)が集まってきた。

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到着です!
しかしホームは極めて狭いので、警備員に追い立てられるように作業坑のベンチへ移動。

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ここからはガイド氏の案内の元集団行動となる。
まずは人数確認。整理券の確認はないと聞いていたが、本当になかった。
今日は定員40人ぴったりだったからいいけれど、41人いたらどうするのだろう。
その精鋭40人だが、予想よりも普通の人が多い。家族連れも複数いたし、カップルも何組かいた。チェックのシャツにリュックといういかにも鉄ちゃん!という人はいたけれど一桁くらいだったかな。
プレミアチケットになると18キッパー的な鉄ちゃんは手が出なくなるんだろうか。
この40人、平然を装いつつきっと裏ではヤフオクをチェックしたり東海エリアで0時打ちしたり様々なドラマがあったはずであるが、お互い聞かないことにしましょうかww

まずは先ほど降車した上りホームへ案内される。

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こんな感じなので譲り合いの精神は必須です。

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さすがに列車の通るトンネルは大きい!
そして、ずーっとはるか先まで続く人工構造物の眺めは感動ものです。こんな素晴らしいものを海底に作るなんて、日本人は偉大だね。

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既に北海道新幹線用の3本目のレールは敷設が完了していた。工事は着々と進んでますね。

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先ほど集合したベンチを通り過ぎると…

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駅名票です。ここで記念撮影。

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そして別名、来春以降は再びこの名前に戻る「竜飛定点」の表記も。

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時刻表も完備。しかし上りホームに停車するのは先ほど乗ったスーパー白鳥30号のみである。

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上りホームから下りホームへ、連絡通路を通ります。
ここが現時点で一般人が最も地中深く訪れることのできる場所、のはずである。
新青森発のコースでは降車、乗車とも下りホームなので、函館発コースの特権だ。

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連絡通路の真ん中にはなぜか富士山の壁画が。記念なのでパチリ。

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下りホームの作業坑に合流。大きな荷物はここで預け、展示場のある避難所へ向かいます。

(つづく)

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竜飛海底駅訪問記(9):避難所〜体験坑道

下りホーム脇の作業坑から、展示場となっている避難所へ向かう。

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竜飛海底駅の構内図はデフォルメされているものが多く、どこに進んでいるのか案内中はよくわからなかったのだが、恐らく一番正確っぽいJR北海道のページの図を引用させていただく。

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これはケーブル斜坑。この後乗る体験坑道のケーブルカーとは別物でややこしいが、資材の運搬などで使われていたもの。

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この吹き付けコンクリートは青函トンネルの工事にて技術開発が進んだものだという。

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ここで作業坑とわかれ、左手へ向かう。
右手の作業坑は本線トンネルに沿って吉岡海底駅まで続いているが、過去にはここを歩いて通るイベントがあったそうだ。
へぇそうなんだ…と聞いた時は思っていたが、戻ってから調べると青函トンネルウォークなるイベントは過去何回も行われていて、直近では2010年に東北新幹線新青森開業を記念して行われたようだ。知りませんでしたよ…。
まあ知っていたとしても海底部をひたすら23.3km歩くのはかなりしんどいので行ったかどうかは別問題であるが、いかに青函トンネルについて興味を示したふりをしてしていなかったのか…と反省。

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青函トンネルの心臓部とも言えるポンプ場。現在も続く漏水に対処し続けている。

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この通路は資材運搬に使われていたであろうトロッコの線路が朽ち果てた状態で放置されていた。
そんな状態ではなかっただろうが、トロッコに乗ってみたかったなと思う。

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しばらく歩くと、避難所に到着。1000人もの人を一時退避する能力があるが、もちろん使用実績はなく、普段は展示場として使われている。

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避難所用のトイレも完備されているが、通常は使用されない(別途見学者用のトイレはある)

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魚が泳いでいたであろう竜宮水族館、地上の景色を見ることのできる装置などがあったが、前者は水槽を見てもなにもおらず、後者は錆ついていて壊れていた…。
もうおしまいですね。。。

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案内図を見ながら、ガイド氏のレクチャーを受ける。
人が多いのと写真を撮るのに忙しいのでところどころしか聞けなかったが、とにかくこんな海面下にこのような巨大構造物を作るとは頭が下がるとしか言いようがない。技術者のロマンを感じる。
そしてその設備をもう見ることが出来ないというのが残念で仕方がない。実にもったいない。
今後も何かの機会には公開を続けて欲しいものだ。

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避難所に飾られていた1983年の先進導坑貫通、1985年の本坑貫通、1987年の試運転の写真を眺める。
1983年の貫通は幼稚園児だったが、テレビで見た記憶がある。子どもながらにすごいなと思ったものだ。
それから早30年、1988年の開通から四半世紀である。時が経つのは早いものだ。

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電話ボックスがあった。もちろんちゃんと使えるそうだ。

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避難所を過ぎると風門を過ぎる。ここは地上からの風を遮断するために二重扉になっている。

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抜けてこの扉を過ぎると、体験坑道の入口である。
新幹線開業後も、青函トンネル記念館からここまでは来ることが出来るそうだが、竜飛海底駅から来てしまうと中途半端さが否めないなぁ。

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体験坑道には実際に使われていた坑道の車両などが展示されているが、個人的に目を見張ったのは水圧に勝つセメントミルク。このような経験を積み重ねることでトンネルはできたのだ。
歴代の技術者達は本当に素晴らしい。
そして昭和51年の大出水にも全力で対処した作業者たちも。

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体験坑道の展示を抜けると、ケーブルカーの駅に到着。

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14:12発の登りに乗りこむ。
778mを7分かけて登る。警報音を鳴らしながら進むので、どこかのダンジョンにいるかのようだ。
あっという間に海面下150mから地上の世界へ…。

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青函トンネル記念館駅へ到着。窓から見える地上の光が眩しいが、風が吹き込まないように坑道の扉が閉まらないと外に出ることはできない。
しばらく待って、外に出ます。

(つづく)

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2013年12月08日

竜飛海底駅訪問記(10):青函トンネル記念館〜さらば竜飛海底駅

青函トンネル記念館では15:05まで40分ほど自由時間となる。
龍飛埼まで行く時間はなく、有名な階段国道も行く時間はないということなので(実際は走れば間に合うようだが)大人しく展望台に行ってみることにした。

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青函トンネル記念館は竜飛側の工事基地跡に建てられている。
無粋な建物の中に体験坑道に行くケーブルカー乗り場がある。
展望台はケーブル乗り場のわき道を登ること10分弱で着いた。

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展望台から竜飛岬と北海道を望む。若干薄ぼんやりしていたが北海道がはっきりと見えた。
この海峡の下にトンネルが通っているとはやはり信じがたいものがある。

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2枚つないでみました。
左手は竜飛岬。その下は津軽海峡冬景色歌謡碑があり、間延びした歌が聞こえてくる。
すぐそこに見えるのだが、まっすぐ行く道がないようだ。
目の前にはホテル竜飛があり、展望台の景色を台無しにしている。なんでこんな場所にあるんだろう。

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遠くには北海道だけでなく、右手には下北半島を一望できた。

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記念館を見下ろす。
薄日は差しているものの、晩秋の午後は寒く、さすが竜飛だけあって風が強かった。

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展望台の下には慰霊碑があるのだが、さすがにここまで来る人はほとんどいなかった。
来る前にプロジェクトXを見て来たので感慨深い。
犠牲になった人に敬意を示す。

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記念館へ戻り、少し時間があったので施設を見学。
本物をずっと見てしまうと物足りなさを感じるが、建物の中でトンネルの断面を見るとその大きさを改めて実感できた。

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青函トンネルの軌道は当初から在来線と新幹線を併設できるように三線式になっている。
開業から四半世紀が過ぎ、現実のものになる日が近づいてきたが、模型の200系はすでになく、ED79型は今は現役であるが架線電圧が新幹線に合わせられるのでそれまでには置き換えが決定している。
そう考えると物哀しい模型とも言えますね…。

15:05になり、再びケーブルで体験坑道へ戻ります。

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竜飛斜坑線は1日にこれだけ走っており、竜飛海底駅見学者も実はこのダイヤに組み込まれている。
往路の14:12発は26便であった。次の列車は15:15発の31便。

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警報音を鳴らしながら海底へ。
8分で体験坑道駅へ着いた。このケーブルはこの先、先進導坑まで延びているが、当然先に進むことはできない。
ところが、調べてみると2006年に吉岡海底駅ではあるが、ケーブル脇の階段を更に下って先進導坑まで行く最深部体験ツアーというのがあったそうだ。
もっと気を配っていればさらに青函トンネルを深く知ることが出来たのに…と思うが、今回の見学でも十分感慨深く、ここに来れただけでも良しとしなければならないなとも思う。

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帰りは体験坑道の展示施設をショートカットして進む。
自転車が置いてあったが、半ば錆ついていた。こういう環境で施設を維持するのは大変なんだろうなと思う。

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ユーモラスなイラストのある柵を超えると、再び竜飛海底駅見学者専用エリアへ入る。
ここももう開くことがないのかと思うと残念だ。

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避難所を過ぎ、今度は下り列車の作業坑へ。

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再び駅名票を記念撮影(上りの駅名票とは隣駅の順番が逆なのに注目!)
現在のコースは全て函館駅方面で乗車するので、下り列車は3本停車する。今度の列車は15:49発の白鳥23号。

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11月11日以降は一般人は見ることのできないトンネルを再度瞼に焼き付ける。
上りホームには2時間半ほど前に立っていた通路が見えた。遠い昔のようだ。

そして…
列車接近を知らせる警報音が鳴り響く中、定刻より少し遅れ、我々を乗せる15:49発の白鳥23号がやってきた。あっという間だったな…。

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停車時間も短いので、慌しくガイド氏に御礼の言葉を述べ乗車。
定刻より5分ほど遅れて、ゆっくりと出発。竜飛海底駅の見学はこうして終わった。

とにかく、充実の見学であった。定価の2040円であったら安すぎ、ヤフオクの価格であっても満足のいくものであった。
この駅がもう見学できないのはとにかく残念で仕方がないところであるが、今後も、青函トンネルが本州と北海道をつなぐ動脈として、活躍し続けていくよう利用者として応援していくことにしよう。

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竜飛海底駅訪問記(11):帰京

竜飛海底駅15:49発の白鳥23号は昔懐かしい485系であったが、自由席は満席で座れなかった。

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途中乗車なので本来は指定券を買うのだが、木古内までは自由席であれば乗車券だけで乗れるので仕方がなくデッキに立ち、485系が140km/hで突っ走るMT54のモーター音を堪能する(笑)

あっという間に青函トンネルを抜け、再び北海道へ入り、定刻16:20より少し遅れて木古内へ到着しここで下車する。

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北海道新幹線の木古内駅は工事が着々と進んでいたが、交通の要衝とはいえ木古内のような小さな町にこんな巨大な駅を作って果たして採算合うのか…というのは非常に気になるところ。

さて、後は東京に帰るだけ。
日が暮れつつある木古内から今日のうちに列車で帰れるなんて信じがたいが、全通した東北新幹線を使えばあと5時間で東京である。

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16:32発のスーパー白鳥40号に乗り、再び青函トンネルへ。
今日の営業を終了した竜飛海底駅は、140km/hであっという間に通過して行った。

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列車はかなり混んでいたが、さすがにこの列車は指定券を確保してあるので問題なし。
青函トンネルを通過し、本州へ入ったが既に真っ暗であったので、疲れもあって青森まで寝て過ごす。
青森で進行方向が変わり、定刻17:56より少し遅れて新青森駅に到着した。

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新青森からは18:24発のはやぶさ18号で東京に戻る。
最高320km/h出す最速列車で、東京までの所要時間はわずか2時間59分。
青森から3時間で東京とは、世の中便利になったものだ。

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そんなフラッグシップトレインではあるが、連休の中日だと出張帰りの人も旅行客も少ないのか、乗車率は低く、仙台を過ぎても半分くらいしか乗っていなかった。

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駅弁を食べ、瀕死状態のiPhoneを充電していると、定刻通り新青森を出発。
八戸までは未乗区間であるが、真っ暗なので見るべきものは特にない。
盛岡を過ぎると320km/h区間となるが、夜中ということもありそんなに速さは感じないのは残念。今度は昼間に乗ってみたい。
ただし、盛岡、仙台と停車する駅までの所要時間は明らかにこれまでより短く、320km/hの威力を実感する。
そして宇都宮からは騒音対策のため275km/hと減速するが、今度は東海道新幹線ののぞみより速いのにえらく遅く感じた。人間の感覚はいい加減なものだ。

そんなわけで、あっという間に定刻21:23に東京駅へ到着。

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午後津軽海峡の海底下にいたのが信じられないくらいだが、日常に帰ってきた。
総武快速〜新宿線と乗り継ぎ、22時半過ぎに自宅へ帰った。

今回はたった1泊2日の旅行であったが、実に充実した旅行であった。
廃止前に竜飛海底駅を訪れることが出来たという達成感もそうだが、新幹線や北斗星、津軽海峡線から見る函館山など、久々に鉄道の旅を堪能できたのは懐かしく楽しかった。
北海道への鉄路の旅は新幹線開業を機に大きく変化が予想されている。クルーズトレインに乗らないと鉄道の旅が楽しめなくなる前に、できるだけ定期列車で旅で楽しむことにしよう。
次はどこへ行こう?と言うかどの列車に乗ろう!?



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