京都出張ついでのあちこち訪問記録の最終回は、京都を飛び出して滋賀の旧竹林院です。
比叡山延暦寺・日吉大社の門前町・坂本 元里坊 旧竹林院
比叡山のふもとにある大津市坂本は、門前町として古来からおおいに栄えてきました。一帯は国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。なかでも里坊は、歴史の街・坂本ならではの町並みをつくっています。里坊は延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。旧竹林院は、こうした里坊のひとつで邸内には主屋の南西に約3,300㎡の庭園が広がり、2棟の茶室と四阿(あずまや)があります。八王子山を借景にした庭園は、地形をたくみに利用しながら滝組と築山を配し、四季折々の風情をかもし出しています。
ここは瑠璃光院と同じく、庭園のリフレクション撮影が楽しめる場所として最近売り出し中とのこと。
ジェネリック瑠璃光院などと揶揄されることもあるようだが、昨年行った瑠璃光院は、2000円という高額な拝観料と人の多さに正直辟易したので、ジェネリックでも空いてるのならその方が良いやと思って見に行くことにした。
湖西線113系で比叡山坂本へ
8月末、三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺で朝のおつとめ体験を終えた後、市バスで京都駅へ向かい、京都8:18発の湖西線近江今津行に乗る。
乗車した電車はもうここ京都と福知山、岡山くらいしか乗れなくなった貴重な存在となった113系である。
比叡山坂本から日吉大社の方向へ歩く。このあたりは3年前に日吉大社に行って以来だ。
背後には比叡山が良く見えた。
日吉大社へ行く手前で右に曲がると、今日の目的地、旧竹林院に到着である。
リフレクション撮影を堪能
入場料はたった330円!瑠璃光院に比べるとむっちゃ安い。
早速国の名勝に指定された庭園が望める部屋に行くことにする。
1階に行くとテーブルが置かれており、ご丁寧にこんな形で撮影して拡散してくれという掲示までしてあった。
緊急事態宣言下で朝9時前ということもあるが、誰も観光客はおらず貸切状態!好き放題撮影を堪能する。
1階は瑠璃光院と異なり庭園に赤い傘が置かれているので、全く同じ写真というわけではないが、逆に傘がいいアクセントとなって綺麗な写真を撮ることができた。
続いて2階へ。
2階のテーブルにも拡散してね掲示が置かれていた。
ここは瑠璃光院と同じような写真が撮れる。正直、外の樹々は夏場という点を除いてもちょっとくすんでいて、この点では瑠璃光院の方がやはり綺麗かなという感じであった。テーブルに溝があってそれがうまく処理しないと写真に入ってしまうのもちょっとマイナス。
ただ、そんなことより、安くて誰もいないという環境が最高である。瑠璃光院は常に撮影する人が順番待ちして殺気立ってて正直あの空気感が堪えられない。ここは撮影も自分のペースでできるし、撮影だけじゃなくてじっくり自分の眼で庭園を楽しむことができる。それが本来あるべき姿なんじゃないかしら。
ということで、とても満足したリフレクション撮影でした。
外の庭園も散策することができる。この日は残暑が厳しく汗だくになってしまったが、素晴らしい経験ができた。
帰りの電車も113系。行きに乗った113系が近江今津から折り返してきた電車だった。
比叡山坂本から四条河原町までは、京阪で行く方が早いかと思ったら、JRで京都へ行ってもお金も時間も差がほとんどなかった。地下鉄東西線が御池通を通ってると、なかなか不便だよね。これじゃ京津線は苦戦するわなぁと思う。
旧竹林院・そして京都出張のまとめ
個人的には瑠璃光院よりも断然おすすめです。
ただ場所がさすがに京都の中心部からだと片道1時間は見ないといけないので、朝のエクストリーム観光はさすがに難しい。
今回は11時集合の日に出かけたのでので間に合ったけど、出張以外で行くのが良いでしょうね(当たり前か…苦笑)
そんなわけで、緊急事態宣言下の出張ついでに出かけた記録でした。
この秋はコロナが落ち着き紅葉狩りの観光客で京都は久々に大賑わいのようで、夏の本当に誰も観光客がいない京都を思うとわずか数か月前の話だとは信じがたい気がする。 誰もいない京都を堪能できなくなるというのはさみしいなと思う自分がいたりするが、観光客あっての京都。 また近いうちに賑わう京都を訪れたいなと思います。