たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

続・京都出張シリーズ(12):京都ハリストス正教会・御金神社・神泉苑・相国寺(2021年9月)

前回の洛西エリアに引き続き、今回は洛中エリアの散策記録です。

京都ハリストス正教会

ホテルリソルトリニティ京都に宿泊した日、朝の散策で京都ハリストス正教会を訪れてみた。

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京都の路地裏散策は古い建物がそこかしこにあり、人々の生活感が感じられて実に楽しい。 表通りを歩くだけでは勿体ないなと思う。

そんな路地裏を10分ほど歩くと、洋風建築の教会が見えてくる。

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明治期を代表する教会建築であるが、今や京都の街並みにもすっかり溶け込んでいるように見える。函館のハリストス正教会とよく似た白きビサンティン様式の建物がとても美しいが、現存するハリストス正教会の中では函館やお茶の水ニコライ堂といった著名な教会より古く、一番古いものだそうだ。

ちょうど、この度(2021年11月)重要文化財に認定されるというニュースが流れたばかりだ。

京都ハリストス正教会の木造聖堂「生神女福音聖堂」 国の重要文化財に : 文化 : クリスチャントゥデイ

国の文化審議会佐藤信会長)は19日、京都ハリストス正教会京都市中京区)の木造聖堂「生神女(しょうしんじょ)福音聖堂」など、10件の建造物を国の重要文化財に指定するよう、末松信介文科相に答申した。

京都は和の街のように見えて、結構明治期の洋風建築も多く、洋風建築を辿っていくのも楽しい。

御金神社

ホテルインターゲート京都四条新町に宿泊した日の夜、御金神社を訪れた。

読み方は「おかねじんじゃ」ではなく「みかねじんじゃ」と呼ぶが、黄金色に彩られた神社は見た目の通り「金運招福」の神社として知られている。

神社なので24時間営業であり、黄金色が映えるのは夜だろうということで仕事終わった後訪れてみた。

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御池通から西洞院通の路地を入っていくと、住宅地の中に突如光輝く神社が見えてきた。

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いやはや、想像通りのキラキラ神社にびっくりです。まあ、こんな神社があっても良いよね。 当然ここでお金が貯まりますようにと祈りました(笑)

神泉苑

ホテルインターゲート京都四条新町をチェックアウトした後、仕事前に神泉苑を訪れた。

二条城の南に位置する神泉苑は、平安京の禁苑として造られ、池にかかる太鼓橋が印象的な庭園が見どころである。 朝早くから開いていて、しかも無料で見れるスポットなのもありがたい。

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かつては幅500mもあったという広い池は現在はこじんまりとしているが、往時の雅な雰囲気は今も残っており、のんびりと朝の古都の雰囲気を味わう。二条城からも近いし、夜も開いているようなので散策にはちょうど良いのではないかと思う。

ただ、あまりにこじんまりとしていて、のんびり散策しても10分もあれば十分見て回れるので、次のバスの時間までちょっと持て余してしまった。そこまでここに割く時間はいらないかなぁと思います。

相国寺特別拝観

9月半ば、昼過ぎに仕事が終わった日、相国寺を訪れた。

相国寺は、今回訪れるまで恥ずかしながら知らなかったのだが、臨済宗相国寺派の本山である。臨済宗相国寺派にはご存じ金閣寺銀閣寺も属しており、というかこの2つの寺は相国寺の山外塔頭であって、いわば相国寺金閣寺銀閣寺の親分にあたる由緒ある寺院なのである。

金閣寺銀閣寺という世界遺産塔頭だったのか…ちょっとびっくり。

相国寺ではちょうどこの日から秋の特別拝観が始まり、法堂、方丈、開山堂を拝観することができた。

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地下鉄の今出川駅を出て、同志社大学を横目で見ながら相国寺へ向かう。同志社の赤レンガの建物のすぐ隣が相国寺というのがいかにも京都らしい光景だ。

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法堂の天井に描かれた龍の絵は、本尊横のある場所で手を打つと反響することから「鳴き龍」として知られている。残念ながら写真撮影は禁止。

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方丈庭園は、ごくシンプルな白石が並び、方丈を明るく照らしているが、相国寺の方丈はこの裏側にも庭園があるところが見どころである。

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反対側に向かうと、先ほどとは全く違う庭園があった。庭園というよりまさに渓谷。 京都の市街地のど真ん中にまさかこんな渓谷美を楽しめるとは。表方丈のシンプルな作りが良い対比となって印象深い。

しばしここで腰を押し付け、ようやく暑さが収まりつつある初秋の渓谷美を存分に味わった。

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開山堂の枯山水と山水が一体となった庭園も趣があって良かった。枯山水と木々の境目は、御所用水が流れていた跡としてブラタモリでもやってましたね。 ちょうど今(11月)の季節は紅葉もきれいなんだろうな。

相国寺はこれまで訪れたことがなかったが、実に印象深い場所だった。周囲には塔頭も数多く集まり、非公開な場所も多いが、時々特別拝観もやっているようであり、また機会を見て訪れたいと思います。