たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

京都から寄り道(2):タクシーで鳥取砂丘観光(2021年7月)

京都から寄り道2日目は姫路駅から鳥取に向かって移動します。

鳥取砂丘のタクシープラン

今回は鳥取方面を攻めることにして、以下のようなスケジュールを組んでいた(ので、前日姫路まで移動して宿泊とした)。

姫路6:10→佐用7:25 姫新線
佐用7:38→鳥取8:38 智頭急行因美線 特急スーパーいなば1号
鳥取駅前10:05→若狭駅前11:03 日本交通バス
若桜11:23→郡家11:57 若桜鉄道
郡家12:17→智頭12:48 因美線
智頭12:54→津山14:03 因美線
津山14:31→佐用15:28 姫新線
佐用15:36→上郡15:55 智頭急行
上郡16:04→相生16:16 山陽線
相生16:18→神戸17:18 山陽線 新快速

智頭急行をはじめ鳥取方面に伸びる路線群を一挙に乗りつぶし、接続もよく夕方には関西エリアに戻ることができるなかなか良いスケジュールが組みあがった。

が、このスケジュールで鳥取駅で1時間半弱あるので、せっかくなので鳥取砂丘に行こうと思ったのだが、バスの始発が9時過ぎで、砂丘に着いたら即戻らないと若狭行のバスに間に合わない。

鳥取まで来て砂丘を見れないなんてうーん、なんだかなぁと思っていたら、東部タクシーのタクシープランが使えそうだということに気づいた。

時間別コース|東部タクシー株式会社

ご利用時間に応じたコースをご紹介します。

このページの鳥取砂丘"夢"EXPRESSコースが1時間半で鳥取駅から砂丘まで往復してくれる。値段も3600円と普通にタクシーを往復するよりもちょっと安そうで、これにすることにした。 心配だったのは天気で、前日も雨だったのだが翌日朝の予報だと曇だったので、前日に電話して予約。朝8時半過ぎ到着、10時までに戻りたいというわがままなオーダーだったが、名前を言うだけで終わりだった。ちょっと心配だが、当日は改札付近でプラカードを持って待ってますとのことなのでまあ大丈夫でしょう。

そんなわけで、早起きして姫路から鳥取へ出発。

タクシーで楽々砂丘周遊

特急スーパーいなばで8:38に鳥取駅着。

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改札を出ると、観光案内所前で自分の名前を掲げた運転手さんが待っててくれていた。早速ワゴンタクシーに乗車。ちょっとした大名気分。

運転手さんは観光マイスターの資格を持ってるようで、せっかくなので見どころを案内しましょうと言って、わずかな時間の中でも寄り道しながら鳥取の観光案内をしてくれた。

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鳥取には標高263mの久松山頂上にあったらしい。今は石垣と門しかないらしいが、徐々に整備されておりいずれは観光名所になるかもしれないようだ。鳥取城は豊臣秀吉鳥取攻めで吉川経家と凄惨な戦いがあった場所とのことだが、そんな戦いがあったことすら知らなかった。まだまだ勉強が足らないね。

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砂丘に行く前にすれ違いも困難な旧道を通って、多鯰ケ池へ。鳥取砂丘は写真では砂漠のような砂が広がる場所であるが、その手前に緑豊かな池があり、背後に日本海が望める景色があるとは、正直知らなかった。

このあたりは梨の産地で、最近の新作品は新甘泉(しんかんせん)だそうだ。 このような知識は地元の人に教えてもらわないとわからない。タクシーの旅はなかなか楽しい。

さて、いよいよ本命の鳥取砂丘です。 砂丘ビジターセンターの駐車場に到着。ここで40分くらいの自由時間となる。

京阪神から近いからか、朝早いのにそこそこ観光客がいた。ただこのご時世、観光に行くと言えないのでお土産を買う人が減って困っているらしい。すみません、自分も言ってませんし買ってません(汗)

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おおっ。これこそ写真でよく見た砂丘だ。人が小さい!

この馬の背を上る往復コースが一般的なようだ。そこまで高さはないが、靴が沈むので歩きづらい。

今日は曇りなのでそこまで暑くないのがありがたい。これピーカンだと大変だ。

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馬の背に上ると眼下に日本海が広がる。断崖絶壁に近くちょっと怖さを感じるくらい。でも下の浜辺に降りている人がそこそこいた。 行ってみたいが時間がない。残念。

遠くにはまるでクジラのような島が見える。海士島というそうだ。

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馬の背のふもとには、芝生のような草が生い茂るエリアがある。ここはオアシスと言われ雨が降ると水がたまるらしい。 ただ自分もそうだけど砂丘で草を見るとちょっと興ざめかも。そんなわけでこの砂丘は定期的に手入れをして草で覆われないようにしてるようだ。

短時間であったが、砂丘観光は楽しかった。やはり一度はこのスケールを直で味わないとだね。 今この写真を載せたところでこの良さがわかるとは思えないので、ぜひ鳥取を訪れてほしいものです。

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駐車場に止まる黄色い車が今回のタクシー。iPadがついていて翻訳サービスもあったり、最新鋭のサービスにびっくりでした。 早くインバウンドが戻る世界になるとよいよね。

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最後にこどもの国近くの宿泊施設の駐車場から、クジラ島こと海士島が見える場所から撮影。こんな穴場、タクシーの運転手さんじゃないと絶対知らないわ。本当に良かったです。

タクシープランのまとめ

素晴らしいプランで、これだったら路線バスで往復するのではなくタクシーを使った方がいろいろ楽しいと思う。 2人、3人だったら1人当たりの値段ももっと安くなるしなおのことお得ではないかと思う。

ただ一点だけ、今回のタクシーは小型車じゃなかったらしく、3600円じゃなかった。砂丘駐車場500円とセットで4500円くらいした。事前にそれがわからなかったのだけが残念だが、まあそれを上回る満足度だったので十分です。

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今回直前だったので直接電話したが、VELTRAの同じプランのほうが、値段固定なので中型車だったら安くなるかもしれないです。

その他乗りつぶしの記録

最後に鳥取砂丘前後の記録をご紹介。

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トップバッターの姫新線は、高速化工事を行っており本数も多く、朝の始発だというのに結構客がいた。

途中の三日月駅からは、街のシンボル三日月をかたどったマークを望むことができなかなか楽しい。

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鳥取から若桜へは路線バスを利用。そこそこ本数もあり時間も鉄道と変わらないので若桜鉄道との競合が気になるが、うまく住み分けできているようだ。

若桜は蔵の町として知られているそうで、白壁土蔵群の通りが残っておりかつての繁栄を今に伝えている。ゆっくりのんびりしたい町だったが、短時間の瞥見に過ぎず残念。

若桜駅は昔懐かしい雰囲気を残す駅舎だったが、駅構内は水戸岡改装されていた。ここまで増えすぎると逆に全国津々浦々画一的になって正直面白くないよな…。

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津山は30分ほど時間があったので、駅構内の津山まなびの鉄道館に行こうと思ったのだが、駅構内といっても駅前からはぐるっと反対側まで歩くので10分以上かかり、見る時間がなさそうだったので断念。駅構内からこ線橋でも作って直結してくれるとありがたかったのだが…。

このエリアはJR西日本標準のキハ120が活躍する区間であるが、途中あちこちにある25キロ制限が本当にまどろっこしい。保守費用は削減されているのかもしれないけど、25キロ制限などしてしまうともはや公共交通機関としての役割を放棄しているとしか思えず、ちょっと残念。

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それに比べると、高規格路線の智頭急行は本当に快適だったが、乗車した普通列車は貸切だった。スーパーはくともコロナ影響で客はあまり乗ってなさそうだったし、これまで第3セクターの優等生だった智頭急行もコロナでは正念場だろうな。

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上郡からは115系のMT54サウンドを楽しみ、相生からは新快速の快適な走りで爆睡。 結局伊丹から1日遅れのJL138便で帰り、無事寄り道完遂也です。

(おわり)