11月30日(土)。八幡から京成電車に乗って成田空港へ向かう。
京成では10月26日にダイヤ改正があり、日中の特急の半数が快速特急になった。
また覚えづらい40分間隔になり、また快速特急は成田止まりなので佐倉か成田で乗り換えないとならないが、それよりも13年ぶりに日中佐倉から成田まで通過する方が実に快適だ。成田止まりなのでスーツケース客も心なしか少ない気がしたし。
17時前に成田空港第2ターミナルに到着。
2タミから出発するのは2017年夏以来2年ぶり。 来年の羽田増便でまた出発便が減り、凋落の激しい成田空港ではあるが、それでも多くの人で賑わっていた。
JGCカウンターでチェックインする。 今回の荷物は、夕方出発の1泊ということで普段外出するバッグ1個だけ。
リュックすら持ってこなかったので、グラホさんに「チェックインでございますか?」と聞かれてしまった。 そうですよ、バッグ1個で何が悪い(笑)
改修工事で仮設状態のファーストセキュリティレーンを抜けて出国。最近の成田は並ぶこともほとんどなく快適だね。
さて、今回の旅行のメイン(?)ともいえるサクララウンジへ行くとしよう。
成田空港本館サクララウンジ
JL879便は本館からの出発なので、本館側のサクララウンジへ。
入ったそばからカレーライスの美味しそうな匂いが漂ってくる。うーん、たまらん。
らせん階段を上り3階のダイニングエリアへ。 夕方で出発便も多い時間なので混んでいたが、満席と言うことでもなかった。
さてさて、お待ちかねのカレーライスです! 肉がごろごろ、そして濃厚な、ちょっと辛めのこくのあるカレールーの味わいが本当に最高。これだけでJALに乗る価値があるというものです。 ああ、書いててまた食べたくなってきた…。
しかし、これを食べるのにJGC資格を得るために修行して、どんなに安くても5万くらい(あるいは15000マイル以上)都度払わないとならないってのは、ホント贅沢な食べ物だよね…。
これまでダイニングエリアはカレー人気もあって常に混んでいたのであるが、今年8月から拡張され、倍以上の広さになった。
食べ終わるまでこのエリアの存在を知らず従来からの場所で食べていたのだが、帰り際に覗きこんでみるとこれは広い!窓に面したエリアも多く、これは思う存分カレー食べられますな!
食後は2階のラウンジエリアでコーヒーを飲む。 アースカラーの明るい雰囲気のラウンジも、この時間は照明が落とされリラックスムード。この雰囲気はさすがJALだね。
そして、ちょうど目の前の61番ゲートに自分が乗るJL879便がやってきた。鶴丸が本当に格好良いな。
アメリカン航空アドミラルズクラブ
JL879便はサクララウンジからすぐのゲートなのでこのまま搭乗時刻までいればよいのだが、出発まではまだ時間がある。今日はラウンジのハシゴと行こうと思う。
成田空港ではワンワールドサファイアステイタスを持っていると、JAL以外にアメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空のラウンジを利用できる。 このうち本館に位置し、広くて空いていると評判のアメリカン航空アドミラルズクラブへ行ってみることにしよう。
アドミラルズクラブは本館サクララウンジの反対側にあるが、入口が2階にあるのでちょっとわかりづらい。 入口で搭乗券を見せてラウンジへ入る。
入ってみてびっくり。人がいないのである。広いフロアに数人しかいなかった。 アメリカン航空便はすでに出発してしまったという理由もあるのだろうけど、それにしてもサクララウンジの賑わいに比べてこの差は何なんだ…。
ただじゃあこのラウンジの設備が悪いかと言うとそんなことはなく、ホットミールはかなり充実しており、サクララウンジではほとんどないデザートも豊富。
海外のニュースが流れる一方で、和を感じられる装飾があちこちに飾られ、乗る前から海外に着いたかのようなインターナショナルな雰囲気は素晴らしかった。もうちょっと早ければ人はいたのだろうけど、こんな場所がほとんど利用されていないなんて勿体なさすぎる…。 まあ、そんな自分もこれまでサクララウンジばかりで使ったことありませんでしたが。
そして北側に並ぶJALの鶴丸が本当に美しかった! これまでラウンジからは南側の景色しか見たことなかったので、とても新鮮。
さすがにここで食べ物をつまむと機内食が食べられなくなるので、コーヒーだけもう一杯飲む。 アメリカン航空らしく、アメリカンなサイズのカップでアメリカンコーヒーを頂きました。
ただ、このアドミラルズクラブ、羽田増便によってアメリカン航空便も羽田にほとんど移るので、来年3月に閉鎖されてしまうのよね。 この利用率じゃしょうがない気がするが、残念。最後に一度利用することができて良かったです。
ラウンジホッピングのまとめ
さすがに全ラウンジ制覇はできなかったが、こうやって多種多様なラウンジを楽しめるのは成田空港の良いところ。 そして羽田とは違うゆったりとした作りは、来年3月以降さらに羽田移転に伴う減便で苦しい立場に置かれる成田のアドバンテージとなるのではないかと思う。逆に羽田はこれ以上混んだらヤバいんじゃないかな。
成田に不便さを感じない自分としては、これからも利用できる限りは成田から出発していきたいなと思います。
さて、出発30分前を過ぎたので搭乗ゲートへ向かうことにしましょうかね。