今年も京都には仕事で縁があり、またまた出かけることになった。
今日の仕事は午後からなので、思い切って(?)寄り道しながら直行することにした。
JL101便でクラスJにアップグレード
いつもの通り早起きして都営
新宿線の始発電車に乗り、
羽田空港へ。
いつもの6:30発JL101便に乗るべく、いつもの通りPowerLoungeへ行ってクロワッサンを食べてから搭乗口へ。
今日の機材は
B777-200・JA8977号機であった。
もはや通勤ルートと化したJL101便での京都詣で代わり映えしない移動ではあるのだが、唯一違うのはクラスJのキャンセル待ちをしていたことであった。
実はもともとクラスJの予約を持っていたのだが、うっかり期限までに決済するのを忘れ(泣)再度予約した時にはすでに満席になっていたこともあり、願わくばぜひこの便はクラスJに乗りたいなと思っていた。
ただ、特に東阪線は種別Sばかりで種別Aごときでは全くキャンセル待ちの恩恵にあずかることができないので期待薄だよなと思っていたのだが、
自動チェックイン機で出てきた整理券は種別Aの1番。そしてキャンセル待ちカウンターへ行くと種別Sが1人しかいなかった。
さすがに2番目だったら取れるだろう…と思っていたのだが、無事
キャンセル待ち当選であります!
しかも
アサインされた席は非常口席であった。
窓側でないのが残念だが、極上席を
アサインされるとは非常に素晴らしい。
いやあ、ちょっとしたことだけど朝から嬉しいね。
もっとも、今日のJL101便は出発時刻を過ぎても動かず、プッシュバックを始めたのが6:33であった。
この3分は結構痛い。朝のD滑走路離陸待ちに巻き込まれ、離陸したのは6:56であった。
結局
伊丹空港にスポットインしたのは定刻よりも8分遅れの7:43であった。
しかも、珍しく19番搭乗口と僻地であった。モノレール駅までが遠い!
大阪空港7:46発のモノレールに乗りたかったのだが、間に合うべくもなかった(泣)
次のモノレールでは十三回りでは間に合わないので、やむなくモノレールで
南茨木まで行き阪急に乗り換える。
これで7:46発で十三で乗り継ぐ
快速急行に
高槻市から乗れるのだが、
高槻市からでは
快速急行は座れない。
いつも十三からずっと寝て行ったのに、結局大宮まで座れなかった。眠い…。
阪急烏丸に8:57に到着。まだまだ集合時間までは時間があるので、今日は
乗りつぶしを兼ねて滋賀まで遠征することにする。
地下鉄烏丸線で一駅乗り、
烏丸御池から
東西線で一駅、
京都市役所で降りて後続の
京津線に乗る。
一駅ずつ乗り換えするのがとても面倒くさい。これじゃ京都からJR乗った方が便利だよなと思うが、今日の目的は御陵から先が未乗な
京津線にあるので仕方がない。
もっとも、御陵から先地上に出ると、ホームのベンチの左右の足の高さが見て違いがわかるほどの急勾配のさなかにある
大谷駅、
スプリンクラーで水撒きが必要なほどの急カーブ、さらには
上栄町駅からの併用軌道と、短い
区間ながら見どころが多く、とても面白かった。
日中の本数もついこの間減便されるなど苦戦が続く
京津線であるが、頑張ってほしいものだ。
交差点を突っ切って終点の
びわこ
浜大津駅に到着。ここで、
石山坂本線に乗り換える。この路線も未乗である。
地元の人が乗り降りしながらだんだんと人が少なくなっていくと、終点の
坂本比叡山口駅に到着。言わずと知れた
比叡山への玄関口である。
ただ今回は
比叡山まで行く時間はなく、また
比叡山は大昔に行ったことがあるので、今日はふもとにある
日吉大社へ行くことにした。
参道を10分ほど歩くと、入り口に着く。平日の午前ということでほとんど人がいなかった。
協賛金という名の拝観料を払うと、紅葉が並ぶ境内に入る。
まだ10月なので全く紅葉の気配はないが、青葉もそれはそれで見応えがある。
11月に来るとまた素晴らしいんだろうな。
日吉大社の境内はものすごく広く、西本宮と東本宮に分かれていて、いずれも本殿は国宝である。
日吉造と呼ばれる独特の形はシンプルながら威風堂々、緑深き山々の息吹とともにその荘厳さには思わず圧倒される。
関東の人間からすると
比叡山の陰に隠れた存在であったが、もっと早く来るべきであったなあと思う。
わずか30分ほどの参拝並びに散策ではあったが、来てよかったと思う。
帰りは
坂本比叡山口駅を通り過ぎ、
湖西線の
比叡山坂本駅へ行く。
この春から京阪の駅が
坂本駅から
坂本比叡山口駅に改称されたのだが、本家争いをしているようであんまり良い感じはしない。
まあ、
比叡山坂本駅も1994年に叡山駅から改称された名称だしどっちもどっちではあるが。
10時半過ぎには駅に着いたので、10:44発の新快速に乗れたのだが、これは見送って次の10:48発の京都行に乗る。
この電車は…
比叡山坂本駅 117系
117系であった。
本当は
湖西線の主である
113系700番代が良かったのだが、まあ
117系も相当久しぶりなので嬉しい限りである。
乗車した車両は300番代だったので
ロングシートが半数くらい広がっていたが、ガラガラだったので転換
クロスシートに座ることができた。
自分の世代ではスター車両である
117系も登場から30年以上たち、だいぶくたびれた感はするものの、快適さは相変わらず。
そしてうれしいのはMT54のモーター音である。聞きなれたモーター音であるが、残り何回聞くことができるかな。
湖西線なのでスピードを出しまくるのもうれしい。
そして左窓には琵琶湖をずっと眺められるのもまた素晴らしい。
京都まではわずか17分ではあったが、楽しい移動であった。
しかし、返す返すもこの抹茶色は行けてない…。
もう
117系の先も長くはないだろうけど、最後の時は往年の新快速色にしてほしいものだ。
京都駅で新幹線でやってきた同僚と合流するが、集合時刻まではまだ時間がある。
そこで、タクシーで
三十三間堂へ行くことにした。
三十三間堂は去年行ったばかりだが、普段は
東京国立博物館などにいる観音像が里帰りし、26年ぶりに1001体が一堂に会しているうえに、国宝指定を祝い高さ1.2メートルの高さから拝観できる1・2メートルの高さから拝観できる特設の拝観台が設置されているという。
特にこの拝観台からの眺めは見てみたいと思い、再訪することにした。
三十三間堂はさすが多くの人で賑わっていた。
再び入ってみるも、1001体の方は…正直よくわからんかった。
風神雷神の場所も変わっているらしいのだが、どこがどう変わっているのか解説がないとわからんわ(苦笑)
一方で、拝観台からの景色、これは良かった。わずか1.2メートルでありながら、一番奥の観音像の顔がはっきりと見える。
こんなに目線が違うだけで迫力や見方が変わるとは思わなかった。
今月(11月)26日までの期間限定だというので、機会ある人は一度見た方が良いと思う。
もっとも、ここの致命的な弱点は写真撮影ができないこと。
この感動を共有したくてもできないのは今のご時世もったいないわ。
仕方がないので、
京都新聞の記事を引用してその素晴らしさを共有することにしたい。
風神・雷神の目線、千手観音像どう見える? 三十三間堂に壇設置
https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20181002000151
京都市東山区の三十三間堂で、新たに国宝に指定される1001体の「木造千手観音立像」を1・2メートルの高さから拝観できる「秋雲壇(しゅううんだん)」(幅1メートル、長さ7・8メートル)が初めて設けられた。国宝指定を祝う慶讃(けいさん)法要が3日から始まるのに合わせて、11月26日まで設置する。
堂の北端と南端に置かれた風神・雷神像と同じ目線で千手観音立像を眺められるよう、秋雲壇の高さを2像の台座の高さに合わせた。壇に上ると、普段は前列の観音像に重なって見づらい後列の観音像の姿もよく見え、下から見るのとは全く異なった迫力が感じられる。三十三間堂の田渕清晃執事は「群像美としての観音像を実感してほしい」と話している。
三十三間堂を出ると、時間はちょうどお昼時。
なんか京都らしいものを…と思い、
祇園四条まで移動して「松葉」のにしんそばを食べることにした。
何気ににしんそばは初である。
待つことしばし、出てきたにしんそばは、なんとにしんが埋もれてました(苦笑)
仕方がないので
インスタ映えよろしくにしんを引っ張り出したけど、うーむ。
で、そのにしんそば、まあ、美味しかった。美味しかったけど、どうしても食べたいほどのものでもないな。
なので今まで食べてこなかったわけで、まあ、良い経験でした。
さて、やーっと長い前振りが終わりまして(苦笑)仕事です…が、仕事の中身は省略。
夕方解散となり、あとは帰るだけです。
復路は、今回は新幹線ではなくヒコーキであります。
京都駅まで行くのが面倒になったので、
河原町駅から阪急に乗るが、このルートだと嫁が毎回希望している中村藤吉の抹茶ゼリィが買えない。
なので、梅田まで行き、阪急の地下にある中村藤吉の店へ行って購入する。
が、これだったら銀座の中村藤吉行っても変わらんのでは…(苦笑)
その点では、今回の京都土産は
伊丹空港産だな(笑)
今日はいつ終わるかわからなかったので、20:20発のJL138便を取っている。
まだ時間があるので、リフレッシュラウンジへ。
相変わらず落ち着かないラウンジではあるが、お菓子のレベルは高く、なんと伊丹×
JAL限定のポテコなるものまで置いてあった。
飲み物はペットボトルだし、柿の種しか置いてない普通の
サクララウンジよりはよっぽどよい。
せっかく商品開発したのなら、
サクララウンジが完成しても引き継いでくれないものかなぁ。
JL138便は朝と同じ
B777-200・JA8977号機であった。
14番ゲートに駐機している機材は、
ANA側への連絡通路まで行くと綺麗に写真に収めることができるのがありがたい。
復路はクラスJも取れず、ギリギリ翼を回避した普通席の窓側に収まる。
ほぼ定刻の20:21にプッシュバックし、20:37に離陸。
あいにく大阪上空は雲に覆われくっきりとした夜景は見れなかった。
さすがに今日は朝早起きだったので急に眠くなり、機内ではうとうとするうちに、21:32に
羽田空港へ到着。
搭乗前に連絡が来ていた用件を電話で済ませ、高速バスで帰宅した。
復路は、大阪まで行くのが面倒くさい上に、何時に終わるかわからないので伊丹での待ち時間が長くて余計に疲れるのよね…。
ただ、往復ヒコーキで行ったおかげでFOPはあと1000ちょいで30000ポイントを超えるまでになった。
来年もクリスタルくらいは維持したいのだが、あと1000ちょいでは東阪線に特割で普通席に乗るだけではクリアできない。
さてどうしましょうかね…。