京都滞在2日目。
当初の予定は朝、二条城へ行くつもりだったのだが昨日行ったので、10時前までホテルでゆっくりしつつ、娘には塾の勉強をさせて(鬼)チェックアウト。
今日はゆるゆると娘の観光スポットを巡ることにしよう。
西陣織会館で手織体験
四条大宮からバスで20分ほど。堀川今出川で降りてすぐの西陣織会館に向かう。
西陣織の振興を目的とした近代的なビルであり、午前ということで中は閑散としていたが、ここに来た理由は手織体験をしにきたため。
毎年頭を悩ます自由研究をここで済ませてしまおうという算段で、予めネットで予約をしておいた。
1階の体験コーナーに向かうと、ミニ手機が何台も置かれていた。
予約した10時半の回は娘ともう1人の2人だけだったので、手取り足取り教えてくれた。
中学生以上だと3時間以上かけてマフラーを作ることができるのだが、小学生だと長さ30センチメートルほどのテーブルセンターだけ。 ただテーブルセンターだと40分でできるので、旅行客には手ごろである。
手ごろとは言っても足で手機を動かして糸を通す作業は思いのほか大変。
できあがったテーブルセンターはなかなか良い出来。色合いも夏らしくて良い感じだった。 これで自由研究が無事片付いたのもありがたい(笑)
2階には西陣織を含む物販コーナーがあり、外国人観光客がバスに乗って大挙して訪れその時はにぎやかになる。
その傍らで手機コーナーがあり、おばさんが実演していた。 この手機は娘が体験したミニ手機とは異なり、上部にジャガードがセットされた本格派。 コンピュータのパンチカードの原理に近いジャガードの紋紙に従って模様が出来上がっていく様は実に見事なのに、見学しているのは外国人ばかり。 娘はずーっとここで見学していたので、日本人が珍しかったのかおばさんと仲良くなってハギレをもらって喜んでいた。
3階にはきものショーをやっているのだが、ここも観客は外国人ばかり。 バスの時間があって華麗なショーが最初の1シーンしか見れなかったのが残念だった。
そんなわけで、個人的には予想よりも満足した施設だったが、こんな日本の誇る技術が展示されている場所なのに、外国人専用立ち寄り所のごとき扱いになっているのは勿体ないなあ。 もっと日本人は足元に目を配るべきだと思う。
せめて外国人の見学客が日本の技術の粋を広めてくれると良いな。
京都国際マンガミュージアム
この51系統は地下鉄の走っている烏丸通を走る貴重な系統で、次の目的地までまっすぐ行けるのでありがたい存在だが、昼は1時間に1本しかない。
まあ、これが都営バスだったら地下鉄並走系統は容赦なく切り捨てるところだろうから、1時間に1本でも残っているだけありがたいのだが、京都市くらい地下鉄の規模が小さいと烏丸通にバスが走ってないのは結構不便だなぁと感じる。
次の目的地は京都国際マンガミュージアム。 閉校した小学校を活用した施設で、名前の通りマンガが読み放題な施設である。
一見京都とは関係ない施設っぽいが、京都市と京都精華大学が運営するきちんとした文化施設である。 が、まあ特に子供たちにとっては、マンガ読み放題な施設だけって感じではあるが、まあ受験勉強ばかりの夏休み、ここでしばらくマンガを読ませるのも良いだろう。 自分は全く興味なかったけど…。
ここは入館料が800円と高く、かつ地下鉄が交差する烏丸御池にあるので二条城同様地下鉄1日券でないと割引が効かないのだが、エコサマーのチラシがあると同じ割引が効く。 昨晩やっとこのチラシをバス内で見つけられたので、2割引きで入館できた。ラッキー。
結局ここで2時間ほど滞在。 そろそろ旅行もおしまい。ここからは一気に地下鉄で京都駅に向かうことにしよう。