出張なのであちこち行けたわけではないが、鳴門市内を巡った様子などを。
大井食堂で鳴ちゅるうどん
鳴門で昼食をとなると、まず出てくるのが「鳴ちゅるうどん」。
たくさん店があって迷ったが、駅からも近くどのガイドブックにも紹介されていた「大井食堂」に向かうことにした。
路地裏にある小さな店であるが、地元の人から観光客までひっきりなしにやってきていた。
細い不揃いの手打ち麺が特徴の「鳴ちゅるうどん」。汁もあっさりでさらさらっとあっという間に食べきれる。 夜に〆のうどんとかにちょうどよさそう。
メニューを見ると、大盛の値段が並の2倍と、一体どういう設定なんだ?と思ったのだが、これなら大盛でも普通に食べられるかも。 満足なお昼ごはんであった。
ルネッサンスリゾートナルトでティータイム
昼食後少し時間があったので、宿泊したルネッサンスリゾートナルトの「テラスカフェ オーゲ」でコーヒーブレイク。
朝は賑わっていたテラスカフェ オーゲも、昼はのんびりムード。 コーヒーだけ飲もうかと思ったのだが、ケーキセットが思いのほか安かったので、せっかくなので「鳴門金時タルト」のセットを注文。
ものすごくボリュームがあっておいしかったうえに、確か700円くらいでホテルのカフェにしてはすごく安かった。 いやはや、鳴門は予想以上に居心地よいな。
大塚国際美術館
鳴門公園内の山の中にある美術館である「大塚国際美術館」も訪問。
ここは仕事の一環での訪問である。
ここは大塚製薬グループ創立75周年を記念して1998年に作られた美術館で、世界各地の名画を陶器の板に複製して展示した美術館である。
その精巧な技術もさることながら、世界各地の名画がここであれば間近に触りながら見ることすらできるというのは、美術に造詣の深くない自分などには持って来いな場所である。
イタリアのスクロヴェーニ礼拝堂を再現した展示。屋根の上までよくまあ再現できたものだとその技術の高さには感服するばかり。
せっかくルーブル美術館に行ったのにその時上野に出張していて見れなかったモナリザもこの通り、間近に見ることができ、満足。
有名な「最後の晩餐」の絵が、修復前と修復後を同じ場所で比較しながら見ることができる。実物では体験できないことができるのもこの美術館の強みのひとつ。
1時間半ほどの滞在だったのでとても全部見ることはできなかったが、とにかく満足度の高い美術館であった。 ここで予習をして、世界の現物を訪問する、というのも良いかもしれない。今回は仕事での訪問だったので、今度はプライベートでもじっくり見ても面白そうだ。
酒肴彩はんなり
夕食はルネッサンスリゾートで食べるのもどうかと思ったので、市内で食べることにした。 いろいろ調べて、何かと移動に便利な鳴門駅にも近い「はんなり」という店に行った。
路地裏にあるカウンター中心の小さな店であるが、食べログの評価も高く、予約なしでは入れない店であった。事前に予約しておいてよかった。
地元の海の幸、山の幸、そして地酒も堪能。なかでもおいしかったのはワカメのしゃぶしゃぶ。コシがあってボリュームもあり、とても美味しかった。それでいてリーズナブル。 鳴門は本当に居心地の良い街だなと思った。全国あちこち行ったと自負していたが、まだまだ魅力を発掘できてないのだなというのを実感。もっともっといろんなところへ行かないとね。
そんな感じで、これまでになくゆったりと地域にお金を落とした出張も終わり、帰りますよ。