新大宮駅から近鉄に1駅乗って近鉄奈良駅へ。これから半日観光と行きます。
興福寺から奈良公園へ
近鉄奈良駅から商店街を歩く。まだ朝早いので店はほとんど開いていなかった。
途中、以前ブラタモリでも紹介された和風教会建築の奈良基督教会の脇を通る。
残念ながら入れないが、門の前から雰囲気だけ味わう。
あいにくの寒空な上にぽつぽつ小雨が降る天気であるが、背後に興福寺の五重塔が建つ、奈良ならではの光景は近鉄奈良駅からだと少し遠回りなのだが見逃すわけにはいかない。
五十二段の階段を登り興福寺の境内に入る。
興福寺は5年半前に来たことがあるのだが、その時は早朝で建物を眺めただけなので、五重塔の隣にある東金堂をせっかくなので見学。
国宝の木造四天王立像や木造十二神将立像など貴重な像が収められており、個々の像それぞれに個性的な躍動感のある造作は目を見張るものがあった。外から眺めるだけとは全然違うね。訪れて良かったです。
興福寺を抜けると奈良公園に入り、あちこちに鹿がいるようになる。
娘が鹿にエサをあげたいというので買ってあげたのだが…。
あっという間に鹿に囲まれ、逃げるものだから鹿に追いかけられ…。 「もう鹿怖い!嫌い!」とすっかり不機嫌になってしまった(苦笑)
東大寺の入試頻出スポットを見学
鹿から逃れながら東大寺に向かう。月並みであるが、東大寺は入試に頻出なスポットが多いので見逃すわけにはいかない。
近鉄奈良駅からここまではそれほど人は多くなく、さすがに大晦日は観光客は少ないのかと思ったが、東大寺は多くの人で賑わっていた。京都に比べると、なんとなく中韓の団体客が多かったような。
まずは南大門。南大門といえば運慶像と快慶像ですね。さすがに娘もこれは知っていた。
大仏殿へ。ブラタモリとかを見てきたので、これが江戸時代の建物で初期のものよりも小さくなったことを知って来ては見たものの、やはり大きいものは大きく、そして立派な建物だ。
そして大仏。大仏を見たのは修学旅行以来かな?だとしたら四半世紀ぶりだ。 うん、とにかく圧倒的な存在感。素晴らしい。
あと必見なのは大仏の鼻の穴の大きさと同じという柱の穴。 自分は幼稚園児の家族旅行で来た時に通ったことがあるが、小学生の娘は通れるかな…? と思ったら、あっさり通れていた。というか、予想以上に大人のチャレンジャーが多かった。 中にはこれはやばいんちゃうの…?という人も。。。
大仏殿を後にしたが、ちょっとだけ時間があるのでそれ以外の場所も見ておきたい。
地図を見てみると、正倉院が北へ5分ほど歩いたところにあるらしい。 もっとも年末で公開もしていないのであるが、なんか見れるだろうと思って行ってみることにした。
東大寺の境内を抜けると、皇宮警察の派出所があった。そうかここは宮内庁の管轄なのね。
結局、門の前から奥にちょっとだけしか見れず、肝心の高床造も見れなかったが、歴史の教科書でしか見たことのなかった正倉院はこんな近いところにあるのを知ることができただけでも自分は満足した。
娘も正倉院という言葉自体は習っていたようなので、覚えてくれるといいな。
本当はもっと奥の春日大社に行くとか、鑑真の寺として有名な唐招提寺とか、入試に頻出のスポットに行ければと思ったのだが、春日大社は今日は特別公開はやっておらず、唐招提寺に行くには時間がなく、残念ながらここで終わり。
近鉄奈良駅から伊丹空港へ
帰りは飛行機なので、ここから伊丹空港まで移動する。
直通のバスも走っているのだが、それじゃつまらないので近鉄で難波まで行く。
近鉄奈良11:53発の快速急行に乗車。 ラッキーなことにL/Cカーだったのでクロスシートから車窓を楽しめる。 たった6両編成でクロスシートで裁ききれるのか?と心配になるが、休日の昼ではこれで十分なようだ。
近鉄奈良から難波までは40分弱であるが、平城京跡の脇を突っ切り、生駒から新生駒トンネルを抜けると、大阪平野を一望できる大パノラマを楽しめるなど、通勤路線としては勿体ないくらい変化のある景色を楽しめる。
中でも石切駅を過ぎたあたりからの絶景は何度見ても楽しい。残念なのはなかなか夜ここを通る機会がないこと。いつかは夜ここを通ってみたい。
なんばからリムジンバスで空港へ。リムジンバスは混んでいて補助椅子利用であったが無事座れた。
すぐ高速に乗るので混雑もなく、25分で伊丹空港へ。
あとは今年ラストのフライトで東京に帰るだけです。