午前のイベントを終え、午後は自由時間。 京都の私用は夕方なので、それまで寄り道しながら移動することにする。
京阪交野線に初乗車
京橋から京都へ行くには京阪で行くのがベストであろうが、JR学研都市線に乗り河内磐船駅へ…。
後ろを見ると、京阪の線路がオーバークロスし、ちょうど電車が通り過ぎたところだった。 この京阪交野線という支線に乗ることにしようと思う。
ただこの2線、こんな近接しているのに乗換駅になっておらず、近隣の河内森駅までは300mほど歩く。 さらに終点の私市駅まであと1駅ある。 1駅だけ乗って折り返すのはバカバカしいので、私市駅まで歩くことにした。
2キロ弱なので20分もかからず行くはずであるが、線路に沿った道はなさそうで、細い道をクネクネしながら行くことになる。
河内森駅の踏切を渡り脇にそれると、大阪近郊でありがちなアパートや戸建てに交じって、こじんまりとした田畑、そして風格ある建物が並ぶ小路に出た。
なかにはこんな古めかしい看板もあったりして…なかなか良いところだな私市は。 場所がこんな大阪近郊になければちょっとした観光地になるのではないかと思えるくらい。
冬の暖かい日差しを浴び、さっきまでの仕事は忘れのんびりとしたひと時を過ごすが、電車の時間もあるので自然と足は速くなり、発車時刻の3分ほど前に無事到着。
かわいらしいトンガリ屋根の駅舎を写真に撮り、4両編成の普通電車に乗車し枚方市へ。
12分ほどの短い乗車であるが、なかなかこういう私鉄の支線に乗ることがなく、良い機会であった。
三十三間堂を見学
枚方市で特急に乗り、京都市内へ向かうが、まだ時間があるので、七条駅で下車。
先月の出張以来の鴨川はちょっと懐かしい。 ここからちょっと歩いて…
三十三間堂へ来てみた。
東山屈指の観光名所であるが、自分は来たかどうか定かではない。たぶん行ったと思うのだが…。 先月の出張でも行きたかったのだが時間が取れず、ようやくの訪問である。
三十三間堂といえばなんといっても1000体を超える観音立像である。
しかし、それらに囲まれるように鎮座する国宝の千手観音坐像の大きさ、そして風神雷神像を初めとする二十八部衆の観音像の表情の豊かさと多様さには圧倒され、見ていて飽きない。
かように素晴らしいのだが、写真が撮れないのが実に残念…。 やたら写真を撮るなという掲示ばかりであったが、絵葉書で売ってるんだったら別にいいじゃないのという気がするけどね…。
まあ、三十三間堂はそれを超越する見事な像であり、時間作って来て良かったです。
三十三間堂を後に、バスで平安神宮へ。 12月の平日なのでバスの渋滞もなく、15分ほどで平安神宮に到着。
ここも夏以来久々の訪問である。 今日の私用はこの近辺であるのだが、詳細は省略で…。
山科駅経由で京都駅へ
夜20時半前に私用は終わり、帰路に着きます。
京都駅に向かうにはバスか地下鉄東西線~烏丸線が順当であるが、次の東西線がちょうど京津線からの乗り入れで京都市役所までしか行かないため、東山駅から東西線を逆向きに乗車し、山科駅へ。
京津線が京都市役所止まりばかりなのは利用者をバカにしてるよなぁ。烏丸御池まで行って乗り換えさせてくれよ…。
地下鉄山科駅は地下深いので上下移動が面倒であるが、速足で3分かからなかった。 山科駅から湖西線に乗り、京都へ向かう。
湖西線だったので113系が来てほしかったのだが、残念221系であった。 ほどなく京都駅へ。地下鉄を乗り継ぐよりも圧倒的に早く着いた。 金はかなりかかるけど、東山から京都駅に向かうにはこのルートのほうが早いので、紅葉シーズンなどは検討に値するのではないかと思う。
時刻は21時前。京都タワーの写真を撮り、新幹線に乗れば今日のうちに東京に着くのだが、今回は私用、かつ翌日は土曜とあれば、まっすぐ帰るのは勿体ない(笑)
寄り道はさらに続きますよ。
(つづく)