たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ペナン旅行記(8):ジョージタウンの華人世界を訪ねて

ジョージタウンは様々な文化が集まる場所であるが、なかでもプラナカンの祖とも言える中国系移民の勢力が一番大きい。中でもアルメニア通りのあたりは福建移民の集まる華人色豊かなエリア。 ここからは華人文化に触れあうことにする。

孫文ペナン基地記念館

ハーモニー通りの突き当りからアルメニア通りを少し脇に入ると、ガイドブックを見ないと通り過ぎてしまいそうな、何も看板のない建物がある。 170817_074.JPG 170817_075.JPG ここは、孫文ペナン基地記念館という。 日本でもおなじみの孫文がここで一時期亡命生活を送っていたとのことで、孫文の系譜が紹介されていたが、ここに来たかったのは奥行40mにもおよぶショップハウスが一般公開されているところにある。 170817_076.JPG 170817_077.JPG 170817_078.JPG 重厚な家具が美しい部屋を抜けると、南国らしい吹き抜けの中庭、当時の生活が偲ばれる台所が並んでいる。 中国文化と南国マレーシア文化が見事に融合した様は本当に素晴らしい。 ここは入場料がかかるが、お茶のサービスがあり、中の人たちも親切なので、わかりづらい場所にあるがぜひ一度訪ねてみることをオススメしたい。

公司」の建物巡り

このあたりは公司(コンシー)」と呼ばれる建物が集まる。 公司とは、彼ら移民の互助組織、そして霊廟として位置づけられる建物で、どれもこれもとても荘厳な建物ばかり。その装飾には目を見張る。 170817_079.JPG こちらは龍が舞い立つような装飾が印象的な公司(ヤップ・コンシー)170817_080.JPG 170817_081.JPG トゥア・ペッコン寺院は、ショップハウスの一角に調和するように並んでいるが、中に入ってみると奥には広々とした中庭と大きな寺院が…このギャップがすごい。 170817_082.JPG ジョージタウンの中で最も有名なのがこの公司(クー・コンシー)。ここは入場料が取られる。 170817_083.JPG 170817_085.jpg 170817_086.JPG 外観から中に至るまで、装飾が荘厳かつ精密。どれだけ贅をつくしたんだろうってくらいだ。これまで霊廟は中国や台湾などを含めて沢山見てきたけれど、こんなに緻密なところは見たことがない。 華人の人たちの往時の勢いを感じますなぁ。 170817_084.JPG 1階が近代的な展示施設になっていてちょっと幻滅ではあったが、それを除いても見る価値のある施設だ。 170817_089.JPG 一方、アルメニア通りに面する公司(チア・コンシー)は、どういうわけか休みで入れなかった。広々とした中庭と、鮮やかな色合い、そして近代様式の建築と中国様式が融合したエキゾチックさが特徴で、個人的にはかなり楽しみにしていたのだが、残念。門の入口から写真だけ収める。 170817_088.JPG 170817_087.JPG このアルメニア通り、華人の街っぽくない名前であるが、もともとはアルメニア商人が集まった通りだという。今ではあちこちに色とりどりの飾りがされており、観光客向けの店が集まり賑やかだ。 ジョージタウン名物のトライショーも多く集まっていたが、小心者なので(苦笑)一回も乗らず。 しかし今回のジョージタウン歩きはそんなに暑くはなかった気がするのだが、じわじわと体力を奪っていっていったようで予想よりも相当体力を消耗し、観光慣れしているはずの自分ですら熱中症という言葉が脳裏に浮かぶくらいだった。街歩きを考えている人は、休憩をたっぷりとる余裕を持ったほうが良いと思う。

クラン・ジェッティ

さて、そのアルメニア通りを東にさらに進むと、木でできた桟橋がいくつか並んでおり、水上集落が集まっている。 クラン・ジェッティと呼ばれるこの集落は、桟橋ごとに同姓の一族が集まっているという。 170817_090.JPG 現在はお土産屋が並び観光地然となってしまっているが、バイクが行き交い、子供たちが遊ぶ普段着の生活も同居するなかなか趣のある佇まいであった。 170817_091.JPG 奥に進むと、港が一望できるようになり、フェリーターミナルも見ることができたが、思いのほか水はきれいではなかった。ペナンのリゾート地ってどこにあるんだろう…。 (つづく)