今日の最終目的地は登別であるが、洞爺湖に行きたいというリクエストがあったので、支笏湖~洞爺湖とドライブすることにした。
普段はトヨタレンタカー派なのだが、iPodドックが標準装備ということで今回初めてニッポンレンタカーを手配。といっても、配車された車はヴィッツであった。
千歳市街を抜け、支笏湖スカイロードを通り11時過ぎに支笏湖へ。
この通りはカラマツやシラカバが綺麗な道だった記憶があるが、さすがに5月では新緑には早すぎたようだったものの、道端のフキノトウが瑞々しかった。
支笏湖ビジターセンター付近は散策場所として整備されていて、お土産屋も賑わっていた。 今日はもっと寒いのかと思いきや、20度以上あって長袖だとちょっと暑い。
背後にまだ雪に覆われた恵庭岳や樽前山を望み、豊かな水をたたえる支笏湖を望む…うーん、いいね。
かつて軽便鉄道が走っていたという山線鉄橋へ向かうと、とにかく水が綺麗。さすが北海道だね。
子ども達がスワンボードに乗りたいということで、嫁が代表してチャレンジ!がんばれ~。
30分も滞在すれば十分かと思っていた支笏湖であったが、1時間以上滞在してしまったので、先へ急ぐことにしましょうか。
支笏湖畔をドライブし、美笛峠を越えて、12時半過ぎに道の駅フォーレスト276大滝へ。
まだ雪が残るこの道の駅でお昼とする。
ここのフードコートには「ジオパーク・ピッツァ」といって、有珠山の溶岩石でつくられた石窯で焼き上げるピザを提供している。よくある道の駅のフードコートとは一味違ったお昼が楽しめるのではと思って目をつけてきた。
本格派の石窯で焼かれるピザ。これはなかなか期待できるかも…。
チーズの種類がいくつか選ぶだけのシンプルなメニューであるが、生地が柔らかいし、そのチーズがまた美味しい!とても満足した。ほかの方々も満足してくれたようで、ツアコンとしてはやれやれである(苦笑) 1時間ほど滞在し、再び西へ。
このあたりからは旧胆振線が並行する。1986年に廃止となった胆振線であるが、サイクリングロードとして整備されていたりいくつか遺構が残っており、こちらとしては気が散って仕方がない(苦笑)
途中セイコーマートで小休止。市街地ではセブンイレブンの攻勢に合うセイコーマートであるが、今でもこのような地方ではなくてはならない存在であり、ついつい寄ってしまいますな。
さらに西に進み、洞爺湖が近づいてきたところで次の目的地へ到着。 昭和新山である。
昭和新山は実は初訪問。 単なる平地だったこのあたりに突如として400mほどの山ができるとはにわかには信じがたい話ではあるが、間近に見ると自然の見せるその迫力には圧倒ものである。
そしてここからは有珠山ロープウェイが出ているので、山頂方面に向かうことにした。 ちょうどこどもの日で小学生以下が無料であり、ラッキーである。
有珠山山頂駅から洞爺湖、そして昭和新山を見下ろす。昭和新山の姿がこう見ても異様だよね…。
有珠火口原展望台まで徒歩10分弱ということでそこまで行ってみるも、急な上り坂で登山好きなはずなのにたちまちへばる(苦笑)。
しかし、展望台からは、1977年の噴火の火口を臨むことができる。今でも水蒸気が上がる様を間近に見ると、地球のダイナミズムを改めて感じずにはいられない。そして、内浦湾を見下ろす展望も素晴らしかった。 大して期待していなかった昭和新山と有珠山ではあるが、なかなか良い立ち寄りだったと思う。
15時半過ぎに昭和新山を後に再び車を走らる。 このあたりからは、5年前にニセコへ行くときに通った道と合流する。
この先に、義姉が行きたいといったカフェ「ゴーシュ」というのがあるということで寄ってみた。 知らないとわからなそうな小道に入り、洞爺湖を見下ろすところに可愛らしいログハウスがあった。
このカフェは「しあわせのパン」という映画のロケ地だということで、あいにく小学生はNG、さらに店内撮影もNG、さらには結局店内は満席で入れなかったので外観だけであるが、素晴らしかったのは…
この洞爺湖を臨む景色。なだらかな畑の向こうに広がる湖の景色が素晴らしく、なるほどここだったら何時間でもコーヒーを飲みながら、情報機器とも離れてのんびりできるなぁと思った。
とはいえ、結局ここでのんびりできなかったので、もう少し足を伸ばしてサイロ展望台まで行く。 サイロ展望台は5年前にも来たので、懐かしい。
ここはゴーシュとは一転、夕方にも関わらず賑やかであった。 ただここからの景色も決して悪くない。自分は好きである。
それにしても、本当に中国系の人ばかり。 相変わらず北海道は人気だね…。
意外に見落としがちなのは、サイロ展望台から道路を挟んで反対側の羊蹄山を臨む景色。 見渡す限りの畑の向こうにどっしりと構える羊蹄山は、ああ、北海道だなぁという眺めである。
時刻は17時前。そろそろホテルへ向かうことにしましょうか。
帰りは虻田洞爺湖インターから道央道に入り、登別まで一直線。 18時少し前にホテルに到着です。