急遽、熊本へ行く用ができた。
熊本はなぜか仕事で行く用が多く、今回が4年ぶり3度目である。
日帰りなので当然往復ヒコーキで…と思ったのだが、往路はまだ良いとして復路が3連休前の金曜だからか、全然取れなかった。 JAL便に至っては、福岡発も午後は全滅。ANA便も、時間が経つに連れてどんどん満席便が増えていく状態で、これはまずいとキャンセル待ちを含めて手あたり次第予約をかけて、何とか夜の福岡20:45発のNH272便を確保できた。
もっとも、調べてみてびっくりしたのだが、熊本18:06発のつばめ338号に乗り、博多で4分乗り継ぎで最終ののぞみ64号に乗り換えれば東京に23:45に着き、最悪新幹線の自由席で帰ることは可能なのである。 NH272便との滞在時間差は1時間くらいなので、ブログネタ(笑)として新幹線で帰ることも真剣に考えたが、さすがに5時間40分も新幹線に乗ったら腰をやられそうなので、大人しくヒコーキで帰ることにする。
それにしても、夏休みならともかく普段の日の熊本便がそんなに混んでるなんて知らなかったよ…。
出発の日。一之江6:55発の高速バスで羽田空港へ向かう。 往路は8:10発のJL625便を予約しているのだが、まだ使ってないアップグレードポイントがあるので、NH272便のプレミアムクラスへのアップグレードが羽田でできるのならやれないかと思って、7:35着の第2ターミナルで一旦下車する。
39番カウンターのプレミアムチェックインへ行くが、行列していて時間がかかる。 最近、このプレミアムチェックインカウンターはいつも混んでいる気がする。プレミアムカウンターなんだから並ばせないでくれよな…。 しかも、アップグレードの結果はNGだった。 どうも、往路と復路がつながってないと、羽田でのアップグレード処理ができないらしい。 そんなの知らなかったわ…。
ただ、今回は往路がJL便だからどうにもできなかったのだが、往路がNH便のオープンジョーだったら、NH272便のアップグレードは処理できるのだろうか。そこはちょっと気になるところだ。
ということで、10分ほど時間を無駄にしてしまい、気づけば8:10発まであと20分しかない! 大急ぎで地下通路を走って第1ターミナルに行き、出張先へのお土産を買って慌てて保安検査場を抜ける。
ちょっとだけ時間があったので、ダイヤモンド・プレミアラウンジへ行って朝ごはんを急いで食べる。 前回の沖縄修行で、もうしばらく来ない…と思ったのだが、まさか2週間たたずにもう1回来れるとはね。
南側のラウンジは狭いので朝はもっと混んでいるかと思いきや、ガラガラでとっても快適だった。
JL625便はラウンジからほど近い13番搭乗口からの出発。 JALに乗るときは定時出発のプレッシャーを乗客側が常にそれとなく感じるので、間に合ってほっとする。 もちろんこれは定時出発には絶対必要な要素なので、決して悪い話ではない。
今日の機材はB767-300・JA8986号機。もちろんSKYNEXT仕様である。
定刻を若干過ぎた8:12にプッシュバック。D滑走路から離陸する。
今日の日本列島はずっと雲の上で、ほとんど景色は利かなかった。
JL625便の搭乗率は半分ほどといった形で、地方路線らしいゆったりとした空気が流れていて心地よい。 今日は訓練生のCAさんが多く搭乗していた。初々しくて良いね。頑張ってほしいところです。
会社の仕事を投げ出して出かけたので、Wi-Fiに接続して仕事のメールをやり取りする。 出張時にはWi-Fiが使えるJAL便は本当に欠かせないなと思う。
そういうしているうちに熊本空港が近づいてきた。
熊本が近づいてくると、雲が切れて地上がよく見えるようになった。今日は天気がよさそうだ。
熊本空港へはまっすぐ東側から着陸するのかと思ったのだが、一旦有明海に出てから西側から着陸するようだ。
熊本市街を通過し、JL625便は高度を下げていく。 空の上から見ると、熊本は結構な大都市だなと思うが、あちこちの屋根の上に見えるブルーシートが、まだまだ熊本地震の爪痕が大きいことを伺わせる。 もう5か月経つのだが、まだまだ復興には時間がかかりそうだ。
定刻よりも少し遅れた9:58に熊本空港へスポットイン。
熊本空港もあちこちが補修作業中で、ANAラウンジは閉鎖したままだし、まだまだ完全復活にはほど遠い感じであったが、だからこそ我々が沢山熊本を訪れ、お金を落とし復興を支援しないといけないなぁと思う。
この後、支店の人と合流し県内各地を視察して回り、あとは帰るだけです。
(つづく)