香港国際空港から市内へは普段はエアポートエクスプレスを使うのだが、今回初めてバスを使ってみた。
23時発のA11系統に乗車。
それほど混んでなかったのは良かったのだが、外は大雨。 あれま、傘1つしか持ってこなかったですよ…困ったな。 昔は自分と娘は晴れ男&女なので傘要らずだったのだが、最近風向きが変わったかしら。
階下を通るためエアポートエクスプレスでは眺望が効かない青馬大橋や、コンテナが多数積み上がっている埠頭など、バスルートはなかなか景色が楽しいのだが、既に深夜なのがちょっと残念。次回は昼間通ってみたいところだ。
海底トンネルで香港島に入ってすぐのマカオフェリーターミナルで下車。 ここまでわずか30分なので、エアポートエクスプレスで乗り継ぐよりも早く、かつ運賃もわずか40HKDなので、このエリアだったらバスの方が便利である。
あいにく雨はまだ降っていたのであるが、香港の建物は大体庇がついているので、それほど濡れることもなく、徒歩10分弱で今回宿泊する、イビス香港セントラルアンドシェンワンへ到着。
2014年に出来た新しいホテルである。
今年は旅行しすぎたので、娘がいるとしてもできるだけ安くて綺麗なホテルはないものかと探していたところ、ちょうどアコーホテルズの30%OFFプロモーションがあったので、1泊630HKDとかなり安く手配することができた。 あとはホテル大好きな娘のお目にかかるかが心配なところであるが(苦笑)
フロントは5階。中級ホテルなのでこじんまりとしているが、この時間はチェックインする人もなく、すぐ手続き完了。27階の部屋へ向かいます。
利用者は白人のみならず多様な人たちがいて、さすが香港という感じであった。
エレベーターホールや廊下はザ・シンプルといった感じであるが、こざっぱりして気分は悪くない。
部屋の広さは17平方メートルと広くはないが、ダブルベッドなので狭さは特に感じない。 いかにもイビスらしい機能的なデザインであるが、自分は結構好みである。 そして天井が高いので開放感がある。
テレビ、セキュリティボックス、冷蔵庫などの備品もコンパクトにまとまっていて使い勝手は良かった。 ネットも無料で速度が速く、またコンセントが多かったのも有り難かった。
バスタブはなく、シャワールームのみであるが、床にしっかりとした段差があり、濡れることはなく、またお湯もすぐに出てきて気持ちよかった。
娘も気づけば小学4年生で、もう一人でシャワーを浴びるお年頃なので、その点でも不自由は特になかった。
アメニティは本当に最小限で、かつ歯ブラシなど一人分しか用意されていないので、必要なものは準備する必要がある。
さて今回はハーバービューの部屋を指定していたので、景色も期待したいところであるが…
尖沙咀のホテルのような絶景とまではいかないまでも、九龍のエレメンツとその前に広がるビクトリアハーバーを見下ろし、そして右手には中環のIFCビルを初めとするビル群を望むことができ、かなり景色は良かった。
特に眼下のマカオフェリーターミナルから行き交う船を見ているだけでも結構楽しい。
朝の景色もなかなか清々しくて気分が良い。やはりバーバービューは楽しいね。 香港に泊まるからにはハーバービューでないとと思いますです。
一方、エレベーターホールから見える山側の高層マンションが林立する景色も、これはこれで香港らしくて魅力的ではある。 景色に関してはこのホテルはかなり当たりだと思う。
今回はプロモーションで朝食が無料でついてくる。 このホテルのすぐ近くはワゴン式の飲茶が楽しめる蓮香居があり、そちらに行きたかったのだが、娘が一緒だとなかなかローカルな店を楽しむのはハードルが高く、結局2日ともここで朝食をとった。
朝食は6階のレストランでブッフェを食べることができる。
イビスなので洋食主体で、2回目は頑張って中国料理主体にしてみたものの、全体的には今一つ。 洋食はまあ可もなく不可もなくという感じであった。
ホテルはMTR上環駅からは徒歩10分ほどと少し離れているが、トラムの停留所がすぐ近くにあるので、歩くのが嫌いな娘を連れた旅行としては交通の便はむしろ良かった。
コンビニもすぐ近くにあるし、ホテルの1階はスタバがあり、Wellcomeスーパーも徒歩数分と、便利な店がすぐ近くに集まっているのも良かった。
香港には北角にもイビスがあり、2005年に初めて香港に来た時に泊まったことがあるのだが、あちらはここよりも安いが中心部から遠いし部屋がものすごく狭い。 それに比べると、こちらは交通の便も良いし、部屋もシンプルながらそこそこ広くて快適だし、そしてそれほど高くもない、とかなり居心地の良い滞在ができた。
娘も「なんだ安いホテルって言ってたけど良いホテルじゃん」と言ってたし(苦笑)。 次に来るときのリピートも十分ありかなと思うホテルでした。