たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

雪と115系を見に越後湯沢へ(往路)

この年末年始休みは短い上に娘の冬期講習があるので遠出をするつもりはなかったのだが、1日だけどこかへ行くことにした。

冬休みの旅行と言えば、何といっても雪景色である。そこで、雪を見に越後湯沢まで往復することにした。

となると、注目は115系である。新潟は既にE129系の投入が始まっており、この冬から臨時運転ながら上越国境を越え水上まで運用されるようになっている。高崎は今のところ動きがないが、211系の転用改造が始まったという情報もあり、いつまでも安泰ではないだろう。 そんなわけで、雪と115系を堪能する旅に出ることにしよう。

息子を連れていくことにしたので、高崎までは新幹線で行こうかと思ったのだが、帰省ラッシュで混んでいるだろう上に、新幹線の特急料金はえらく高いので、往路は在来線で行くことにした。

青春18きっぷのほうが安いのだが、1枚手配するのもおっくうで乗車券は普通に往復で買うことにする。

今年は例年にない雪不足でせっかく行っても雪積もってないんじゃないかと心配したのだが、幸い2日前に大雪が降ってほぼ例年通りの雪になったようだ。

12月29日(火)。家を7時過ぎに出て、東京駅に向かう。 東京8:12発の籠原行に乗る。何気に上野東京ラインに乗るのは初だったりします。

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高崎まで普通車だとくたびれそうなので、グリーン車にした。何気にSuicaグリーンシステム導入後初めてのグリーン車だったりします(何年経ってるんだっての…)

時間的には8:26発の快速アーバンでも間に合うのだが、混むかなと思って1本前の電車に乗ったら超ガラガラで、数人しか乗ってなかった。 息子はもちろんタダなのだが、アテンダントさんがランプを緑にしてくれたみたいだ。

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息子は窓の外にくぎ付けで、こっち向いてくれません(苦笑)

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熊谷に近づくと、住宅地も途切れてきて畑もちらほら見えてくる。 遠くに秩父の山々も見えてきた…と思ったら、何と遠くに富士山が! 高崎線から富士山見えるのね。知らなかったですわ。

調べてみるとこのあたりが高崎線で見れる北限で、ここから先は山に遮られて見られなくなるようだ。

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籠原に9:29着。隣の湘南新宿ライン9:31発高崎行に乗り換える。 さすがに先ほどの列車よりは混んでいたが、それでも半分弱の乗車率であった。 今日は首都圏は平日ダイヤなので本数が多いのがありがたい。

30分ほど乗車して10:03に高崎着。 青春18を使っていた頃はこのくらいの移動は全然大したことなかったのだが、車両がつまらないE231E233系になってしまったこともあり結構疲れた。

さて次に乗るのは…

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高崎10:31発の水上行は湘南色115系4両編成である。

高崎エリアの115系湘南色のままなので、昔懐かしい景色を今でも見ることができる。 いつまでこの景色を見ることができることやら…。

快速アーバンより早く来たので、無事ボックス席を確保したが、発車時は立つ人も多くいた。

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右手に赤城山を眺めながら、MT54のモーター音を聞きながら北上。 素寒貧とした景色が冬の旅行の醍醐味で、久々の経験に嬉しくなる。 昔は当たり前のように毎年出かけていたけど、今や贅沢な体験になってしまった。

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渋川を過ぎると座席が埋まる程度の乗車率となった。 見慣れた115系の風景ではあるが、比較的新しい115系1000番代と言えども車齢はすでに35年。 自分が息子と同い年の頃、1980年代前半でいうと湘南電車80系や、ゲタ電73系の世代である。そう考えると、先は長くはないわけで、今この経験を大事にしないとね。

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ずっと上州の晴れた空のもとで移動してきたが、11:23発の後閑を過ぎると急に曇ってきて雪がちらつき、11:29発の上牧では雪が積もっていた。そして11:35着の水上では一面の雪景色になっていた。 わずか10分でこんなに景色が変わるというのは見ていてびっくりする。日本の奥深さを感じるね。

さて、そんな奥深さを感じつつも、水上での乗り換えはわずか5分しかない。 寝かけていた(苦笑)息子を抱っこして、大急ぎで跨線橋を移動! 幸いロングシート部ではあるが座ることができた。

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水上11:40発の長岡行は土日と冬休み間に運行する臨時列車で、これも新潟の115系3両編成だ。 4両から3両に減るので立つ客も多かった。

ほどなく新清水トンネルに入る。有名な土合駅では下車する人がちらほらいた。 自分は中学生の頃、1990年の年末にここに来たことがある。よく考えたら昼間にここを通るのはそれ以来だ。 もう25年も経ったのか…orz

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トンネルを抜けると土樽駅であるが…すごい雪! やっぱ新潟はこうでなくっちゃね。

ほどなく12:14、目的地の越後湯沢に到着です。

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越後湯沢に来たのはほぼ1年ぶりである。

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昨年よりは心持ち少ないかなという感じがしたが、この季節らしい雪景色が嬉しい。 ただ1年前は頻繁に発着していた特急はくたかの姿はすでになく、ちょっと寂しい感じはした。

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さて、帰りの電車までは3時間弱時間があるので、息子の雪遊びに付き合うとしましょうかね。

(つづく)