食堂車のランチを楽しんだ後はまったりタイム。 久々の北陸本線の車窓をゆったりと楽しむ。これぞ最高の贅沢だね。
近江塩津で本来のルートに合流し、敦賀へ。20分ちょっと遅れているようだ。
車窓は雪が積もったりなくなったりの繰り返しだが、昨日首都圏で雪を飽きるほど見たので北陸地方に雪がないほうが逆に意外な感じがする。
遠くには加賀温泉郷。
金沢が近づくと、白山車両基地から北陸新幹線の線路が並走する。 リアルスコープの少年ばりに高架橋を撮影してみました(笑)
いよいよ開業まであと1年となった北陸新幹線であるが、開業後は金沢以東は第3セクターになる。第3セクターを通過する寝台特急自体はカシオペアや北斗星で前例はあるのだが、その翌年に北海道新幹線の開業があることを考えると来年春の新幹線開業を機にトワイライトの廃止、というのも実は現実的な気がしていて、新幹線の開業もそういう意味ではあまり喜べなかったりする。
16時少し前に金沢駅に到着。
隣のホームには国鉄急行色の475系が停車中であり、思わず写真を撮りに行きたい衝動にかられるが、通常であれば3分停車だが遅れにより停車時間が何分だかわからないので車内からの撮影で我慢…。
下りのトワイライトで残念なのは長時間停車が全くないこと。どこか1駅でもいいから10分くらい停車してくれれば、それだけでも十分気分転換になるのだが…。
そんなわけで、列車密度も少なくなると息子も退屈になってくるので、サロンカーへ移動してみた。
サロンカーにはトワイライトのスタッフお手製スタンプがあり、良いヒマつぶし&記念になる。
雑誌も何冊かあり、ビデオ上映もあるので大人にはそれなりに退屈しないつくりになっているが、子どもはさすがに飽きてしまう。もともと子ども向けな列車ではないが、もう一工夫あると助かるのだが。
そんなわけで文明の利器iPadが活躍。娘がお絵かきソフトで描いた息子の絵(らしい)。上手だね!
さて、そろそろ夕方が近づいてきましたが、外はあいにくの曇り空…。
晴れていればこちらの方角に立山連峰が見えるはずなのだが…。
富山県と新潟県の県境に近づくと、日本海が姿を現すが、今日は夕日は望むべくもなく、荒々しい白波が目立つ。しかしこれが冬本来の日本海であり、厳粛な気分になる。
今日はこんな感じなので普段は満席になるであろうサロンカーも空席が多く、逆にのんびりと過ごすことが出来た。
新潟県に入り、往年の難所、親不知を通り抜けていくと、もうすぐ夜です。