たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

竜飛海底駅訪問記(1):旅程確定までの長い道のり(泣)

始まりはこのニュースでした。

唯一乗降できる海底駅、14年春にも廃止 青函トンネル

http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY201308020082.html

北海道と青森県を結ぶ青函トンネル内にあり、国内で唯一乗り降りできる海底駅「竜飛海底駅」(青森県外ケ浜町)が、来春にも廃止されることが2日、わかった。2015年度に開業する北海道新幹線の工事のためで、同駅の見学も今年11月に終了する。

竜飛海底駅は現在日本人が普通に行けるもっとも低い場所、しかも海面下という希有な場所であるわけで、いざ廃止となると、これは何としても行かねばならぬと思った。

特に自分は、1997年だったか、大学生の頃に竜飛海底駅見学をするつもりで北海道からの復路に訪問する旅程を組んでいたのにもかかわらず、津軽海峡線のダイヤ乱れで降りれなかった(青春18帰りだったので、遅れるとムーンライトで帰れなくなる…)という経験があり、いつかリベンジしたいと思っていたのでなおさらである。

北海道新幹線の工事は着々と進んでいたわけで、もっと早く気づけばよかったのだが…。

しかしその時点では、北海道に行くのも金がかかるしマイルで往復するか、でもそうすると土日に行くとしたら2か月前に取らないといけないから10月くらいに行くか~と気楽に考えていた。

思えばその時すぐに計画を立てておけばよかったのだが。

そうして1か月が過ぎ、9月に入りそろそろ旅程を決めるか…と思って調べると、いつの間にか竜飛海底駅に降りるための乗車整理券がプラチナチケット化していて、マイルで行ける旅程を探すなんて悠長なことは言えず、まずどうやってこのチケットを手に入れるかという状況に…orz

しかもこの乗車整理券、自分も知らなかったのだが指定券のように1か月前の「朝10時」発売開始ではなく、その日であれば買うことができるので、開店が早くて5:30と遅い首都圏の駅ではもはや買えない状況に…。

調べ始めた時は5:00の勝田や、4:40の沼津でも買えていたので、早朝ドライブで行くか…と思ったが、次第に競争は激化し、直に沼津でも買えなかった報告が連発する始末。

仕方がないので、最終手段だったヤフオクを使うことにした。

テンバイヤーに金を払うのはむかつくが、沼津やもっと遠いところまで往復する時間と金を考えたら金で解決したほうがいいやと思うことにした。

ところが全く知らなかったのだが、ヤフオクは新規ユーザお断りというのが極めて多く、初心者は非常に不利なのね。

なので仕方がないのでバスコレの京成バスとか買って経験値を上げましたわ(笑)

ま、バスコレはいずれ欲しかったので良かったのですが。

こうして新規ユーザからは卒業したのであるが、争奪戦はますます激化し、ちょうど10月出発の頃は平日でも軒並み10000円前後での取引が連発。5000円くらいなら…と、平日休めそうな日にちょっと参戦したのであるがあっさり敗退。うーん、こりゃ難しいぞ…。

と思っていたら、嫁が11月2日に仙台にコンサートへ行くことにしたとのこと。

これは好都合(仙台までは家族経費になる(笑))ということで、これを活かして仙台から遠征することにした。

いろいろ熟慮の末、こうすることに。

11月2日

東京⇒(午前のはやぶさ)⇒仙台で家族を降ろす⇒(そのままはやぶさ)⇒新青森

新青森⇒(竜飛海底駅)⇒函館⇒(北斗星車中泊

11月3日

⇒仙台で家族と合流⇒(市内観光)⇒仙台⇒(新幹線)⇒東京

これなら嫁のコンサート~翌朝までちょっと竜飛海底へ(笑)となるし、北海道新幹線開業でどうなるかわからない北斗星にも久々に乗ることが出来る。

この行程で義母も来てくれることになったので、子供の面倒も万全!

ということでこの行程で東京から竜飛海底まで単純往復した費用と見比べて、文化の日の3連休ということで3万くらいまでだったら整理券を大人買いしよう!と決意。

あとは10月2日を待つばかり!…と思ったら!

…10月2日は朝から晩まで研修でしたorz

10時にこっそり会社を抜けて(苦笑)北斗星の個室を10時打ちしようと思ったのにできないではないか。

仕方がないのでJR北海道のネット予約を研修を受けているふりしてタブレットで予約するか(笑)と思ったら!

11月2日が娘の音楽会で土曜授業でした…orz

何としたことか、自分も嫁も全く気付きませんでしたわ。

もう、今回はどうしてこう障壁が多いのだろうか…。

仕方がないので旅程を以下の通り組み直した。

11月2日

【嫁・息子・義母】東京⇒(午前のはやぶさ)⇒仙台⇒(嫁コンサート、息子と義母は市内観光)

【自分と娘】学校が終わり次第出発⇒東京⇒(午後のはやて)⇒仙台⇒(娘はコンサートへ)

【全員で合流し、自分は個人行動】仙台⇒(北斗星車中泊

11月3日

【自分】⇒函館⇒(竜飛海底駅)⇒新青森⇒(はやぶさ)⇒東京

【自分以外】仙台観光⇒仙台⇒(新幹線)⇒東京

全員そろうのが2日の夕方だけという、もはや3世代家族旅行の体をなしてないが仕方がない。

ただこの日程だと、引きとりが北海道限定なJR北海道のネット予約が使えない。

仕方がないので、10月2日は10時打ちを事前受付してくれる駅を探して申し込むことにした。

ネットを調べていくつか山手線内でやってくれそうな駅をピックアップし、朝早起きして、まず大手町に近い神田駅へ。ところがNGとのこと…orz

次に有楽町駅へ行ったらここもNG。新橋駅まで行ってようやく受け付けてくれた。

しかし時間は既に8:20。順番は5番目とのことでこれでは個室は絶望的…。

果たして結果はやっぱり駄目で、B寝台しかも上段しか取れなかった。

まあ3連休の夜行だし、取れただけでもOKとしよう。

さてあとは11/3の整理券の手配である。

この頃、実は整理券は日付が変わってすぐ買う「0時打ち」ができる!という情報が駆け巡り、今まで有利だった駅が4時台オープンの駅から営業終了が0時過ぎの駅へ一気に変わった頃で果たしてヤフオクに出品されるのか不安になったが、4日朝に即決出品したチケットを一気に大人買いして無事落札しました~!

金額は万単位でかかりましたが、まあ仕方がない。

11/3は0時打ち情報のせいか出品が少なく、10000円を切った取引がなかったので損する取引ではなかったと思う。

ちなみに送られてきた整理券、どこ駅購入か詳細は言いませんが「3-タ」でした。なるほどね。

その後、0時打ちだと自社管内が不利になるJR北海道から通達が出て4日からはみどりの窓口オープン時間からに制限がかかり、日本一早く4時オープンする東室蘭が聖地化したのだが、同時にテンバイヤーが集結し、最終日は列先頭のテンバイヤー2名で終了になったとか。

JR北海道も少しはテンバイヤー対策すりゃよいのに。

そんなわけで、ようやくチケットが全部揃いました。

今回ほど旅程確定まで大変だったことはなかった…。

さてこの旅行には義兄一家も行くことになり、いざ部屋を取るかと思ったら!

仙台のホテルは軒並み満室…orz

ただでさえ3連休なのにちょうど日本シリーズの頃なので、どこも満室。これはまずいっ!

あちこち調べて、近ツリのWebで松島のホテルが空いていたので何とか予約できた。

近ツリは軽井沢の時も引き当てたし、穴場だね。

そんなわけで長い長い前振りは終わりまして、ひと月が過ぎ、出発の日です!

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