ワシントンは計画都市なのでもっと無機質な街かと思っていたのだが、宿泊先はちょっと中心部から離れていることもあり、なかなか落ち着いたいい雰囲気で気に入った。
夕方までホテルで仕事をして、せっかくなので中心部を散歩することにした。
まずは、リンカーン記念館へ行ってみる。
ギリシア宮殿を思わせるような白亜の建物は、とても大きい。
アメリカでは自由と平等のシンボルとしてリンカーンは未だ人気が高いそうだ。
「静かに、尊敬の念をもって」という注意書きに従い、静かに中へ。
いやはや、迫力ありますな。ちょっと小難しい顔をしているのがまたよくできている。
宮殿からは、ワシントン記念塔、遠くに国会議事堂が。アメリカの首都らしい、広々とした景観である。
右手に向かっていくと、ポトマック川に出る。
夕陽がとても見事であった。ちょっと川がドブ臭かったけど…。
さて、ポトマック川といえば…
じゃじゃん、桜並木です。
狙ったわけではないのですが、ちょうど見ごろ。今日は8分咲きくらい。
明日からは、桜祭りです。いい時期に来たものだ。
やっぱ日頃の行いがいいから!?
こちらの桜であるが、見てみると何となく白いような気がする。
どうも、ソメイヨシノのほかに、アメリカ産のアケボノという種類もあるようだ。
見た感じ、夕方ということもあってほとんどが白く見えたけど、どのくらいの比率なんだろうか。
ま、どっちでもいいですけど。綺麗なので。
ということで川辺をしばし散策する。
ま、こんな堂々たる熱々カップルもいましたけど…。いやあ、若いっていいですね。
ちなみにこの真上は、ナショナル空港への着陸進路で、上空をひっきりなしにヒコーキが通っていく。
私にとっては、気になって仕方がない…「私とヒコーキとどっちが大事なの?」と言われかねん(爆)
ま、それを回避するためにも娘にヒコーキの知識を入れることは非常に重要だ(何のこっちゃ)
続いて隣の池、タイダルベイスンへ。
実は私は知らなかったのだが、東京から寄贈された桜は、ポトマック川沿いではなくて隣のタイダルベイスン沿いに植えられているのである。
池の周りを、桜がぐるっと囲んでいる。仕事帰りの人もカメラ片手に散策して、賑やか。
ただ夜桜のライトアップはないようだ。
こちらの桜は垂れているのが多いので、こんな写真が手軽に撮れるのがうれしい。
ワシントン記念塔の真下を通る頃には日もとっぷり暮れてきた。
さて、次に向かう先は…
ホワイトハウスであります。
しかし、今は入れないので、遠くから写真を撮るのみ。
これが意外に遠くて、ぜんぜん迫力なし。
しかも、ライトアップが綺麗かなと思ってきたのだが、ホワイトハウスはやっぱホワイトなのがいいのであって、ちょっとこのライトアップはイメージ違うなあ。
てなわけで反対側へ移動。
こっちは近いのだが…こんなんでしたっけ。
なんかイメージ違うなあ…隣の財務省のほうがいいような。
うーん、ちょっと残念でした。
あとはDCの夜を歩いて地下鉄で帰宅。
この行程、隣まで近くだから…と歩き、また隣まで…を続けていたら、結局3時間近く歩き続けてしまった。
なんか建物が大きいから近そうで結構遠いし。
いやはや、いい運動になりました。