蘇我で快速に乗り換え、木更津へ。
久留里線は全て国鉄型気動車であるが、特に価値が高いのは国鉄色に塗り替えられたキハ30であろう。
とはいえキハ30は非冷房なので、学校も夏休みで増結運転のないこの時期は基本的に車庫で昼寝であり、昨年113系を乗りに来た時も動いていなかった。
が、今日8月15日は木更津の花火大会で増結があるので、間違いなく走るはずである。
午後には増結が開始されるのではという話があったのでやってきた。
駅に着いて時刻表を見ると、増結は夕方かららしい。うーん、だったら大原から海を見ながら来ればよかったかな。
国鉄色3連とかいう祭りをちょっと期待したのだがなさそうなので、ずっと待つのももったいないので久留里まで往復することにした。
14:50発の上総亀山行はキハ37+キハ38の2両編成。国鉄末期の車両なのでキハ30に比べて人気は今一つではあるが、こちらも貴重品かつ余命いくばくもないのである。何より冷房付きなのはありがたい。
列車は小糸川沿いをゆっくりと走る。のんびりした光景であるが、車掌はいるしクルマには全く歯が立たないしまあよくこれまで放置プレイしたものだとも思う。
40分ちょっと走って久留里へ。
上総亀山までは20年近く前に行ったことがあるので、今日はここで折り返す。
当時は安房鴨川まで日東交通のマイクロバスで抜けられたのだが今は廃止されてそれもできない。
っていうかもう20年になるのか…年とったな。
久留里駅は構内踏切が残っていて田舎ムード満点。
15:37発の木更津行に乗る。これもキハ37+キハ38の2両。
段々花火大会に向かう浴衣姿の子たちが乗ってきて車内が華やかになり、16:21木更津着。
さて、16:46発として折り返す前にこの列車は2両増結する。
果たして、車庫に寝ていたキハ30がやってきましたよ!
連結完了!
しかしこれでは編成の中間に挟まれてしまい、連結した後は写真も何もあったものではない。
何というか勿体ない連結の仕方ではある。
車内に入ってみるが、通勤型気動車なのでちょっと懐かしさはあるが特筆すべきところは特にない。
ちょっと乗って行こうかとも思ったのだが非冷房の車内は暑かったので乗らずに見送った。
時刻表を見ると次の17:42発は1両増結で3両になる。
1両増結できるのはキハ30なので、この増結シーンを見て帰ることにした。
車庫からキハ30が出発!
と思ったら逆走し始め、車庫の脇の側線へ。
理由はよくわからないが3両の場合増結する向きは君津方なのでこういう入れ換えが必要らしいのだが、実に非効率な作業とも言える。動労千葉のお陰とはいえ、ちんたらしてるなぁ。
と思っているうちに、折り返し17:42発となる上り列車が17:23に到着し、花火大会の客を多く降ろす。
先ほど乗った14:50発の折り返しである。
ようやく連結完了し、キハ30は最後尾の先頭に立った。
ということで満足したので、帰りましょう。
というかそろそろ帰らないと嫁に怒られるので(苦笑)
17:43発の快速で一気に船橋へ。往時に比べて停車駅が増えまくった内房快速ではあるが乗ってしまえば直通はやはり楽で、19時過ぎに無事帰宅。
パワフルスマイルも元は取りまくったし、充実した1日であった。