たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

21年ぶりのベルリン街歩き:DDRの日常~ブランデンブルク門~イーストサイドギャラリー / 2026.02 ドイツ・フィンランド1泊4日弾丸旅行(6)

www.tamazo-diary.net

の続き。

東ドイツ時代の生活を今に伝えるAlltag in der DDR

AlexanderplatzからU2で3駅、歴史を感じされる高架駅が印象的なEberswalder Straße駅で降りる。ミッテ地区のハッケッシャーマルクトからこのあたりのプレンツラウアーベルクのあたりまではおしゃれなカフェやショップが集まるエリアとして最近ガイドブックでも良く掲載されているのだが、今回向かったのはこちら。

Alltag in der DDR、日本語では「東ドイツの日常」と呼ばれるクルトゥア・ブラウエライ(Museum in der Kulturbrauerei)と呼ばれる博物館内の常設展示である。

Alltag

 

東ドイツを伝える博物館はベルリン大聖堂の向かいのDDR博物館が有名なのだが、あそこは入場料が13.5EURもする。

www.ddr-museum.de

こちらは涙の宮殿と同じ「ドイツ連邦共和国歴史の家」財団で運営されていて、無料!なので貧乏人としてはこちらを選んだ次第である。ただDDR博物館は21時までやっているがここは18時までなので急いでやって来た。

中に入ると、いきなりホーネッカーの写真や東ドイツのDDRマークやスローガンが出迎えてくれる。ドイツ語なので全く分からなかったが、後で調べると計画経済や社会主義を称えるものだったらしい。そして東ドイツ時代のオフィスや売店、住居などの展示が充実しており、往時の質素な生活をリアルに感じさせてくれる。

東ドイツの象徴、トラバントも展示されていた。上に積まれているのはテントである。

しかし何より目に入ったのが沢山飾られていた当時の人々の写真。今展示されている物たちの向こうには、物不足に悩まされ、抑圧されたであろう監視社会の中で、沢山の東ドイツで暮らしていたたくさんの人たちの日々の生活が確かにあったんだなというのが突き刺すように伝わって、なんともいえない思いになる。

もう気づけば東ドイツがなくなって36年になり、遠い昔になりつつあるけど、往時の空気感を体験できる施設として貴重であり、おすすめです。

ベルリンのB級グルメを堪能

さて、エバースヴァルダー通り駅といえば、ベルリン名物カリーブルストの東の横綱、コンプケインビス(Konnopke’s Imbiß)がある。閉店時間が18時までと早く、無理かなと思ったのだが列がそんなに長くなかったこともありギリギリ間に合った。ちょっと並んでカリーブルストを注文。

一口目は魚肉ソーセージか?というくらい大味だったのだが、ふんわりした身と固い皮がカレーソースと絡まって非常に美味しい。なるほど、これは人気が出るわけだ。満足しました。

ベルリンのB級グルメといえばドネルケバブもある。ご存じの通りトルコ料理であるが今やベルリンを代表するグルメだ。どのガイドブックにも乗ってるのがクロイツベルクのムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブであるが、常に行列覚悟ということで弾丸トラベラー向けではなかったので、エバースヴァルダー通り駅近くで全く引けを取らない味とGoogleMapで高評価だったK’UPS Gemüse Kebapという店に入った。

普通のケバブをくれと注文してしばし待つと、なんとびっくりパンに入りきらないほど具が詰まったケバブが出てきた。肉肉しいだけでなく、野菜たっぷりなのがまた良い。全然混んでなかったし、さらにこれだけのボリュームなのにたった6EURとお財布にやさしいのがめっちゃありがたい。お腹いっぱいになりました。

ただこの店、現金のみなのが要注意である。今回の旅行ではここだけが現金のみであとは全部デビットカード払いで行けました。

21年ぶりのブランデンブルク門

夜になっても賑やかなアレキサンダー広場に戻り、お土産を買った後、Sバーンに乗り込む。ちょうど西ベルリン時代に作られた480型電車に乗ることができた。今となっては少数派な系列なので乗れてラッキーだった。

FriedrichStraßeでSバーンを乗り継ごうと思ったらこの週末工事運休!と大胆なことをやっていたので、Berlin Hbfまで行ってUバーンに乗り換えて向かった先は…

ベルリンの象徴、ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)である。まあここはベルリンに来るたびに来ているので、見送っても良かったのだけど、やっぱりベルリンに来たからには表敬訪問しなければね。

ウンターデンリンデンの広い通りを眺め、再びUバーンとSバーンを乗り継ぐ。

イーストサイドギャラリー~カールマルクス大通り

もう時間は20時を回り、あいにく雨も降りだしてきたが、あと行きたいところは2つある。まず向かったのはイーストサイドギャラリーである。シュプレー川沿いに残された長さ1300mもあるベルリンの壁に様々なアートが描かれたスポットで、ベルリンを代表する観光地ではあるのだが、これまで一度も行ったことがなかった。今回ベルリンの壁を改めて観てみたいなと思いやって来た次第である。

通り沿いに壁が続いているので、24時間観ることができる。近くまでくるといくらアートが描かれていても威圧感はあるなぁ。

日本にゆかりのあるアートもあったりして嬉しいが、なんといっても一番の見どころは、ブレジネフとホーネッカーがキスをするという社会主義時代を風刺した絵であろう。いろんなガイドブックで見てきたが、ようやく自分の目で見れたので満足である。

イーストサイドギャラリーの奥のシュプレー川にかかるオーバーバウム橋(Oberbaumbrücke)。昔は東西ベルリンを隔てる橋であり、ベルリン統一の象徴ともなっている橋であるが、この歴史ある景観が実に素晴らしかった。惜しむらくはライトアップしてないところであったが、今のiPhoneで夜間モードで撮影するとこんなに綺麗に撮れるのね。時代は便利になりました。

雨が強まる中ワルシャワ通りを市電に乗ってFrankfurtor Torで降りてカールマルクス通りを眺める。東ドイツ時代に社会主義時代を代表する集合住宅が建てられ、左右の塔をはじめずらっと並ぶビルが威圧感がある。雨がしとしとと降ってたのでなおさら物哀しさを感じてしまう。賑やかなベルリンとはまた違った世界を最後に観れて満足でした。

駆け足のベルリン観光を終えて

A: Alltag in der DDR、B: Konnopke’s Imbiß C: K’UPS Gemüse Kebap D: Alexanderplatz E: Berlin Hbf F: Brandenburger Tor G: Eastside Gallary H: Frankfurter Tor

旧東ベルリン地区を中心に、今回観たいところをいつもながら大急ぎで巡った旅であったが、21年ぶりのベルリンはやはり刺激的な街であった。ほかのドイツの街とは全く違う大都市ベルリンは、正直何日もいるとドイツの素朴な田舎町が懐かしくなってしまうのだが、日本に帰ってくるとそのダイナミズムがなんとも懐かしくなりまた行きたくなるという、不思議な魅力にあふれている。今回も戻ってきてブログ書いてたらまた行きたい衝動にかられてしまった。またいつか再訪したいと思います。

特に今回ひとつだけ、ベルリンの壁記録センターの展望台から緩衝地帯を臨むという体験が時間切れで行けなかったので、次回はぜひ訪れたい。