
の続き。昨日の長い移動+会議とは打って変わって、台湾2日目は午後便で帰るだけである。しかも今日は土曜で仕事もない。なので、午前中はどこか散策して帰ることにした。
最初は思い切って東海岸の宜蘭まで行ってしまうかと思ったのだが、天気があまり良くないようなので、台北近郊の街を散策して帰ることにした。
日本統治時代の雰囲気そのままの桃園神社

ホテルをチェックアウトし、徒歩で忠孝復興站へ行ってMRT板南線で台北車站へ。

台北車站8:00発の新自強号に乗って桃園へ行きます。EMU3000型自強号に乗るのは初めてだが、普通の自強号なら悠遊カードでそのまま乗れるので2年前台南で乗ったが新自強号は乗れない。
わざわざ切符を買って桃園までちょい乗りというのは少し勿体ない気がするがちょうど良い時間の電車がなかった。


30分足らずで桃園車站。台北近郊の日本でもありそうな2面3線の駅だが、現在地下化工事中で近いうちにこの景色は眺められなくなる。台湾の鉄道はあちこち地下化が進んでいて、景色を眺める向きにはちょっと残念だ。

駅から少し歩いた桃花園ホテル前のバス停からマイクロバスに乗る。一昔前だとハードルの高かった路線バスも、GoogleMapと悠遊カードがあれば簡単に乗れる。良い時代になったものだ。

10分ほど乗って降りた先が桃園市忠烈祠である。
ここは日本統治時代に桃園神社として建てられ、戦後忠烈祠となったのは他の台湾各地の元神社と変わらないのだが、ここは神社の建物がほぼそのまま残されており、さらに2017年からは「桃園忠烈祠と神社文化園区」としてまるで日本の神社のような雰囲気を取り戻しつつあり、一度訪れたいと思っていた。

階段には「謹賀新年 桃園神社」と提灯が並ぶ。この雰囲気は日本そのままで嬉しくなる。

境内は9時に開くので少し待つ。鳥居は最上部が外されていたものの面影は残されている。

右手にはなんと絵馬がかけられてた。読むと日本人だけでなく台湾人が願い事書いていた。これは喜ばしいね。
9時になり、境内に入る。

入って右手の社務所は神社風となっており、ここで日本風に二例二拍手一礼する。

狛犬は唐獅子風だった。中門を抜けて拝殿へ。

おおっ、これは本当に日本の神社そのものだ。よくぞここまで日本の建物を残してくれと思う。台湾人には感謝でしかない。


その奥の本殿も参拝。現在は忠烈祠なので祀られているのは台湾の人たちだが、それにしても本当に素晴らしかった。
この桃園神社、コロナ禍の際に日本の雰囲気を味わえる場所として話題になり、一度は日本の神社から分霊を受けたが今度は桃園市長の交代と絡んで親中派から問題視されて強制送還されるなど、中台問題も絡んだきな臭い動きもあるようだが、現地は静かな雰囲気そのもので、忠烈祠でありまた日本風の桃園神社であるという絶妙なバランスをこのままうまく保ってほしいなと日本人としては思います。
いずれにせよ、訪れて良かったです。
三峡老街の日本統治時代の建物を散策
まだ帰るには早いので、桃園車站から台鉄に乗って次の場所へ向かう。


鶯歌車站で下車。鶯歌も陶器の街としてガイドブックに載っている観光地ではあるのだが、今日向かうのはここからバスで15分ほどの三峡老街である。

バスを降りると、土曜午前とあって多くの出店と人で賑わっていた。台湾人のパワーは半端ないな。
三峡老街は日本統治時代のレンガ造りの建物が並ぶ、人気観光スポットである。レンガ造りの建物は台北市内の迪化街でも観ることができ自分も3年前に観たが、ここも200mにわたってずらっと洋館が並び結構壮観な眺めを愉しむことができる。

賑やかな町並みを過ぎるとバロック調の日本統治時代の建物が見えてきた。ぐっと落ち着いた雰囲気がとても良いな。


まだ午前中なので人はまばらだったが、それがまた良かった。どこもお店が入っていて現役の建物なのがまた良い。


趣向を凝らした建物のファサードを眺めるだけでも全く飽きない。しかし本当に台湾人の皆さんあちこちの日本の建物を今に残してくれるのは嬉しいね。
そして三峡老街のもう一つの見どころへ向かいましょうか。

清水祖師廟である。
ここは1769年の創建で幾度となく損壊されながらもそのたびに再建を果たした廟である。




ここの見どころは廟そのものの大きさもさることながらその精巧な飾りにある。特に何層にも重ねられた柱の装飾は見事としか言いようがない。軒先の装飾の細かさにも目を見張る。これを作るのにどれだけ労力をかけたのだろう。これは必見だと思います。
三峡は台湾の地元の活気あふれる雰囲気と日本の面影を気軽に味わえる良い場所でした。

帰りはバスで高速道路を経由してMRT板南線の府中站へ。台北大学のキャンパスが三峡にあることもありこの区間は本数が多く、台北からまっすぐ行くならこのルートが良さそうだが、近い将来新北MRTが開業すると三峡も鶯歌もMRTの乗り継ぎだけで行くことができるようになる。便利になるね。
大人気のCOOKIE886でお土産を購入
昼過ぎに台北市内へ戻ってきた。あとはお土産を買って帰るだけである。
これまでお土産は、松山空港近くの微熱山丘へ行ってパイナップルケーキを買うのが定番だったが今回なんか違うのないかなと思って調べると、COOKIE886のほろほろクッキーが最近若い女性を中心に大人気なのだそうだ。
【2026】台北土産COOKIE886(クッキー886)徹底ガイド!中山店の場所&値段・種類 | Funliday
なので今回はそこへ行くことにして、MRT淡水線に乗り継ぎ雙連站へ。駅から歩いて5分ほど行ったところにその店はある。

が、12時半オープンでまた店が開いてからちょっとしかたってないのにもう行列が…。

早くもこれだけ列ができていた。混んでるときは1時間待ちとかいうことだったが、結局30分くらい待たされたかな。日本人も多かったが、春節前でお年賀?として購入する台湾人も多かった。

こんな感じで品揃えも春節版になっていた。
このCOOKIE886、とろけるような食感が人気なのだが、なので振動に弱く、日本で出店はされておらず、また不用意に預入荷物にすると砕け散ってしまうらしい。なので、ぴよりんチャレンジのごとく慎重に持って帰ってきたが、まあぴよりんよりは楽勝だったかな。


自宅用に買ったクッキーを食べてみたが、口に入れたとたんにほろほろと身が溶けていくような食感が癖になりそうで美味しかった。まあ、パイナップルケーキほどの濃い味ではないので、台湾定番となるかどうかはわからないけど、話題性もあるし、少し前に人気になった台湾カステラと違って賞味期限も20日と長いので、パイナップルケーキに飽きた人はこれを買うと良い気がします。

雙連から松山空港までは中山站でMRT松山新店線に乗って南京復興站からMRT文湖線に乗るのが早いのだが、古い人間なので(苦笑)台北車站からMRT板南線で忠孝復興站経由で向かう。MRT板南線の名物、シーメンスのGTOインバータ音が特徴的なC321型はだいぶ換装が進んでいたが、まだ3分の1くらいは走ってるのかな。音鉄は今がラストチャンスかもね。
台北MRT板南線C321型のシーメンスGTO車は1年前よりだいぶ減り来ない時は本当来なかったけど、最後松山空港へ行く前に忠孝復興駅で両方向やって来た。この音は最高だね。音鉄の人は急げ!https://t.co/HbMunGIpOS pic.twitter.com/rimeNP0KUo
— たま (@tamazotamazo) 2026年2月7日
さて、台湾半日観光も終え、帰国しましょうか。