当初の予定に反して、やたら見に行くことができた今年の祇園祭。
20日に後祭の曳き初めを観て、これで一段落かと思ったのだが、なんと28日にも大阪に行く用ができた。28日は神輿洗がある。なので、大阪の予定を終えた後神輿洗を観て京都に1泊してから帰ることにした。
28日の神輿洗は昨年も観たが、人通りも多くなく地元祇園のお祭感があってとても良かったので、再訪が楽しみだった。
が、なんと19時半から20時半まで打合せが入ってしまった。ちょうど大松明が四条大橋から八坂神社に戻り、神輿が入れ替わりで四条大橋に向かうあたりの時間だ。うーん、神輿洗の肝の時間が観れないというのは何ともなぁと思ってたのだが、どこでこの打合せに出るか、悩んでいるうちに当日となり、とりあえず大阪の仕事を終えて京都に向かった。
大松明の宮入~神輿の引き出し
昨年と同じ八坂神社の西楼門に17時半頃着き、宮本組と四若神輿会が列を組んで大松明を境内に運び込む大松明宮入を観る。

10日と同様、社務所前ではなく本殿裏をぐるっと回って斎館前から神輿の引き出しを観ることにした。昨年と異なり平日の夕方ということもあって見学者は多くなく最前列を確保。


まずは中御座神輿を舞殿から引き出し、南楼門から外へ出す。




続いて東御座、西御座、東若御座の各神輿が舞殿から降ろされ神輿庫へ。こちらからだと神輿庫に入ってく様子がよく見えるので東側から眺める方が良いな。西日が結構きついのが玉に瑕だったけど。
お見送り提灯の出発~道調べの儀
この後19時頃、大松明に火がつけられ四条大橋へ向かうが、八坂神社に19時までいると19時半からの打合せに間に合わないので、四条通を四条河原町方面へ移動する。
が、そういえばちょうどこの時間、お見送り提灯の出発の時間だよな、と思ってアパホテル祇園の隣の小路を入ると、ラッキーなことに漢検脇の駐車場から出発するところだった。


昨年は祝い提灯講社の提灯が先頭だったが、今年は「おみおくり」の提灯が先頭だった。10日のお迎え提灯の「おむかえ」と揃えたのかな。これまで祝い提灯とお見送り提灯の2つの言い回しが使われていたが、八坂神社のホームページにもお見送り提灯と書かれているし、「祝い提灯講社」が主催する「お見送り提灯」が正しい使い方になりそう。なので今年のブログタイトルはお見送り提灯にしました。
後で動画を見直して数えたら提灯は57基あった。昨年が52基と報道されていたのでさらに増えている。2017年に復活した歴史の浅い行事ではあるがすっかり定着したようだ。

お見送り提灯は四条通の一力茶屋の前で大松明、そして神輿が通り過ぎるまで待機する。


19時過ぎ、宮本組の先導で大松明がやってくる。この松明が燃える様子の迫力さは現地で観ないと本当にわからない。

四条大橋の上で大松明が立てられ、まわされている様子を遠く南座前から眺める。四条大橋は立ち止まれないため、ここからの眺めが限界だった。

大松明が八坂神社へ帰っていく。
ここで時刻は19時20分前でタイムアップ。いったん四条大橋を渡って四条河原町のカフェに入って会議に参加することにした。

四条大橋は南側が西行、北側が東行の一方通行になっているので四条京阪の交差点で反対側にわたる必要がある。夕暮れの空が綺麗だった。まだまだ暑かったけど…。
神輿洗を観て、また来年
19時半からウェブ会議に参加したが、ラッキーなことに30分もかからないで終わった!
打合せが30分もかからず終わった!!!!!神輿洗戻るっ!
— たま (@tamazotamazo) 2025年7月28日
神輿洗が観れるではないですか!ということで急いでカフェを出て四条大橋を渡る。せっかく四条大橋の西側にいるので、神輿洗の様子を観ようかと思ったのだが同じことを考えている人たちで四条大橋西詰は人だかりができてたので、東へ進む。

ちょうど中御座神輿が南座前にやってくるところであった。ほいっとー、ほいっとー。

神輿の前後には先ほどの大松明から火を移した小松明がついていってた。10日の神輿洗で小松明を観てあれ、28日あったっけ?と思ってたのだが、ありました。昨年じっくり観てたつもりが抜けてるな。
南座の付近は大混雑だったのでさらに東へ向かう。


お見送り提灯が神輿の後に続く。この時間は2列にわかれて進むので一番見栄えがするな。

今年は平日なので、石段下のあたりまで来るとほとんど人がいなかった。昨年同様、ここで神輿の差し上げを待つことにする。

宮本組に続いて小松明が戻ってくる。スマホを構えたらピースサインをしてくれた。なかなかお茶目だ。

八坂神社石段下での差し上げ。もう今年の祇園祭もおしまいだなと寂しくなるが、それを吹き飛ばすくらいの勢いある差し上げを見せてくれた。



八坂神社境内に入り舞殿を一周。名残を惜しむかのように四若神輿会の輿丁たちが神輿を振り上げる。見事な担ぎっぷりは本当にさすがだな。

中御座神輿が神輿庫に収まり、舞殿上で手締めして今年の神輿洗も終わり。また来年の神輿を楽しみにしてます。
祇園の町を練り歩くお見送り提灯行列に感銘
さて、時刻は21時15分。昨年はこれで帰ったのだが、お見送り提灯のルートを観ると出発地に戻るのが21時45分でまだ祇園の町を巡っている時間だ。祇園祭はまだ終わりではない。お見送り提灯の列を観に祇園に戻ることにした。
21時25分頃に切通しから四条通に出ると書かれていたので切通しのあたりで到着を待つ。



少し遅れてお見送り提灯の行列がやってきた。途中から舞妓さん、芸妓さんも列に入るので一気に華やかになる。そして、出発時にはいなかった御囃子も花を添えていて、切通しの狭い道を通るのも風情があって良い。これは素晴らしい。


四条通に入る。もうこの時間になると観客の数も多くなかった。
ちょうど神輿洗を終えた四若神輿会の輿丁たちがやってきていたが、お見送り提灯行列を拍手で出迎えているのが祇園の町衆が主役の地元の祭という感じがして、とても印象的だった。






最後は西花見小路を歩く行列を見送って、自分の祇園祭は幕を閉じました。
このお見送り提灯行列、本当良かったです。昨年は面白い提灯が並ぶ行列くらいなイメージしかなかったのだが、今年、祇園の小路の行列を観ることで、祇園の人たちが神輿を見送り、盛り上げていこうという心意気が感じ、より素晴らしさを実感することができた。お見送り提灯行列、おすすめです。ただ、祇園白川のあたりで待ち構えようとすると、神輿が神輿庫に収まる場面が観れないんだよね。ここは悩ましいところ。
2025年の祇園祭を終えて、2026年へ
今年は20日の後祭曳き初めだけしか観れないと思っていたのだが、振り返ってみると大阪の仕事がやたら入ったおかげで、4日の二階囃子から始まり、10日の神輿洗と舞踊奉納、12日の前祭曳き初め、16日の日和神楽、17日の神幸祭神輿渡御、20日の後祭曳き初め、そして28日の神輿洗とお見送り提灯と、祇園祭に浸りまくった幸せな1か月だった。これまでネットでしか観れなかった行事を生で観れて、ただただ満足です。
特に今年印象的だったのは舞踊奉納、日和神楽、お見送り提灯と地元の方々が大切にしている行事を観れたこと。山鉾巡行はもちろんのこと、神輿だけが祇園祭だけではないんだなぁ、祇園祭が地域の人たちに支えられている祭りなんだなというのを実感することができた。
ただ、これだけ観てもまだ全然観切れてないのが祇園祭の奥深いところ。2026年も日取りは良くないのだが、17日と24日が金曜なので、神輿渡御はどっちか仕事を早く切り上げて観に行きたいところだ。あと個人的に次に観たいのは10日のお迎え提灯、13日の稚児社参、15日の宵宮祭、24日の花笠巡行、そして31日の疫神社夏越祭あたりかな。来年は難しそうだけど、いつか全部観ておきたい。2026年の祇園祭を楽しみに、また1年がんばります。
今回の神輿洗、お見送り提灯を動画でまとめました。こちらもぜひご覧ください。