の続き。午後は前祭の曳き初めを観に行こうと思う。
曳き初めは昨年、後祭の曳き初めを初めて観たが、本番さながらの巡行をいち早く楽しめるし、本番ほど混んでないので、今年もその機会を狙うことにした。今年は前祭も後祭も土日にかかっているので、社会人にとっても都合が良い。
前祭の山鉾を観るのは2023年の巡行本番を観て以来2年ぶり、楽しみだ。
12日・前祭の曳き初めをハシゴ
前祭の山鉾は12日、13日に分けて曳き初めが行われる。12日に行われる鉾と時間は以下の通り。
・14時:函谷鉾
・14時半:鶏鉾
・15時:菊水鉾
・15時半:長刀鉾、月鉾
まずは14時の函谷鉾をめざそう。

曳き初めの準備が進む函谷鉾。山鉾巡行本番ほど混んではないが、四条通北側の歩道はもう観客で埋まってたので、南側の歩道へ行く。こちらはまだそこまで混んでなかった。


14時になり山鉾の先陣を切って曳き初めが始まった!地元の人たちが綱を曳きゆっくりと進んでいき、拍手が上がる…のだが、てっきり四条通を停めるのかと思ったら北側車線を停めるだけで南側は通行止めにはならなかった。なので、目の前で信号待ちで止まったしょうざんリゾートのマイクロバスビューになってしまった(泣)


それでも四条烏丸の交差点まで行って引き返す様など、祇園囃子を奏でながら大きな鉾が進む様子を1年ぶりに観ることができて満足である。
昨年の後祭のときは1時間くらいかけて曳き初めをしていたが、前祭の曳き初めでは動ける範囲が短いので30分くらいで終えてしまうようだ。四条室町の交差点を先に進んでいったくらいで次の鉾、鶏鉾へ向かおう。
室町通はまだ混んでなかったが、函谷鉾を観終わって来た人が流れてあっという間に人でいっぱいになった。


鶏鉾は地元の小学校の子供たちが中心となって曳く。昨年の山鉾巡行で車輪が割れて巡行中止に追い込まれたことから、リベンジとなる曳き初めで動き始めたときの拍手は一際大きかった。自分もちょっと感動した。



四条室町の交差点まで出て室町通を南下していくところまで見届けて、室町通の反対側、菊水鉾へ向かおう。

唐破風屋根が印象的な菊水鉾は道の狭い室町通にいるので、大混雑を覚悟したが、道にいる人はほとんど曳こうとする人だったので観客は予想よりは多くなかった。こちらも無事に出発。狭い道を大きな鉾が進むさまは迫力たっぷりだ。


四条室町の交差点まで出て一息といった感じであるが、この日は午後の日差しが厳しくて本当に暑かったなぁ。
さて続いての15時半からは月鉾と長刀鉾が同時に始まるので両方一緒には観れない。今回は長刀鉾へ向かった。

長刀鉾はさすが一番人気の鉾なだけあって四条通は大混雑。反対側の歩道も観客でいっぱいだったので、北側の歩道の隙間になんとか入り込み、出発を待つことにした。

稚児と禿が乗り込む。曳き初めではあるがちゃんと稚児達は乗るんだよね。2年前の山鉾巡行では新町通で観てたので稚児はすでに降りてたので生で稚児が乗るのを観るのは初めてだ。


長刀鉾も地元の小学生が中心に曳く。この酷暑の中先生も含めて本当に大変だ。観客だらけの中、無事曳き初めが始まった。凛とした顔をした稚児が乗った鉾が通り過ぎていく。

長刀鉾の曳き初めは結構長い距離を進んでいくので、四条高倉のバス停付近で戻ってくる鉾を待つことにした。


帰りはそこまで混んでなかったので、最前列から曳き初めの様子を観ることができた。向きが反対であることを気にしないのであれば先に月鉾見に行ってから長刀鉾の順番が良いのかも。

しかし逆向きに進むので西日が実にきつかった。そんな中そんなことを感じさせず演技をする稚児はもちろん、小学生、全ての人たちに本当にお疲れ様と言いたいです。ただ、残念ながら前祭の山鉾巡行本番は本番で大雨だったのだよね。今年の前祭山鉾巡行は天候に恵まれず、結果として晴れの巡行が観れたのはこの曳き初めのときだけであったのでそれはそれでラッキーでした。暑くて疲れたけど。
人が少ない前祭宵山気分を愉しむ
時刻は夕方16時過ぎ、暑くてくたびれたが、今日は夜までいて宵山を見物する予定である。
宵山は前祭は一般的には14日から16日の夜のことをさすが、曳き初めを終えた鉾は駒形提灯を掲げて御囃子も奏でるのでその日の夜から宵山気分が楽しめる。夜店などはなく通行規制もないが、逆に人通りも多くないのでじっくりと楽しめるのだ。昨年も後祭曳き初め後の宵山がとても良かったので、今日も夜まで滞在する。
18時過ぎ、再び四条通へ。

長刀鉾は今日の曳き初め組では唯一駒形提灯を掲げず13日からになるらしい。なんというか、長刀鉾はこういうところが別格というか、でも自分はあんまり好きではないかもな。


函谷鉾はすでに駒形提灯に明かりが灯り、宵山モード。しかも函谷鉾は鉾への搭乗もできるのだ。1000円払って会所の中へ。


重要文化財の前掛などを眺めて鉾に搭乗。


提灯越しに見える四条通、そして東山の緑の眺めが良いね。そして屋根上には鶴の絵が。これは鉾に乗らないと観ることができない景色だ。
満足な函谷鉾搭乗でした。



月鉾、鶏鉾、菊水鉾も駒形提灯が灯され幻想的な雰囲気であった。もっとも四条通も室町通南側も通行止めにはなってないので、路線バスなどもバンバン走るのだが、その脇で歴史的な鉾が建つというのも京都の奥深さだなぁと改めて思いました。


曳き初めを観てたら飛行機で帰れないので、京都駅へ行き20:03発ひかり522号で帰京。東京まで2時間24分で走りきる最速ひかりで、5月のスマートEX価格改定でひかり号のグリーン早特の値段が値下げされたので、グリーン車で豪華に帰京である。
前祭・曳き初めを終えて
今回、前祭の山鉾巡行は仕事で観れないので、曳き初めだけとはいえ2年ぶりに観れたのは良かった。後祭の曳き初めよりは圧倒的に混んでたけど、本番ほどは混んでなかったし、外国人も思ったほど多くなくて地元の人が曳いてたのがまた良かった。そして夜は宵山気分をゆったり楽しめたのも良かった。また来年も曳き初めは土日にかかるので、観に行こうかな。
ただ、今年の祇園祭はこれで終わりではないです!(つづく)