たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

WEST EXPRESS 銀河クシェットで京都から広島へ / 2025.07 広島旅行(2)

www.tamazo-diary.net

の続き。

今回、京都駅から広島までWEST EXPRESS銀河に乗車します。

WEST EXPRESS 銀河:JRおでかけネット

セルフ10時打ちでWE銀河山陽コースのクシェットをゲット

WEST EXPRESS銀河は2020年に117系を改造して作られた寝台列車で、昨今豪華なクルーズトレインばかりな中で夜行列車をカジュアルに楽しめるとあって人気の列車である。特に自分としては、豪華なグリーン車のファーストシートやプレミアルームよりも、往年の2段式B寝台の雰囲気を色濃く残すクシェットに目が行き、一度は乗ってみたいと思ってた。グリーン車は先頭車=クハなのでモーター音が聞こえないので、このクシェットで117系のMT54モーター音を聞きながら移動なんて最高ではないか(笑)

ただこのWE銀河、京都や大阪から紀南、山陰、山陽などJR西日本の観光地に向けて走っているが毎日運転ではないので、まず行きたい場所と時期を合わせて大阪行って…というのがなかなかタイミングが合わなかったところ、6月~8月の山陽コースと今回の出張に合わせて金曜夜に広島へ行く、というプランを思いついた。

 「WEST EXPRESS 銀河」山陽コース2025年度6月~8月のおもてなしについて~「万博プラスワントリップ」で足を延ばして広島・山口に来ませんか~新規ウィンドウで開きます

クシェットはサンライズノビノビ座席と同様、寝台料金が不要なので新幹線で広島に行き1泊するよりも安く済むのも魅力だった。

ただ金曜夜の下りという一番混む日であり、WE銀河は定員が少ないので、何はともあれ予約が必要である。e5489で予約はできるので、1か月前に仕事そっちのけ?でセルフ10時打ちをしたところ無事に予約することができた。ただe5489の事前受付は満席だったので、仕事を優先してたら切符を買うことはできなかったようだ(苦笑)

ちなみに事前受付で買えた場合を考えて券売機での支払いで予約したのだが、そうすると券面上はe5489で買った形跡は全くでないようだ。

せっかくなので始発駅の京都から乗ることにして、大阪から京都へ移動し、祇園祭の二階囃子を見て日帰り入浴をしてから京都駅に来た次第である。

昔懐かしい夜行列車の雰囲気を楽しめるクシェット

WE銀河は京都駅31番線ホームに20:54頃入線する。31番線は普段は山陰線のホームだが、行先の「下関」が目を引くね。

ダークブルーの色合いが恰好良いWE銀河が入線。特急列車ではあるが元をただせば近郊型で京都駅にもついこの間まで湖西線草津線で走っていた馴染みのある117系である。

www.tamazo-diary.net

自分の世代では新快速シティーライナーとしてスター的存在だった117系であるが、もうこのWE銀河編成しか残っていない。その点では実に貴重な編成である。

さて、さっそく指定された2号車のクシェットに向かいましょうか。

クシェットのエリアは通路が山側に寄せられている。この狭い通路、昔のB寝台の通路の雰囲気そのままで実に素晴らしい。一方で最新のインテリアはセンスがあり、現代風だ。

クシェットの一室。いやーこれはB寝台そのものだね。晩年の北斗星やトワイライトでは個室ばかり乗ってたので、2段式に乗ったのは2013年以来12年ぶりかな。まさかもう一度、日本国内で2段式寝台に乗る機会があるとは思わなかった。
www.tamazo-diary.net

今回とにかく予約優先で席番はおまかせにしたところ上段だった。ただ種車の窓配置の関係で窓が全くない場所になってしまったが、まあ寝てるだけなのでなくても問題はない。

壁には個別照明に加えコンセントがある。サンライズノビノビ座席はコンセントがないのに比べると無茶苦茶ありがたい。またコンセントの上部に小物入れがあり、スマホや眼鏡を置くことができるのもよく考えられている。

一方、ノビノビ座席と同様、リネンはブランケットと枕カバーしかないので、空気枕は必須になる。

近郊型電車の117系を改造したので上段の天井は低いのかなと思ったがそうでもなかった。上段から下をのぞき込むこのアングルを再び味わえるのは感慨深い。

ただこの上段、カーテンが一切ない。下段にはあるのだがハシゴ部分にはなく、どちらも通路からは丸見えで、自分はどうでもよいがプライバシーを気にする向きにはノビノビ座席よりも気を使いそうだ。

2号車の半分は指定席になっているが、4列でそこまでシートピッチも広くないので、特にWE銀河に乗りたいとかなければ選ぶシートではないかな。ただ、前方の女性専用シートを含めて結構席は埋まっていた。

3号車の一角にはフリースペース「明星」があり、4号車はまるまるフリースペース「遊星」になっている。山陽ルートのおもてなしとして柳井名物の金魚のちょうちんが飾られていた。

フリースペースが多いのは特にクシェットの客にとってはありがたいのだが、こんなにフリースペースばかりで採算取れてるのかなというのは気になった。

フリースペース車両はスタンプとかフォトパネルとかいろいろ置かれていて、特に姫路まで乗車している大阪車掌区の方々が車内放送をこまめにするなど列車の旅を楽しませようとするなど、このあたりはトワイライトエクスプレスを走らせていたJR西日本の豊富な経験が生かされてるんだろうなと思った。

さて、21:15、WEST EXPRESS銀河は下関に向けて京都を出発します。

往年の117系新快速を彷彿とさせる走り

久々のMT54モーター音が心地よいが、途中大阪までは途中の運転停車もあり、そこまで速度は出さない。

新大阪、大阪と運転停車があるので117系の写真をパチリ。大幅に改造されたとはいえ、117系はやっぱり格好良いな。

そして気になったのがこの運転室横の2段窓。これは原型の窓をそのまま使ってるのかな。ちょっと嬉しくなる。

大阪まではのんびり走っていたWE銀河であるが、ここから三ノ宮までは22分と、117系が新快速で走っていたころの21分とほぼ遜色ないスピードで走る。

外側線を内側線の列車を抜きながらMT54のモーター音を鳴らしながら走る様は実によかった。

姫路で深夜のそばサービス

WE銀河は途中運転停車も挟みながら23:48に姫路駅に到着。ここで下り列車のおもてなしイベント、まねきのえきそばの提供があるのでホームに降りる。

姫路駅名物の駅そばがこの時間特別に営業しており、特製のそばを食べることができる。

深夜ということで紙製のどんぶりでの提供ではあるが、ラーメンのような黄色い麺ととろとろの天ぷらが相まって非常に美味しかった。深夜のそばという背徳感がまた良いんだよね。値段も500円とリーズナブルで大満足なイベントだった。

姫路駅出発は0:40。そろそろ寝ましょうかね。

朝の山陽路を抜け、広島駅で下車

翌朝起きると、ちょうど白市のあたりであった。時間通り走っているようだ。2号車は途中で冷房が切られたっぽくて暑かった。3号車とかは動いてたので、どうも女性専用席のある2号車やフリースペースのみの4号車を切るとかしてるっぽかったけど、まあAU75のクーラーにきめ細やかな制御はできないだろうけどさすがに切るとちょっと暑いのでなんとかしてほしい。

マツダスタジアムを横で見ながら、定刻6:42広島着。WE銀河は10:50着の下関まで走るが、自分は広島で下車します。

WEST EXPRESS 銀河のまとめ

全般的に満足な一夜を過ごすことができた。117系のMT54モーター音を聞きながらクシェットの上段で横になって移動するなんてことを令和の世の中体験できるなんて思わなかったな。

ただ、これをもっと鉄ヲタだけでなくサステナブルなものにするには、まだまだ改善が必要な気がした。例えばクシェットのカーテンはないし、かつて2号車は女性専用車だったが利用率が低かったからか今は一部の席を除いて男性も乗れるのだが、結局男性しかクシェットにはいなかったようだし、ノビノビ座席が女性結構乗ってるのに比べるとクシェットが今のご時世に会うのかはちょっと疑問な気がする。2段式寝台全盛の時代、自分が乗ったかというと全然乗ってこなかったわけだし。

あと、サンライズにはあった紙コップがないのと、歯磨きがしづらいというのになくなって初めて気づいた。そう考えると、サンライズノビノビ座席はコンセントがない以外は本当よく考えられてると思う。

満席ばかりといってもそもそも定員が少ないってこともあるし、もっと定期的に走れる列車に育ってくれると良いなと思うが、まあ言いたいことはあるけれど、まずはプレミアムサービスばかりなご時世で、夜行列車という体験をリーズナブルな値段で提供してくれるJR西日本には感謝でしかないです。また、気概があれば乗りたいな。

↓MT54が鳴り響く走行シーンを動画でまとめました。