年度末の慌ただしい中ではあるが、3月29日~30日の土日で週末パスを使って出かけてきました。
6月末で廃止となる週末パスを使った惜別旅
きっかけはJR東日本の週末パスが6月末で廃止になるという報道であった。
かつては土日きっぷ、ウィークエンドパスと呼ばれ、20年来親しまれた信州や南東北までがフリーで乗れる歴史ある切符が廃止になる。最近のJR東日本はこのようなフリーきっぷタイプの乗車券を廃止しまくってるのだが、若かりし頃の自分はぎりぎり残っていた周遊券をはじめこのようなフリー切符があったからこそあちこち出かけていたことを考えると、若い世代に鉄道旅の機会を奪うことになるこの判断は自社の首を絞めるのではないかという気がする。
といっても、当の自分が前回使ったのはなんと土日きっぷの時代で20年近く使っておらず、自分比で言えば発売枚数減もさもありなんなわけなのだけど、廃止ということなので、週末パスを使った惜別旅をすることにした。
(https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2546から引用)
土日きっぷのころとは違う週末パスの特徴として、フリーエリア内の多くの私鉄が乗り放題になっていることである。地方私鉄は高く、盲腸線は往復せざるを得ないのでそれだけで交通費が嵩むことを考えると週末パスのお得さが際立つ。なので今回は週末パス対象で未乗となっている私鉄路線に全部乗ることにした。
上田電鉄で別所温泉へ行き、安楽寺を観光
3月29日(土)。まずは上野7:58発はくたか553号に乗車。年度末だからか北陸新幹線は混んでいて全く窓側席がとれず、確保できたのはなんと上野駅の新幹線乗換口で特急券を引き換える直前であった。


週末パスは土日きっぷのころとは異なり特急券を別途買わないといけない。これが地味に効いてくるのだが今回、新幹線の特急券をJREBANKの4割引き特典で買ったのでお得に移動できた。

軽井沢のあたりは3月末だというのに雪が降っていて、9:18着の上田も気温4度と寒かった。さっそく上田電鉄に乗り換え。元東急の1000系が走っている。そこそこ地元の客が乗っていた。

終点別所温泉駅は洋風デザインの観光地の入り口としてふさわしい外観であったが、ここから別所温泉までは徒歩で10分ほどかかる。ただ今回、折り返し電車の出発まで35分もあったので、プチ観光と行くことにした。

駆け足で温泉街へ向かう。こじんまりとした温泉街であるが風情があってなかなか良い。フリー切符使っちゃうとこういうところでのんびりできないのがつらいところ。
このあたりの塩田平は仏教寺院が多く集まり、信州の鎌倉とも言われる。せっかくなので温泉街から少し外れたところにある安楽寺へ行き、国宝の八角三重塔を見学することにした。



安楽寺は温泉街からは地図上では近そうに見えるのだが実際は山門まで、そして三重塔まで階段の連続で時間のないトラベラーにはしんどかったが、こじんまりとしているが八角形の優美な三重塔の姿は一見の価値はある。観てよかったです。

惜しむらくは無料足湯「ななくり」がいっぱいで温泉体験ができなかったこと。無料とはいえ、こんな狭いスペースだけってのはきついなぁ。
しなの鉄道の115系乗りまくり・撮りまくり
上田駅に戻り、しなの鉄道のホームへ向かう。止まっていた電車は…


上田11:06発の長野行は115系!しかもこの日は湘南色のS3編成である。
ついこの間まで115系天国であったしなの鉄道であり、自分も5年前に乗りまくったことがあるのだが、2020年からSR1系が入って以来徐々に活躍の場が減りつつあり、今や115系は全体の2割しか残っていない。なのでこの区間を115系で移動できないかはだいぶ頭を悩ませたのである。115系しかも湘南色に当たるのは今回の旅程の中でも会心の出来なのだ。

MT54モーター音を堪能しつつ、11:22着の戸倉駅でいったん下車。

昔は戸倉駅の電留線は115系だらけだったのに、いつの間にかSR1系で埋まるようになってしまった。哀しいな。


戸倉駅には今や貴重な存在である駅そば「かかし」がある。ちょっと早いが昼食を食べる。黒くコシのある信州そばらしい味わいが絶品であった。


少し時間があったので戸倉駅奥にある元採石場への引き込み線を活用した留置線に行くと、115系が2本止まっていた。スカ色のS9編成は今日は運用なしだったのだが姿だけでも見れてよかった。

戸倉駅へ戻り、11:58発長野行のろくもん号を見送る。ろくもんも登場から早10年が経つが、見た感じほぼ満員と景気が良い。
10年前に一度乗って以来なのでまた乗ってみたいところだ。

続いてやってきた12:04発長野行に乗車。この列車も115系である。2本連続で115系が来る時間帯は本当にわずかしかなくなっており、この旅程も会心の出来なのである。
やってきたのは初代長野色のS7編成。個人的には長野色は今の色のほうが好きなのだが、この色も今見てみるとよいね。
2代目の長野色をまとったクハ115が戸倉上山田温泉の万葉超音波温泉で保存されているのだが、戸倉駅から徒歩で20分以上かかるので今回は見れなかった。次の機会にまた来てみたい。ただ、しなの鉄道は正直115系が走ってるから乗りに来てるけど、全部S1系になってしまったら乗りに来るかなぁ…。

12:30長野駅に到着。115系に乗りまくって撮りまくって楽しいしなの鉄道でした。
さて次の列車に乗り換えましょうか。
(つづく)