翌朝。台北市内はあいにくの雨、そして気温も低いようだ。気温が低いのはまだ良いとして、雨なのは残念だなぁ。

ただ今回の台北滞在は実質1日半、当たり前だけど出張なので日中は仕事でどこかへ行くことはないので、朝ちょっと早くホテルを出て集合場所までの間寄り道することにした。どこに行くかは悩んだが、ホテルが中山北路沿いなので、西門へ行くことにした。
台北天后宮に祀られている弘法大師
西門へ行くには中山站からMRT松山新店線に乗れば1本だが、古い人間なので(苦笑)淡水信義線(淡水線という方がしっくりくるのだが…)に乗って台北車站で板南線に乗り継ぐ。


いつもの台北MRTであるが、昨年駅名標が明朝体からゴシック体に置き換えられている。
ユニバーサルデザインの一環らしいけど、台北や香港など中華圏の明朝体の文字、自分好きだったんだけどなぁ…。
淡水線C301型のウェスティングハウス製VVVFモーター音がなくなった今、台北MRTでは一番特徴的なモーター音である板南線C321型の独特なシーメンスGTO-VVVFは健在で、これを聞きたくてわざわざ迂回してきたようなものであるが、C321型は機器更新で徐々にこのモーター音を鳴らす車両は減らしつつある。音鉄の皆さん訪台は今のうちだね。
さて西門站で降りて向かったのは台北天后宮。ここは15年前の出張時にも来たことがあり、街並みに突然廟が出てきてびっくりしたところである。


廟の周りに店が並んでいるのでこうなっているのであり、中に入ると全景を望むのは難しいが立派な廟が建っている。



15年前はここで満足してしまったのだが、実はこの台北天后宮は日本統治時代は弘法寺という寺があった場所で、戦後天后宮が移転してきたそうなのだが、なんと弘法大師も引き続き祀られているのだそうだ。前回は見なかったので境内を探してみると…


2か所、弘法大師像がありました。宗教の垣根を越えて現在も弘法大師を祀ってくれている台湾の皆さんには本当に頭が下がる。
日本統治時代の面影を感じさせる西本願寺跡
降りしきる雨の中、少し南にある公園へ向かう。ここは日本統治時代西本願寺があったところで、今は西本願寺広場として整備されている。



本殿があった場所は戦後火災で焼けてしまい台座しかないが、輪番所などが今でも残り、鐘楼も再建されている。日本統治時代の史跡をきちんと残してくれている台湾の人たちは本当に素晴らしいですね。西門の中心部からはやや離れているのでこれまで行く機会がなかったのだがやっと訪れて満足です。
台北ランタンフェスティバルへ
毎年1月末から2月半ばにかけて台湾ではランタンフェスティバルが行われている。昨年は台南で行われていてそのおこぼれを味わうことができた。
今年は桃園で行われているのだが、台北でもここ西門から北門のあたりにかけて2025台北ランタンフェスティバル(台北燈節)が行われているそうだ。

なので夜、会食を終えてホテルへ帰る前にちょっと立ち寄ることにした。幸い夕方には雨も止んだのがありがたい。





北門站から地上に出ると、おおぅ、趣向を凝らしたランタンたちが並んでますね。ヘビ年なのでヘビ、そして台湾の名所などと組み合わせたランタンが多くて面白い。コンテストやってるようだけどどの賞の展示もレベルが高くて素晴らしい。


歩道橋では地元の小学生のランタンが照らされていた。どれも一所懸命さが感じられるデザインて良かったです。




台北の姉妹都市展示エリアはさすがに日本が多い。日本の観光スポットや伝統文化をあしらったランタンは見ごたえがある。

この青を基調に樹々に花が咲き実をつけようとしているクールな展示は、GLAYのTeruが監修したランタン「等待豊収的樹(実りを待つ樹)」だそうだ。

そんなわけで今回は見れないかなぁと思っていたランタンを堪能して最高でした。
京樺牛肉麺水餃専売店で牛肉麺の夜食
ちょっと小腹が空いたので、ホテル近くで何か食べれるものはないかんぁあと思って、近くの牛肉麺屋さんへ行くことにした。


牛肉麺は物価上昇に円安のダブルパンチで、ホテルの近くで検索すると200元=1000円超えもする高級品になってしまっている。そんな中ここ林森北路から少し脇に入った場所にある京樺牛肉麺水餃専売店は170元と比較的良心的な値段で提供してくれている。屋台っぽい屋外の質素な場所で牛肉麺をすする。肉はゴロゴロしてて旨かった。これぞ台湾だね。
台湾の皆さん今回もお世話になりました
今回は出張なのでどこか遊び歩くことはなかったけど、それでも台湾は本当に過ごしやすい。仕事でもいろいろとお世話になり、感謝しっぱなしである。日本人として台湾の皆さんに少しでも恩返しをしなければならないなと、15年前も感じだけど改めて感じた今回の出張でありました。また近いうちに台湾にプライベートでも行こうと思います。