永康街は小さいがお洒落な店が集まっている。 チャイニーズな服や雑貨を扱っている繍花房という店でお土産を少し買い、再びタクシーに乗る。
向かったのは敦化南路と仁愛路の円環。南国らしく緑豊かなロータリーであるが、目的地はロータリーに面したビルの12階。
台湾に来たらぜひともやりたいのは足裏マッサージ。 ただし足裏マッサージの店が集まるのは中山北路や松江路が中心で、今いるいわゆる東区と呼ばれるショッピングエリアは意外に少ない。 とはいえわざわざそのためだけに戻る時間もないのでいろいろ探した結果、この十足健康という店が安く庶民的でよさそうだったので行ってみた。
ここはガイドブックに載ったり載らなかったりというレベルの店であるが、今は亡き日本アジア航空のタイアップでもあったようで、看板には志村けん、金城武の文字も…。
時間があれば全身もやりたかったのだが、何としたことか先客がいて15分近く待たされた。 そんなわけでやむなく足裏30分コース(500元)をやってもらう。 最近エレベータ自粛で階段をよく使っているからか、結構痛かった。 が、ツボの図と比較すると痛いところとそうでないところがはっきり分かれて興味深い。 定番の肩、目、腰といったところはもちろん、坐骨神経痛とまで言われましたけど…。
まあ、スッキリしました。観光客相手って感じもなく結構オススメです。
で、時刻は16時。 残り時間は1時間といったところ。 このエリアは忠孝復興站にさえ行けば3駅で松山空港に行けるので、ギリギリまで買い物をすることにしよう。
まずは定番の誠品書店で台湾の地図を買ってみた。 そのあとは徒歩で忠孝敦化站駅方面へ。
金曜夕方ということもあって人通りも多い。 日がだいぶ差してきて、夏の夕方という感じだ。
まずここのウェルカムスーパーで食料品を調達。 続いてそごうで子どもの買い物をしようと向かうが、当たり前だけど日本のものばかりでなかなか良いものがない。 このエリアは最先端のショッピングエリアであるが故、いかにも台湾!ってゲテモノが少ないんですよねぇ。
とはいえ、空港から遠いエリアで時間を気にしながら買い物をするのが嫌だったので、ここを最終目的地としたのだが…ああ、時間がないっ! 仕方がないので台湾ぽくないがカワイイ服を買って、忠孝復興站のMRTショップでパンダのTシャツを買ったら…ああ、もう17時!
ジカンニ、カギリガ、アリマス…
本当は微風広場裏の百果園というところでジャムを買ったり、民生東路の美味しいパイナップルケーキ屋、微熱山丘へ行ったり、そして台北牛乳大王で好物のパパイヤミルクを飲んだり…と、沢山計画していたのだが、全部断念。無念。
総括すると、7時間では見る、食べるだけならいいけど、遊ぶ・買うまで入れるとなかなか厳しい。 まあ、所詮日帰りなんだから海外に行ったことを会社に公言しなくても何とかなるだろうし(!?)効率よく買い物をすれば十分日帰り台湾は楽しめることは実証できたと思う。
忠孝復興站から再び文湖線に乗り、今度は北上。
中山国中站を超え、右カーブを抜けると松山空港の滑走路が一望でき、スポットには既に復路のCI222便の姿も見えた。
地下駅の松山機場站へ到着。
地上に出ると目の前は第1ターミナルである。 いや、ホント松山空港は便利! 何しろ18時15分発の国際線に乗るのに17時まで買い物ができるんだから…。
ということで、慌しいが充実した台湾日帰り旅行も終わりが近づいてきました。