五条駅まで歩いておけいはんで東福寺駅まで行く。次の目的地は東福寺である。
多くの観光客がそうだと思うが、私もなかなか洛南地区へ足を伸ばしたことがなく、今日はこっち方面へ行こうと思う。
先ほどの東山界隈の喧騒はどこへやら、東福寺は訪れる客も少なくとても静かであった。
境内を流れる三ノ橋川がちょっとした渓谷となっていて、市内とは思えない豊かな光景を作っている。その渓谷を渡る通天橋は紅葉の名所であるが、この時期も新緑が鮮やかでこれもまた見事であった。何より人が少なくてじっくり見れるのが嬉しい。
上層部に楼閣が乗った造りが特徴の開山堂は、左手が市松模様の枯山水、右手は池庭と異なる様式が調和した庭を手前に構えている。
見事な演出に、しばし佇んで物思いにふける…。
本堂の近くにある方丈にも立ち寄る。東西南北に特徴的な庭を構えている。
苔と角石が市松模様となっている北庭。自然と調和した幾何学模様が印象的であった。
方丈の枯山水は海に浮かぶ島をイメージした開山堂とはまた違ったイメージを持ち、これも素晴らしかった。 なお東福寺は嫁が紅葉シーズンに訪れている。そのときの写真はこれ。
人は多そうだけど、この時期にもまた行ってみたいなと思う。