快速白い砂号で3連休は房総へ行こう!
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かつて自分にとっての夏の風物詩といえば、時刻表の黄色いページの房総夏ダイヤと、113系の快速「白い砂」「青い海」であった。
「白い砂」「青い海」は、中断や名称変更などありながら1998年まで運行されていたが、総武快速の113系撤退とともに消滅してから早12年。いよいよ房総ローカルの113系も先が見えてきた今年、往年の113系でリバイバルとあいなりました。
これは乗らんといかんでしょうということで、もちろん参戦。ショートトリップの出発であります。
白い砂1号の始発駅は両国。総武快速時代を考えると東京地下駅始発の方が懐かしいのだが、滅多には入れない列車ホームに入れるのはまた楽しい。
発車20分以上前だというのに自由席は行列ができていた。完全なヲタ電車かと思ったが自由席は思ったよりも一般客が多い。
ま、夏休みのど真ん中でそういう客がいなかったらもう千葉のJRもおしまいっちゃおしまいなわけだが…。
さていよいよ113系の登場です。
今日の編成はS71編成。6両編成と往年の11・15両に比べると寂しい限りだが、オール1000番代なのが総武快速線らしくて素晴らしい。
ヘッドマークも往年のものとは形が違うらしいが、昔懐かしい感じで良い。
もっとも個人的には80年代末期に使われていた絵入りHMのほうがリアルで見ていたので良かったのだが。
方向幕は味気ない「臨時」…。
うーん、ちゃんと「館山」にしてほしかったな。
全面幕も臨時だったし。「快速」か「横須賀線―総武線」(これはやり過ぎか…)にしてほしかった。
定刻7:53に出発。
さてこの白い砂1号、やはり見どころは99年12月3日の113系最終日以来、11年ぶりに総武快速線を113系が客扱いするところであろう。
久々のMT54モーター音を聞きながら総武快速線を走るのはもう最高!懐かしい。昔は毎日乗ってたなあ…。
欲を言えば、中途半端に通過するので途中途中徐行運転するくらいなら、ちゃんと快速の停車駅に全部止まってくれるとありがたかったけど、それは贅沢というもので、いやあ人生長く生きているといいことありますな。
千葉、蘇我と止まり、外房線へと入っていくが、停車中に自由席の様子を見ると大混雑!
景気の良い話と言えなくもないが、これは自由席が2両しかないからで、一方で4両ある指定席はこんな感じでガラガラ。満席という話だったが、半分くらいしか乗ってなかった。
恐らく指定券だけ買って乗らない奴らが多かったのだと思うが、これはまずいでしょう。立たされている一般客からクレームとかなかったのかしらん。
放送で「変更はできません」とか言ってたけど差額払わって座らせた方が良かったような。6両まんべんなく乗せれば全員座れたんじゃ?
せめて自由席を2両じゃなくて3両にするとか、8両編成にするとか、乗車整理券にして空き席は千葉から開放とするとか、もっとやることがあったような。JR千葉支社もヲタ以外に乗らないと思ったんだろうか。大失策だな。
一応113系は2012年まで残るらしいので、来年実施するなら考え直してもらいたいところ。
外房線自体はまだ113系が走っているし、年1回くらいは乗っているので懐かしさはないが、この白い砂1号、蘇我を出ると茂原、大原と大網、上総一ノ宮ですら通過するという豪快な走りで快走する。今や全列車停車となった鎌取や土気を通過するのも愉快で楽しい。
結局、自由席の混雑は御宿、勝浦で結構な下車があるまで続いたようだ。
勝浦からは海を見ながら進む。やっぱり房総は夏だね。
しかし…窓が汚い!
思わず窓を開けたいところであったが2chとかで「窓開け厨氏ね」とあったので我慢するが、こりゃもう少し綺麗にしなきゃだめでしょ。海がよどんでますぜ。
と、あれやこれや注文をつけはしたが、やっぱり113系の白い砂号は最高であり、JR千葉支社には感謝しなければなりませんな。
何故かこの白い砂1号は8/1までは館山行(青い海号を運転しないからか?)安房鴨川から内房線に入ります。
実は館山から安房鴨川までは既に日中113系が走らなくなっているようで、その意味では有り難い存在らしい。この区間を209系とかで走るのは正直勘弁だなあ。
千倉まで海と並走し、内陸部へ入ってラストスパート。
定刻10:50に館山へ到着。3時間のショートトリップは無事終了。
いやあ、良かったです。
最後は写真撮影大会。
ホント、113系と同じ時代に生まれ楽しめることを幸せに思います。
40年一日だった房総の113系も残された時間もあとわずか。日々大事にしなければ。