たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

ドイツ旅行記4:ベルリン半日観光

12月16日。今日はベルリンを散策し、Zoo駅15:26発の列車でドレスデンへ向かう。

まずウンターデンリンデンへ行って、有名なカフェ・アインシュタインで食事をしてからブランデンブルク門で記念撮影。

Cafe EINSTEIN Stammhaus - Homepage

今日は朝から冷たい雨が降ったりやんだりするあいにくの天気であったが、一瞬だけ晴れ間がのぞいてきた。ちょっと嬉しい。

その後、連邦議会議事堂へ向かうも、こんなめちゃめちゃ寒くても長蛇の列で諦める。

次に向かったのは、2005年5月にできたばかりのユダヤ人犠牲者記念館。 Foundation Memorial to the Murdered Jews of Europe - Stiftung Denkmal für die ermordeten Juden Europas ブランデンブルク門のすぐ裏手にある広い敷地に、2711基の石碑が並んでいる。こんな都心のど真ん中にこういった追悼施設があるというのに驚く。

入口はベンチのような造りだが、進んでいくとものすごく大きく深い造りになっている。

コンクリート製の石碑は特に何かの意味があるわけではないそうだが、厳粛な気持ちになる。

続いて地下にある情報センターを見学。 ドイツのユダヤ人への迫害の歴史について、家族・個人を中心としたこれまでとは違った視点で解説している。

一番印象に残ったのは、名前の部屋という、ユダヤ人の名前と略歴を延々と読み上げる部屋。 全て読み上げるには6年7ヶ月もかかるという。

日本の戦争責任とは全く意味合いがことなるので、一概に日本のやり方が良くない、あるいはドイツの手法がいいとは思わないが、いろいろ考えされる施設であった。

さて続いて向かった先は、来年1月に取り壊される共和国宮殿。 重厚な造りのベルリン大聖堂の隣にある。ベルリン大聖堂には行ったことがありながら全く気づかなかったのだが、東ドイツが作った無骨な東欧建築物である。

アスベスト問題で取り壊されることになったのだが、今となってはこんな無粋な建物であっても取り壊しを惜しむ声も多いという。 なるほどいかにも旧東ドイツを象徴するような風景でちょっと取り壊しはもったいない気もする。 この建物の前のシュロス広場にもクリスマスマーケットがあり最後のはなむけとなっていた。

もっとも、ここは13時オープンなので、広場には入れず。 クリスマスマーケット期間はオープン時間外には広場に入れないことが多く、ちょっとどうかなあと思う。

ここはアトラクションの多いマーケットのようで、観覧車やジェットコースターもあったが、観覧車は吹きさらし。良ければ13時に再訪して乗ろうかと思ったが、こんな寒いのにとても乗れないだろうと思って断念。 ドイツ人はこんなに寒くても乗るんだろうか…。

次にヨーロッパで一番美しい広場といわれるジャンマルメン広場を通る。 ここでもクリスマスマーケットが開催されており、店を見ながら進む。

しっかし、寒いです。。。 風が強いし、時々みぞれ交じりの雨が降るし…予想以上に寒かった。

最後に、チェックポイント・チャーリーの壁博物館へ行った。

Home - Wall Museum - Museum Checkpoint Charlie

嫁がベルリン始めてなので、と思って行ったのだが、相変わらずこの博物館は高い割には展示物もわかりづらいし大して面白くもなかった。

ベルリンの壁崩壊から16年。もう昔の面影も全くなく、それはそれでいいけれど、東欧革命の動きや、報道官の言い間違えであっけなく崩壊してしまったベルリンの壁など歴史的にも面白いと思うので、こういう動きをもっと細かく説明してくれるところがあればいいのにと思った。

以上でベルリン観光はおしまい。 KaDeWeで買い物をして、慌しく15:26発のプラハ行ECに乗りドレスデンへ向かった。