たまの日記

最近は弾丸旅行ばかりです。

アジア周遊リアルタイム旅行記12:NH902の何ちゃってファーストクラスで帰国

いよいよ日本へ帰国するときがやってきた。

帰国便はシンガポール・チャンギ国際空港23:35発のNH902便成田行であるが、まだ出発の7時間前ということもありチェックインカウンターも開いていなかった。

しばし空港を見物して、夕方になるのを待ってMRTで市内へ向かった。

いつ見ても美しいラッフルズホテルを見ながら、裏手のパルビスストリートへ向かう。

ここは古くからの街並みであるが内装をおしゃれに改装したレストランやショップが集まる地域である。

この中に昔からのスタイルを守り続ける「逸群」というチキンライス屋があり、ここで最後のチキンライスを食べることにした。

入口はシックな造りであるが、中は大衆食堂のごとく人でごったがえしていたのが驚きであった。

今日は日曜の夜であり、家族連れが多かった。何とか空いている席を見つけチキンライスを注文。

透き通るようなチキンの味と、チキンエキスがたっぷり含まれたライス、濃厚な味のスープが見事にマッチしていておいしかった。

満足した後、オーチャードのDFSでお土産を購入し、チャンギ空港へ戻る。

さて私は知らなかったのだが、スターアライアンスゴールドメンバーはプレミアカウンターという優先チェックインカウンターでチェックインをするらしい。

いやあこういう優遇を受けれるのは、上級会員ならではである。

前にも書いたように、今日のNH902便はB747-400なので、ファーストクラスがビジネスに開放されている。事前には取れなかったので交渉してみたところ、窓側ではなかったが無事に席を確保できた!(^o^)

ということで今回のラストは何ちゃってファーストクラスでの帰還になる。

まだ2時間以上あったので、土産物屋をひやかしつつ、ラウンジへ向かう。

シンガポールといえばシンガポール航空のシルバークリスラウンジが有名であるが、ここはスタアラゴールドでは入れず、ANA利用者は入れない。なのでおとなしく指定されたsignetへ行った。

signetはゲートの上階の奥、屋根裏部屋のような位置にあった。ClubANAラウンジとsignetラウンジで分かれていたので、signet側へ。

エバー航空との共同ラウンジであるが、中は窓もないし狭い…。食事は多少はあったが、先ほどのゴールデンラウンジに比べると…。

www.tamazo-diary.net

また下の階では無料でインターネットで接続できるはずであるが、ここは逆にダイヤルアップでしかつなげられないのが痛い。

まあやることもなかったし、明日の会社の準備もあったので、ここでしばらく過ごした。

そう、明日は朝から会社なのである…。本当は朝帰って一日のんびりするつもりだったのだが。

これだから深夜便は好きではないのだが、ファーストクラス席を押さえる日程がここしかなかったので、やむをえないところである。

さて時間が来たので搭乗口へ向かう。

今日の機材はB747-400、JA8958号機。C席の多いNewStyle機材であった。

早速ファーストクラス席へ行く。夢にまで見た(…ことはないけど)紛れもないファーストクラスの席である。プライバシーを重視した個室タイプの小部屋になっていて、快適そうだ。

定刻より少し早く出発。夜食を食べると就寝の時間である。
せっかくの設備を使い倒したいところであるが、寝ることにした。

でもファーストクラスの最大のメリットは、座席がフルフラットになることである。これは素晴らしい。ビジネスクラスはフラットにはなるけれど、斜めなのでどうしてもずり落ちてしまい、よく寝られないのだが、これは完全なフラットであり、また幅が広いので寝返りも打ち放題である。

一応ビジネスクラスなので、本当のファーストクラスで出てくる羽毛布団はなく、ビジネスのブランケットだけだったのがちょっと残念だが(…ってエコノミーの料金しか払ってない私が言える立場にはないけど)、それでも快適である。

初めて機内で熟睡することができた。

しかし、あっという間に起床の時間である。時刻は朝の6時半。寝られたのは3時間ちょっとというところだ…。

これがフルフラットの状態である。

朝食は至ってシンプルであったが、昨日から何か出る度に食べていたので、半分くらい食べてあとはパスする。

しかし毎回思うのだが機内で出るオムレツというのはかちこちでおいしくないと思う…。なかなか半熟状態で出すというのは難しいと思うけど。

残りわずかな時間であるが、ポジションをリラックスポジションにして、ゆったりとくつろぐ。

朝の日差しを浴びるファーストクラスキャビン。さすがに指定買いが多いのかAコンは満席であった。

一方本来のビジネス席はご覧のようにガラガラであった。うーん、普段の欧州線もこのくらいガラガラだったら嬉しいのに。

エコノミーは8割方埋まっていたけど、収益源のビジネスがこんな状態だとシンガポール線は結構厳しいのかなあ(しかもそのビジネスをアップグレードで乗る私みたいなのもいるし…)

そんな感じで、あっという間に飛行機は成田空港第2ターミナルに到着。時刻は7:30。ほぼ定刻であった。

現実に引き戻され、京成特急に乗り、一旦自宅へ戻って着替えた後、会社へ向かった。家に着くまでは眠くなかったが、さすがに午後からは眠くてつらかった…。

ということで、リアルタイム(後半はそうでもないけど)旅行記はおしまい。ローカルフードと飛行機乗りまくりという観のある旅行であったがなかなか楽しかった。

でも暑いのにはまいった…。香港とかはやっぱり冬に行くのがいいんでしょうなあ。シンガポールとマレーシアはどうしようもないけど。

まあ今回の旅行でまたマイルが貯まったので、次回は寒いところへ行こうと思う(クリスマスのドイツとか…ぼそっ)